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このページでは「Heart of Iron U(ハーツ オブ アイアン2)」の基本的なゲームの進行方法を、初心者向けに一通り説明しています。 概要説明のページにも書きましたが、このゲームはとにかく用語・単語が解り辛いです!! そのためこのサイトでは、あえてそうした解り辛い用語を解りやすい一般的な用語に訳しながら解説します。 よって、ゲーム中に出てくる用語とは違う言葉で説明している部分も多いのでご了承下さい。 例えば、このゲームでは土地のことを「プロヴィンス」と言います。 陸軍の戦術のことは「陸軍ドクトリン」と言います。 でも、「土地」や「領地」、「陸軍の戦術」と言った方が解りやすいわけで、そのため「○○の土地(○○プロヴィンス)」というような注釈付きの言い方で説明を行います。 |
こういった説明の仕方は賛否あると思いますが、このサイトは初心者や歴史・軍事に詳しくない人でもわかる事を優先します。 |
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さて、まず始めによく出てくる用語をいくつか解説しておきましょう。 簡単な言葉をわざわざ難しい専門用語で説明しているのがこのゲームですが、意味が解れば何のことはありません。 ●プロヴィンス 土地の事。 世界地図はこの土地(プロヴィンス)で細かく分けられており、各部隊はこの土地単位で移動や占領を行う。 ●ドクトリン 戦術のこと。 「陸軍ドクトリン」と言えば陸軍の戦術、「空軍ドクトリン」と言えば空軍の戦術の事を指す。 戦術(ドクトリン)の研究を行えば、部隊が強くなったり移動速度が速くなったりする。 ●IC 「工業力」「生産力」の事。 「インダストリアル・キャパシティー」の略。 部隊を生産するのに必要で、たくさんあれば、たくさんの部隊や施設を一度に生産できる。 ●TC 「輸送力」の事。 「トランスポート・キャパシティー」の略。 限界量を超えると補給(ダメージや指揮の回復スピード)が遅くなる。 |
「土地」や「領地」と書かず、わざわざ「プロヴィンス」と言う所がこのゲームらしい。 ちなみにプロヴィンスとは「州」のこと。 でも○○州という言い方自体、日本では一般的じゃないしねぇ。 「ドクトリン」は軍事・政治用語で、「考え方」「基本原則」という意味があるのですが、そんな難しいことは考えなくていいです。 |
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●指揮統制値 他のゲームで言うところの「士気」なのですが、このゲームでは「士気」が別に存在するのでややこしい。 「部隊が活動できる力」で、戦闘時に減っていき、なくなると行動不能、全軍の指揮統制値がなくなると撤退となる。 何もしないと徐々に回復していくが、補給が滞っていたり、移動困難な場所を進んでいると下がっていく。 このサイトでは単に「指揮」と書く場合もありますのでご了承下さい。 特によく出てくる難しい用語は以上です。 他にも色々な用語がありますが、そう言ったものは攻略ページなどで個別に説明していきます。 |
まあ、「指揮統制値」=「士気」という考え方でもいいです。 このゲームの「士気」は「指揮統制値」の回復力に関わりますが、あまり気にしませんし。 |
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ゲームの流れ・内政編 | |||
さてゲームの基本的な流れですが、部隊を敵国に移動させて進攻を行いつつ、技術開発や生産を設定しておく、という形になります。 部隊の移動や操作方法は後で説明するとして、まずは技術研究や生産などの「内政」について簡単に解説しましょう。 (詳しい解説は他のページで行います) 技術研究や生産、外交の画面は、ゲーム上部の「タブ(しおり)」をクリックすれば表示できます。 左から「諜報」「技術」「生産」「外交」「統計データ」がありますね。 |
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「諜報」はスパイを潜入させて敵国を探ったり、工作を行ったり、敵国のスパイを捕まえたりします。 ここはやりたい事を選択して「OK」ボタンを押すだけで実行されますので、特に難しいことはありません。 とりあえず自分の国に「スパイ潜入」を何度か行ってから、「防諜活動」を行い、他国のスパイを一掃しておきましょう。 そうしないと、何か「ヘンな事」をされたりします。 ^^; 他国へのスパイ潜入は、その国との外交関係を悪化させる危険があり、お金もかかりますのでご注意下さい。 |
他国へのスパイの潜入はなかなか成功しません。 お金も使うので、最初は防諜活動だけやっておけばいいでしょう。 |
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「技術」は研究したい技術を選択後、研究させる「研究チーム」を選んで行います。 研究チームの得意分野が研究内容と合っていると、研究速度が速くなります。 「スキル」も高い方が研究が速いのですが、スキルよりも得意分野を優先した方がいいでしょう。 最初のうちは何を研究していいのか解らないと思いますが、このゲームの軍隊の基本は歩兵なので、とりあえず「歩兵」の技術を開発しておきましょう。 あとは「産業」の研究で、生産力などをアップさせる研究を行っておいてください。 まずは国作りですね。 ただし、「史実での年」という部分に注意して下さい。 史実で実用化された年代よりも早くその技術を作ろうとすると、研究速度が大幅に低下します! 1年や2年先の技術の研究ならまだ我慢できますが、3年先ぐらいの技術を先に作ろうとするとメチャメチャ研究速度が遅くなるのでご注意を。 オススメとしては、歩兵の研究、陸軍ドクトリン(陸軍の戦術)、戦術爆撃機とその戦術(空軍ドクトリンの戦術爆撃機に関連するもの)、暗号解読技術、生産力をアップさせるものなどです。 |
画像は日本の研究チームの皆さん(の一部)。 大国の研究チームは優秀ですが、中小国になると低スキルのチームが1つだけ、とか言う場合も… 研究画面は、最初見たときは難しそうな語句が並んでいて「うげっ」と思いますが、研究したい項目を選んでチームを選ぶだけなので、実際には簡単です。 |
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「生産」は軍隊の生産だけでなく、物資の生産や部隊の改良、物資輸送なども行うので、非常に重要です。 細かい設定は「委任(自動設定)」も出来ますけどね。 画面左上の「師団」や「航空団」のボタンを押し、作りたい部隊を選択する事で、その部隊が生産リストに並んでいきます。 あとはほっとけば、少しずつ部隊が作られていきます。 その場でポンと完成はしません。 しばらく時間を進めないといけないわけですね。 生産中には必要なだけの資源や工業力を消費し続けます。 当然、資源などがないと生産は滞ってしまいます。 また、部隊を作るには「労働力」というものも消費されます。 労働力も、生産用の資源・材料の1つと考えてしまっていいでしょう。 歩兵などの部隊には、「旅団」を付属できます。 これは追加装備やオプション(付属品)みたいなものです。 つけるとその種類に応じて戦闘力などがアップするのですが、そのぶん生産に必要な工業力(IC)が多めになるのでご注意を。 部隊や旅団の特徴・性能は、「部隊リスト・陸軍」「部隊リスト・空軍/海軍」のページで説明しています。 生産時には「連続生産」と「並列生産」を選ぶことができます。 連続生産は例えば5にしておけば、その部隊を5つ作るまで生産し続けるというもので、2つ目以降は作るのがだんだん早くなります。 並列生産は例えば3にすると、3つの歩兵を同時に生産開始します。 同じ日に3つの歩兵がまとめて完成しますね。 ただ、3つ同時に作っていれば当然工業力は通常の3倍必要になります。 部隊(師団)が完成するとその報告が出て、「未配置部隊」にストックされます。 未配置部隊は本国の土地(本国プロヴィンス)に、好きなときに配置できます。 ただし領土が広がっても、配置できるのは本国のみです。 |
生産は、完成までしばらく時間がかかるのがポイント。 歩兵は早く出来るのですが、戦車などはなかなか完成しません。 空母や戦艦になると1年以上かかったりします。 連続生産とか並列生産とかややこしいですが、要するに何個作りたいか、何個セットで完成させたいかを選ぶだけです。 |
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生産画面では、工業力の割り当て、物資の輸送、貿易の確認なども行えます。 解りにくそうですが、物資の輸送は基本的に自動(委任)、物資の収支や貿易の確認も表示だけですので、基本的には工業力の割り当てを行うのみですね。 工業力の割り当て(生産スライダーの調整)は、要するにどの分野をどれだけ優先するかを調整するものです。 消費財を優先すれば国民の「不満度」が下がりますし、物資を増やせば物資がたくさん作られます。 生産が必要量ないと部隊の完成が遅れますね。 この工業力の調整も「委任」で自動に出来ます。 慣れていないうちは「委任ウィンドウ」で完全にコンピューター任せにしても構わないでしょう。 状況に応じて調整してくれるので、無駄も省けますしね。 |
生産スライダーの委任は、古いバージョンだとあまりアテにならなかったようですが、最新版の「ハーツオブアイアン2・アルマゲドン」なら、かなりいい感じに自動調整してくれます。 よって、何かの優先事項がない限り、委任でコンピューター任せにしてもいいと思います。 |
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「外交」の画面では、なにやら難しい語句と難しそうなおじさん達が並んでいて、非常に難解そうな印象を受けますが・・・ ここでやることは簡単です。 外交のコマンドは画面右上に並んでおり、「友好度を上げる」とか「貿易を提案する」とかの解りやすいものばかりなので、特に悩むことはないでしょう。 画面下に並んでいる顔ですが、これは各分野の政治家です。 それぞれの政治家に国家に及ぼす影響が設定されていて、それはカーソルを合わせると表示されます。 「歩兵の生産が早くなる」とか、「戦車が強くなる」とか、「工業力が増える」とか、色々な性質があるので自分の好みの人に変更しましょう。 ただし、変更を行うと国民の不満度が上がるので乱用にはご注意。 また、「国家元首」と「政府首班」のみ勝手に変更できません。 画面右下には「政策スライダー」というものがあり、「民主的」とか「政治的右派」とかの政治用語が書かれています。 これは調整することで、国民の不満度の上昇が低めになるとか、収入が増えるとかの影響があります。 例えば、民主主義だと反乱が少なくなりますが、自由に宣戦布告などが出来なくなります。 独裁的だと逆です。 ただし、この政策スライダーは1年に1度、ちょびっとしか調整できません。 国の体制は簡単には変えられない訳ですね。 まあ最初のうちは、あまり気にしなくてもいいでしょう。 慣れてくると戦略的に利用できます。 また、政策が近い国同士は友好度が自然に上がっていきます。 |
画像はドイツの皆さん。 ちょび髭の総統がいますね。 他国との外交関係や国の大臣、政策などはイベントによって変動する場合もあります。 例えば日本の場合、序盤に発生する「2.26事件」というイベントで一気に独裁国家に変貌、大臣も大幅入れ替えとなります。 他にもランダムイベントで首相交代とか言う事もあるので、勝手に変わる事がある点に注意しましょう。 |
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ゲームの流れ・移動と戦闘編 | |||
部隊の移動と戦闘を説明する前に、マップ画面の切り替えについて説明しておきましょう。 画面左下にある世界地図の下の小さなボタンは、メインマップの表示方法の切り替えを行うものです。 どんな表示方法になるかは、カーソルを合わせると表示されます。 また、世界地図の右にある「+」と「−」のボタンで、メインマップのズーム(表示範囲)を調整できます。 最初は一番左の「地形」のマップモードになっていますが、普段は左から2番目の「政治」のモードにしておきましょう。 政治のモードにしておくと、地図が国別に色分けされます。 地形モードにすると山や森などの地形別に色分けされますが、地形は土地をクリックすることでも絵で表示されます。 他はあまり使いませんが、天気は(晴れ以外の)天候がアイコンで表示される「天候モード」でないと確認できないのは憶えておくといいでしょう。 慣れてきたら他のボタンも試してみて下さい。 ミニ世界地図の明るいところと暗いところは、昼と夜を表わしています。 |
正直言うと、地形とか天気とか勝利ポイントとかは、切り替えしなくても一括して表示して欲しいのが本音です… でも普段は「政治モード」のまんまでも OK です。 |
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では、いよいよ部隊の動かし方と、戦闘について説明しましょう。 でも、このゲームの部隊(師団・軍団)の移動や戦闘は単純化されているので、特に難しい点はありません。 難しい点を挙げるとすれば・・・ 「操作方法」ですね。 スウェーデンで開発されたゲームであるためか、日本から見るとかなり独特な操作法で、最初は戸惑うと思います。 |
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部隊はマップ上の部隊(軍団)の絵を左クリックすることで選択されます。 そこに複数の部隊がいる場合はクリックするごとに切り替わります。 そして、移動したい土地(プロヴィンス)を右クリックすれば、選択されている部隊が移動します。 このゲームはターン制(交互に動かすシステム)ではなく、リアルタイム制(時間と共に徐々に移動していくシステム)です。 よって、移動先を右クリックで指定すると移動ルートが矢印で表わされ、部隊は少しずつ移動していきます。 到着するまで少し待たなくてはなりません。 今どこまで移動しているかは、矢印の色が変わっていくのでそれで判断できます。 なお、となりの土地までの矢印が長いほど、移動距離も長く、到着は遅くなると考えてください。 さて、1部隊(軍団)が移動するだけなら選択して右クリックでいいのですが、複数の部隊が移動したい場合は・・・ マウスをドラッグ(左クリック押しっぱなし)にすると、枠が現れるので、それで部隊を囲んでください。 これで囲まれた部隊が全て選択されます。 しかし、全部隊の半分だけを移動させたいという場合もあるでしょう。 この時は、まず部隊を囲んでまとめて選択した後、画面左に表示されるリストの中から移動させたくない部隊を SHIFT キー+左クリック して、選択から外してください。 そして、移動させたい部隊だけをリストに残してから、移動先を右クリックします。 |
時間の流れるスピードは日付のボタンを右クリックすれば選択できます。 左クリックだと一時停止です。 時間の流れは状況に合わせて調節しましょう。 移動時間は他にも部隊の種類や指揮、地形、その土地の「インフラ」などでも変わってきます。 戦車だと平地をブンブン走れますが、山岳地帯は山岳兵以外だとすごーく時間がかかります。 |
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一般的なゲームでは移動させたい部隊をクリックで選択しますが、このゲームでは全部選んだ後に、SHIFT+クリック で移動させたくない部隊を外してから、移動させる形になります。 日本から見るとかなり独特な操作方法なので気をつけましょう。 なお、まとめて選択した時に2部隊(2軍団)しかいない場合、一方を外すと、もう一方の詳細画面が表示されている状態(選択もされている状態)になります。 |
部隊(師団)の合流を行う際も、まとめて選んでから合流に含まない部隊を外し、それから合流ボタンを押します。 | ||
航空機や艦船も選択方法は似ていますが、まとめて選択する方法が少し違います。 航空機や艦船は、それが駐留している空港や港をまずクリックしてください。 すると空港なら飛行機の絵が表示されますから、それが表示されている状態で、SHIFT キーを押しながら枠で囲んでください。 (港の場合は絵は表示されませんが、港に輪っかが付いている状態で SHIFT を押しながら枠で囲んで下さい) これで、その空港や港にいる航空機や船がまとめて選択されます。 この航空機や艦船をまとめて選択する方法は、このゲームの初心者が必ず悩むところです。 よく憶えておきましょう! なお、移動先を CTRL キーを押しながら右クリックすると、細かい命令を出すことが出来ます。 この細かい命令を出す方法も非常に重要ですので憶えておいてください。(特に戦闘前) |
ホントに悩むところです。 このゲーム、もうちょっと操作方法が解りやすければね・・・ |
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さて、では戦闘の方法です! と言っても、このゲームの戦闘はすごく簡略化されています。 移動して、そこに敵がいたら戦闘開始です。 そして、戦闘はすぐ終わって結果が表示されます。 以上。(^^; |
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戦闘中に画面左上の「戦闘表示ボタン」を押せば戦闘の詳しい模様を見ることも出来るのですが、戦闘はすぐに終わるので、ボタンを押すのが間に合わない事も多いです。 それに戦闘の詳細を表示しても、作戦指示などが出来るわけではありません。 でも、戦闘前には時間の流れを遅くして、出来るだけ重要な戦闘は見るようにした方がいいでしょう。 戦闘画面では、各部隊の種類や戦力・指揮(指揮統制値)、そして戦闘に関係する様々な要因(夜か昼か、地形はどこか、天気はどうか、多方向からの攻撃があるか、将軍の統制は取れているか、その他もろもろ)が表示されます。 なぜ勝ったのか、なぜ負けるのかを知る重要な指針となります。 基本的には、普通に同じ戦力で戦うと防御側が有利です。 防御側には俗に言う「地形効果(山や森、市街地で守ると強くなる)」などが働きますし、他にも塹壕効果(守っている時間が長い部隊はこの効果で少し強くなる)が付いたり、悪天候や夜間の戦力低下も少なめです。 攻撃側は、それを上回る戦力で攻める必要がある訳ですね。 戦闘自体はすぐに決着が着きますが、その決着の要因を整えるのが、このゲームの重要な点となります。 |
基本的に戦闘はすぐに終わりますが、互角の状況だったり、防御側の守りが堅かったりすると長引くこともあります。 攻められてヤバイ!と思っても、粘れそうなら急いで救援を送ったり、航空機を支援に飛ばしたりすれば、助かることも多いです。 |
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攻撃時には、多方向からの集中攻撃を活用するのが有利です。 右の画像ように複数方向から同時に攻撃すると、防御側には戦闘力にペナルティーが付けられます。 具体的には、2方向から攻撃されると -10%、3方向なら -20% という様に、攻撃する方向が増えるたびに防御側の戦力が 10% ずつ減っていきます。 加えて、兵力が多いほど有利ですから、多方向から多くの部隊で敵を攻撃した方が有利になりますね。 その場から動かずに、隣接した地域の戦闘に参加する「支援攻撃」というものも存在します。 多方面から同時に攻撃を開始するには、時間を一時的に止める必要があります。 日付をクリックするといつでも好きなときに時間を止められますので、止めてから各部隊に命令を出しましょう。 これはこのゲームの基本と言えます。 |
逆に言うと、敵から集中攻撃を受けそうな場所に部隊を置くと多方向攻撃を受けて負けてしまいます。 このゲームでは基本的に突出は厳禁! |
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また、戦闘(主に陸上の戦い)で減少するのは、「指揮」(指揮統制値、緑色のバー)の方です。 兵士数などを示す「戦力」(オレンジ色のバー)の方は、このゲームではあまり減りません。 戦闘中、指揮がなくなった部隊(師団)は戦闘不可能になり、全軍の指揮がなくなったら(戦力が残っていても)自動的に撤退(敗北)となります。 でも、指揮(指揮統制値)は味方の領土に留まっていれば徐々に回復していきます。 こう言うと、「じゃあ敵部隊を完全に倒すことは出来ないの!?」という話になりますね。 ここで活躍するのが航空機です。 戦闘に敗れて退却中の部隊は、空からの攻撃に無防備になります。 ここに爆撃機で攻撃を仕掛けると・・・ 敵部隊の戦力はどんどん減っていきます! この、「陸の戦いで敵を敗走させ、空からの攻撃でトドメ」というのがこのゲームの基本戦略となります。 コレが解らないと、いつまで経ってもシーソーゲームになる可能性があります! |
現実の戦いでも、部隊が全滅するまで戦うという事はまずありません。 戦えなくなったり、勝ち目がなくなったら退くのが普通です。 例外は逃げ場所がない時。 このゲームでも逃げ場所がない状態で負けると、全軍投降で部隊消滅です。 |
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敵が敗走していなくても空から攻撃を仕かける事は可能ですが、敵に対空砲などがあると大きなダメージを受けてしまいますので注意して下さい。 それでも空からの攻撃を行うときは、「阻止攻撃」を使いましょう。 阻止攻撃は相手の「指揮」を下げます。 指揮がなくなれば撤退ですから、援護にはこちらの方が有効です。 陸上戦で勝利し、相手が指揮を失って撤退し始めたら、戦力にダメージを与える「地上攻撃」に切り替えて追い打ちをかけましょう。 もちろん航空機は敵に戦闘機があると、その迎撃を受ける可能性もありますけどね。 |
古いバージョンのハーツオブアイアン2では、地上からの対空砲火によるダメージは大きくありませんでした。 しかし最新版「アルマゲドン」では、対空砲火で航空機は大きなダメージを受けます。 |
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こうして生産や研究、進攻を繰り返し、「所属陣営の勝利」を目指すのがこのゲームの目標です。 勝利するには要するに、敵を倒して自国の領地を広げていけばいい訳ですが、いくつかの土地には「勝利ポイント」というものがついています。 終了日時が来た時点でこの「勝利ポイント」の合計が多い陣営が、最終的な勝者となります。 勝利ポイントは辺境地よりも大都市の方が多いので、重要拠点を抑えているほど勝利に近づきますね。 また、敵国を降伏させる(併合する)には、この「勝利ポイント」がある土地を全て占領することが条件となります。 逆に言うと、勝利ポイントがある土地だけ確保していけば、敵国の全領土を攻め落とす必要はない訳です。 勝利ポイントは「所属陣営の合計」で判断されるので、自国に軍事力がないのであれば、強力な同盟国の支援に徹してもいいでしょう。 必ずしも自分で敵を倒さなければならない訳ではありません。 もちろん自国が強国で、ゲームにも慣れているのであれば、自国だけでの世界統一を目指すのもアリです。 第二次世界大戦の「勝者」となるべく、ぜひ歴史に挑んでみてください! |
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※注意 最後に、日本語版 「ハーツ・オブ・アイアン2」 の注意事項を。 日本語版ハーツオブアイアン2をインストールしたフォルダには、「editor.exe」 というソフトが含まれています。 これはその名の通りのエディターで、将軍や政治家のリストなど、ゲームの内部情報を確認できるだけでなく、それらの編集も出来るというものですが、このエディターを使うとセーブデータやゲームデータが壊れる可能性が非常に高いです。 (このことは説明書や、付属の Read.me ファイルにも記載されています) よって、このソフトを使用する事はオススメ出来ません。 使うとしてもデータの確認のみに使用し、決してデータを変更して保存したりしないようにして下さい。 なお、元々このソフトは公式なものではなく、ユーザーによって作成されたものであり、あくまで「おまけ」として付属されているものです。 |
海外版の editor.exe なら大丈夫という情報もありますが、日本語版に海外版の editor を使用しても無事かどうかの保証は出来ません。 いずれにせよ使用は避けた方が無難ですね。 |
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