|
日本でプレイ中の「初心者レポート」、第2回。 史実通りの滑り出しにするため、スタートして1年間は生産と内政のみを行い「富国強兵」に勤めました。 そして 1937年、中国と開戦する歴史イベント 「盧溝橋事件」 発生! いよいよ大日本帝国は、長い戦争へと突入していきます・・・ |
第1回は こちら を。 |
||
いよいよ中国との戦争に突入した日本! なのですが・・・ 実はこのゲームの中国は分裂状態にあり、1つの「中国」という国はありません。 |
|||
真ん中に大きく「中華民国(中国・国民党)」があり、これが本体と言えますが、北には「シャンシー(山西軍閥)」と「中国共産党」。 南には「広西軍閥」、北東には「シーベイサンマ(西北三馬軍閥)」、南西には「ユンナン(雲南軍閥)」があります。 これらの中国の軍閥(軍隊の派閥)は三国志の如く相争っていますが、日本が中国に攻め込むと協定を結び「中華統一戦線」となって日本に対抗してきます。 さらに、不利になった軍閥はそれぞれ「中華民国(国民党)」に吸収されていきます。 とりあえず、日本の最初の敵は満州と国境が接している「シャンシー(山西軍閥)」。 でもここまでちゃんと軍備を進めていれば、シャンシーは大した敵ではないはず。 |
三国志風に場所を言うと、中華民国(国民党)が魏、広西軍閥が呉、ユンナンが蜀、シャンシーが遠紹、共産党が董卓、シーベイサンマが馬騰。 って、こんな表現は間違ってる!? ちなみに余談ですが、「中国・国民党」が「中華民国」という名前になっているのが、このゲームが現代の中国(共産党)で発禁になっている大きな理由じゃないかと・・・ |
||
進攻をする際は「支援攻撃」を使って、複数方向から攻撃をしかけるのが有利です。 一旦時間を止めて、進攻部隊で「攻撃」を選んだら、隣接した別の土地の部隊は「支援攻撃」を選ぶ。 支援攻撃側は移動せず、その場所に留まったまま戦闘に参加できるうえ、複数方向から攻撃すると敵の戦力が2方向からなら -10%、3方向からなら -20% と、10%ずつ減少します。 また、攻撃時には昼夜にも要注意。 夜は攻撃側は戦力が1/5になってしまいます!(-80%ペナルティー)。 防御側も戦力が下がりますが、戦力2/3(-33%ペナルティー)なので、攻撃側の方がかなり不利。 攻撃する時に敵領土をただ右クリックするのではなく、CTRLキーを押しながら右クリックするとコマンドメニューが開き、ここで攻撃開始時刻などを設定できるので、開始を朝にしておきましょう。 表示されている時間は「世界標準時(GMT)」なので、日本や中国だと 22:00 とかが朝になってたりしますが、昼か夜かは絵で表示してくれるので見ればわかります。 もしくは、画面左下にあるミニマップで昼と夜の移り変わりを見て、その地域が昼になった瞬間に時間を止めて、進攻を行いましょう。 (慣れたら時間を設定するより、ミニマップを見ながら攻撃した方がラクですね) |
|||
敵を敗走させたら、空港に待機させている「戦術爆撃機」を発進させ、敗走中の部隊に追い打ちをかけます! このゲーム、陸上戦で敵を倒しても相手の戦力(兵士数)はほとんど減りません。 指揮を失って撤退するだけです。 ほっとくと回復して戻って来ますが、空からの攻撃なら敗走中の敵に追い打ちをかけて戦力を大幅に減らし、そのまま壊滅させることも出来ます。 空軍に空爆命令を出すときは攻撃先を直接右クリックするのではなく、航空機を選択後、画面左上の任務の選択枠をクリックして、そこから「地上攻撃」を選んだ方がいいでしょう。 するとマップが地域別に色分けされます。 もしくは、先にマップ画面を「地域マップ」に切り替えてから空爆を行いましょう。 空爆は「その地域のどこか」に行われるので、狙ったところに空爆してくれない場合も多いです。 その地域一帯の敵を全部まとめて敗走させてしまうか、敵のいる場所が「地域」の1ヶ所や2ヶ所だけ、というところを狙って空爆した方が当たりやすくなります。 地域マップをよく見て、空爆しやすい場所を狙っていきましょう。 |
実際の戦争では、部隊が全滅するまで戦うという事はありません。 不利になったら撤退するのが普通であり、そのためこのゲームでは「指揮を失ったら撤退・敗走」という形になっています。 しかし敵部隊にトドメを刺せないと敵は増える一方なので、空からの空爆が必須となります。 |
||
なお、追撃に使うのは敵の戦力を削る「地上攻撃」の方です。 戦闘中の部隊の支援を行いたいときは「阻止攻撃」の方を選びます。 阻止攻撃は相手の指揮(指揮統制値)を削るもので、指揮がなくなれば敵は敗走になるので、阻止攻撃が戦闘の支援、地上攻撃が指揮を無くして敗走している敵の追撃用、と言えます。 敗走していない敵に空爆をしかけると、航空機側が手痛いダメージを負うこともあります。 敵が対空砲とかを装備していると特に痛いので、阻止攻撃で戦闘を支援する際には注意しておきましょう。 「地上攻撃」と「阻止攻撃」以外の攻撃や爆撃は、普段はあまり使いませんね。 |
ちなみに、空爆で敵部隊を壊滅(消滅)させると、戦車がスーッと消えていく絵が表示されます。 最初に見たときは「戦車がいたのか!?」と驚くと思いますが、単なる「全滅の演出」であり、ホントに戦車がいるとは限りません。^^; |
||
なお、爆撃機には「近接航空支援機」という近距離爆撃機と、「海軍爆撃機」もありますが・・・ 近距離爆撃機は強力ですが飛べる範囲が狭すぎて届かないことが多く、広い中国にはあまり向いてません。 海軍爆撃機は一応地上攻撃も出来ますが、本来は海で船を攻撃するためのものなので、地上で使っても大して威力ありません。 とは言え、遊ばせておくのももったいないので、最初からある海軍爆撃機に適当に爆撃させて、将軍の経験値を稼いでおくのもいいですけどね。 また、「近接航空支援機」は敵に届いて指揮も高いなら、確かに威力はあります。 「戦闘機」も本来は対空任務がメインですが、敵の航空機がいないときは地上攻撃させておくと無駄がないでしょう。 |
近接航空支援機を有効に活用するには、そのための戦術研究(ドクトリン研究)も行わなければなりません。 しかし最初は他にも研究したい事がたくさんあるので、そんなに手が回らない、というのもあります。 |
||
さて、シャンシー(山西軍閥)に総攻撃をしかけ、一気に敗走させて北京周辺を制圧した日本軍ですが・・・ その後、進軍が止まってしまいました・・・ 窮地に陥ったシャンシーはそのまま「中華民国」に吸収され、そして中華民国(国民党)の大部隊がこの地方の防衛に駆けつけてきます! さらに「広西軍閥」とか、「ユンナン(雲南軍閥)」とか、他の軍閥の部隊もどんどん救援に。 中国は人だけはたくさんいるし、この1年で結構歩兵を作っていて、兵力が大きい・・・ |
「人が多い=労働力が多い」という事になります。 中国は工業力は低めですが労働力が多く、歩兵もどんどん作ってきます。 |
||
そして何より、シャンシーの元首都「タイヨアン(太原)」の周辺は、地形が難攻不落です! 「タイヨアン(太原)」周辺は山岳地ですが、このゲームの「山岳」はすごーく防御力が高いだけでなく、移動にも時間がかかります。 山岳地帯に篭もっている敵を何とか撃破しても、山に移動している最中に反撃を食らって逆戻り、という事が多い。 加えてこの周辺は川も流れていて、「渡河攻撃」をすると攻撃側には大きなペナルティーが与えられます。 しかもこの「タイヨアン(太原)」、すぐ西に「中国共産党」が篭もっている要塞化した山岳地帯があって、中途半端な戦力でここを攻めるのはまずムリ。 逆に向こうはここから支援攻撃をしかけてきたりします。 ただ・・・ ここで進軍が止まってしまうのは、すでに1度目のプレイで解っていました。 最初のプレイではここでかなり戦いが泥沼化したし、今回も何度か進攻を試みましたがうまく行かなかったので、ムリはせず別方面から新たに攻めることにします。 その新しい進攻作戦は・・・ 上海・南京方面への強襲上陸作戦! |
山を歩兵で攻撃すると戦力-50%。 逆に守ってる方は戦力+25%。 生半可な部隊で攻めると反撃食らいます。 しかもこの辺、土地の形も守る側に有利なんだよね。 |
||
日本は海軍が強力なので、中国相手なら海はほぼ安全。 だから中国沿岸の好きな場所に上陸し放題だったりします。 新たに生産された歩兵部隊を輸送艦に搭載し、主力艦隊と共に上海沿岸に移動。 上陸はどこでも出来るわけではなく、土地情報画面に砂浜の絵()が描かれている場所(およびマップ画面を「地形モード」にして、三日月型の砂浜マークが付いている場所)にのみ実行できます。 上海周辺なら、上陸できる場所は多いです。 上陸時に敵がいると「上陸戦」になり、攻撃側はかなり不利になります。 加えて一度に上陸戦ができる部隊数には制限があり、それを超えた数を一度に上陸させようとすると、戦闘時に大きなペナルティーを受けます。 日本の場合、最初の状態で一度にペナルティーなく上陸戦が出来るのは4つ(4個師団)まで。 輸送艦に8部隊ぐらい乗せてて、そのまま敵地に上陸させようとすると一気に8部隊で上陸しようとしてしまうので、上陸戦をするときは一旦沖に移動して「下船」のボタンを押し、上陸戦をさせる部隊だけを選んで、個別に戦闘させましょう。 (なお、海上で下船のボタン() を押した後は、船をクリックしても乗船している陸上部隊が選択されます) (艦船を選択したい場合は、画面左上の「艦船ユニット一覧」を表示するボタンから対象の船を選択した方がいいでしょう) と言うわけで、敵が1部隊しかいなかった上海の少し北に上陸! 上陸戦に勝利後、そのまま全軍陸揚げして一気に上海・南京周辺を占領! このまま敵の脇腹を突きます! と、言いたかったんだけど・・・ いまいち進めなかった・・・ 南京周辺の敵が思ったより多く、しかも上陸させた部隊が少なすぎて、南京まで進む前に進攻が停滞してしまう。 川が多いので守ることは出来るのですが、進むのがムリ。 そうこうしてるうちにどんどん敵の防衛部隊がやってきて、よけい鉄壁に。 下手に動くとこちらが包囲攻撃を食らいそうな状況。 上海方面に敵が移動したおかげで、北方の敵の守りは薄くなったのですが、相変わらず北方は突破は難しい・・・ と言うわけで、また上陸作戦を実施。 今度はさらに南、「広西軍閥」の支配地を狙います! 中国の南には「ハイナン(海南島)」という島があって、海軍基地&空軍基地もあり、絶好の軍事拠点になります。 新たに生産された部隊と、北部から連れてきた部隊を輸送艦に乗せてハイナン島に移動、主力艦隊の「沿岸砲撃」も実行しつつ上陸作戦を開始します! 1度目の上陸戦は敗退したものの、すぐに開始した2度目の攻撃で上陸に成功、そのまま占領! 上陸戦は一度に攻撃できる部隊数が限られていますが、このように連続で波状攻撃を行えば、大部隊も利用できます。 さすがに南部は防衛部隊も少なくガラガラだったので、南部からどんどん「広西軍閥」の領土を占領・・・ すると広西軍閥が、国民党に吸収される前に単独で和平を求めてきた。 これはラッキー! 断わる理由はないので二つ返事で OK し、これで広西軍閥は「中華統一戦線」から脱退。 各地の広西軍閥の兵も引き上げていき、敵兵力はかなり減少。 |
上陸戦のペナルティーは、歩兵だと戦力-75%。 最新版「アルマゲドン」は、それ以前より厳しくなっている模様です。 少しでも不利を軽減するため、戦闘時には艦隊に「沿岸砲撃」をさせて援護しましょう。 一度にペナルティーなしで上陸戦が出来る部隊数は、「海軍ドクトリン(海軍の戦術)」の研究で決まります。 研究の進んでいない国だと、最初は3部隊までです。 |
||
その後・・・ 停滞した北部はもう防衛だけに徹し、上海方面の部隊も含め、多くの部隊を敵の手薄な南部に輸送します。 中国の南部には山岳地帯が広がっていて、移動にはかなり時間がかかりますが、この頃には山を得意とする「山岳兵」がかなり完成していて、この部隊が攻撃でも防御でも頼りになります。(特に山岳兵が山で守ると鉄壁) 敵は相変わらず北部と南京の守備を重視しているようなので、南部沿岸からどんどん進攻、その後は順調に作戦は進んでいきました・・・ 中国との開戦から2年が経った、1939年8月・・・ 山岳地の移動に時間がかかったものの、順調に推移していった中国戦線はこの日、ようやく終結。 中華民国(国民党)が降伏を決断し、中国降伏イベントが発生。 中華統一戦線は瓦解しました。 この中国降伏イベントでは、日本は3つの選択を行うことが出来ます。 1つは中国に「傀儡政権」を作るもの。 大部分が「中華民国」に返還されますが、中国は属国となります。 2つ目は中国の一部を日本の領土とするもの。 3つ目は中国を全部日本が領土にしてしまうものです。 |
「山岳兵」は山だけでなく、寒冷地も得意とします。 丘や森も普通の歩兵より得意で、渡河や上陸戦のペナルティーも抑えられます。 基本の戦闘力は歩兵に劣るのですが、様々な場面で有利に戦える便利な部隊です。 |
||
「ハーツオブアイアン2」では、占領地では「パルチザン活動(反抗活動)」が発生し、守備隊などの治安部隊を置いておかないと反乱が起きまくり、補給などにも悪影響が出てしまいます。 また、本国以外の領土から得られる工業力は 20% のみで、資源は 50% 得られますが、やはり全部は得られません。 中国は反抗活動の激しい地域となっているため、「パルチザン活動」の発生が高く、さらに資源や工業力も乏しい地域なので、全部占領してもあまり有利になりません。 とは言え、せっかく占領したのに全部返還するのもなんだし、1度目のプレイでは「従順な傀儡政権を樹立」の選択をしていたので・・・ 今回は、2番目の「中国の一部を領土とする」を選択してみました。 すると・・・ 中華民国が消滅。 日本は中国の中央部を支配し、「広西軍閥」「シャンシー(山西軍閥)」「ユンナン(雲南軍閥)」「シーベイサンマ」などが復興&領土拡張。 各軍閥が中国の各地域を支配して、かつ日本の属国になる事に。 うーん、こうなるのか・・・ これだと、たくさんの小さな国に分割されちゃったので、それぞれの国は味方としてあまり頼りにならないのでは・・・? でも日本の取り分も結構多く、工業力や人口の多い中央部を押さえているので、これはこれで悪くはないのかな・・・ その後、最後まで残っていた「中国・共産党」を包囲・せん滅し、中国の占領地にはすべて「守備隊」を配置して、中国の占領を完了。 これによって戦争は一旦終結。 次にどうするか考えつつ、しばらくは平穏な日々が続くのでした・・・ |
このゲームは支配地域を拡大しても、見た目ほど国力がアップしないのがポイントです。 だから他国をどんどん占領しても、際限なく強くなることはありません。 おかげで、ゲーム後半になっても展開がダレる事がないのはいい点ですね。 中国を戦力としてアテにしたいなら、「従順な傀儡政権を樹立」を選ぶのが良いようですが、その場合は日本の取り分は少しです。 また、中国は降伏イベントで将軍がほとんど消えてしまうので、あまり強くありません・・・ もちろん途中で中国と講和、というのも選択の1つでしょう。 |
||
その3へ続く。 |
|