ハーツオブアイアン2
Heart of Iron II
  「ハーツオブアイアン2」の概要 outline
Heart of Iron Uハーツ オブ アイアン2)」 とは、スウェーデンの Paradox 社 が開発した、
第二次世界大戦の全ての歴史と国家を網羅した、壮大な戦争シミュレーションゲームです。

Paradox 社の正式名は、
Paradox Interractive.
通称「パラドックス社」。
heart of iron II第二次世界大戦の当時に存在した世界100ヶ国以上の好きな国家を担当し、この戦争を乗り越えていきます。
基本的には、第二次世界大戦の頃に存在した3つの陣営「連合国」「枢軸国」「共産国」のどれかに所属し、所属陣営の勝利を目指すのが大きな目標となります。

しかし世界中には様々な国が存在します。
中には大国に狙われ、風前の灯火の小国もあります。
こうした国の場合、目的は勝利よりも、世界大戦が終わるまで国家を存続させることになるでしょう。
このゲームの陣営の勝利はあくまで基本ルールに過ぎず、プレイヤーは自己の目標のために歴史に挑むことになります。
もちろん十分な力のある国なら、世界の大国を目指したり、「世界征服」を目論むことも出来ますね。


[連合国]
アメリカやイギリス、フランスなどの戦勝国。
[枢軸国]
主にドイツ・イタリア・日本による敗戦国。
[共産国]
ソビエトや中国共産党などの共産主義勢力。



heart of iron II「ハーツオブアイアン2」は一般的に、非常に複雑で難解なゲームとして知られています。
ゲームでは複雑な政治情勢が再現され、一般的でない歴史用語や軍事用語が飛び交い、専門的な戦術シミュレーション用語が乱発されます。

しかし、私はこのゲームをこう表現したいと思います。

このゲームのルールは、とても簡単です。
 シンプルな内容が、難しい用語で、
 極限まで解りにくくされているゲームです。

そう、このゲームのルール自体はそんなに難しくないのです。

「信長の野望」や「三国志」シリーズ、「大戦略」シリーズなど、多くの戦略・戦術シミュレーションゲームが登場している日本においては、他と比べて特別に難しいゲームとは言えません。
しかしゲームに出てくる用語がことごとく解り辛いために、一般に難しく、マニアックなゲームに思われているのです。

どうして解りにくい用語がわざわざ多用されているかというと、それは「第二次世界大戦」という時代の雰囲気を維持するためと、歴史シミュレーションゲームである以上、歴史用語は省略しづらいという事があると思います。
そして元々、このゲームは「ボードゲーム」の戦略シミュレーションゲームをベースとしているために、昔ながらのボードゲームの用語がそのまま使われているためです。
題材からしても、「大人のゲーム」と言えますしね。

しかし、このゲームは決して難しいわけではありません
必要な用語さえ理解すれば、内容的にはシンプルです。 理解する必要のある用語も、少しだけです。

それが解れば、世界中に多くのファンを持つこのゲームの奥深さと面白さをきっと楽しめる事でしょう!

メーカーやプレイヤーの側にも「解る人だけ解ればいい」みたいな雰囲気はありますね・・・

でも、難しい用語は無理に理解しなくてもゲームは出来ますのでご安心を。


HoI2 mapゲームの基本ルールは、簡単に言うと「マスの形が不定形の、リアルタイムの戦術シミュレーションゲーム」と言えます。
多くの戦術シミュレーションゲームはマップ上が六角形や四角形のマスで区切られていますが、このゲームは世界地図を元にした、不定形のマスで区切られています。
そのマスの上を、生産したユニットを移動させていきます。
移動したマスに敵がいたら戦闘ですね。
1つ1つの戦闘はすぐに終了し、結果が表示されます。

ユニットはマス目単位で動きますが、移動にかかる時間はリアルタイム(常に時間が流れている状態)で進行します。
しかし、その時間は好きなときに止められますので、あまり忙しくはありません。
むしろ、じっくりとプレイするゲームと言えます。
時間の流れ方も自由に調整できます。



一昔前の「信長の野望」や「三国志」の戦略マップで、大戦略をやる、と言うと解りやすいかな?


リアルな世界情勢が再現されているこのゲームは、スウェーデン発でありながら、世界中のシミュレーションゲームファンに支持されています。
あまりにリアルな情勢の再現により、このゲームが発禁になっている国も存在しますが、それだけ歴史の本質を突いたゲームだと言えます。
とは言え、「歴史をなぞるゲーム」ではないので、毎回トンデモない世界が作られたりもしますが。^^;

このゲームは 3D のリアルなグラフィックなどが使用されている訳ではないので、性能が低めのパソコンでも動作します。
(公式で公開されている推奨環境は、Pentium III 1.2GHz 以上、メモリ 512M 以上です)
(パソコンの性能については ゲームをやるためのパソコンアドバイス、および PCハードウェア初心者の館 も参考にして頂ければと思います)


戦争が激化してくると内部処理が多くなり、動作がやや重くなってくるので、CPU の性能やメモリの搭載量が多いに越したことはありませんが、それなりの性能があれば OK で、ノートパソコンでもプレイが可能です。

ぜひ第二次世界大戦の中で、独自の歴史を築いてみて下さい!


中国では発禁になりました。
中国が分裂状態になってたり、台湾やチベットの扱いが気に入らないらしいです。
中国らしいと言えば、中国らしい・・・