ドイツ軍・兵器名鑑 陸上兵器

このページでは 「スタンダード大戦略失われた勝利」 に登場するドイツ軍の陸上兵器の一覧をリスト表記しています。

このページは、その兵器の史実における歴史・概要を簡単に説明し、ゲームの時代背景を知る参考にして頂ければと思い作成したものです。
歴史に詳しくない方でもわかりやすいよう、初心者向きの解説を行っていますのでご了承下さい。

数値は スタンダード大戦略 における能力で、そのユニットに関連した主要な能力のみを表記しています。
攻撃力の表記は、「威力×装備数×射撃数」 です。 ただし、装備と射数が 1 の場合は省略しています。
また、2つの武器を同時に撃つ場合は 「+」 を付けています。
威力は兵器攻撃が、地形攻撃がです。

解説には、上段に史実における機体の概要、下段にゲームで使用する際のアドバイスを掲載しています。

軽戦車 I号戦車 II号戦車 38(t)式戦車
戦車 III号戦車E型 III号戦車H型 III号戦車J型 IV号戦車D型
IV戦車G型 IV号戦車H型 VI号戦車E型 ティーガー I
V号戦車 パンター VI号戦車B型 ティーガー II マウス
駆逐戦車 III号突撃砲E型 III号突撃砲F型 38式駆逐戦車 ヘッツァー
IV号駆逐戦車 IV号戦車/70(V)
エレファント ヤークトパンター ヤークトティーガー
装甲車 Sdkfz 222 Sdkfz 250/9 Sdkfz 231 8輪型
Sdkfz 234/1 Sdkfz 234/2 プーマ
牽引/自走対戦車砲 37mm対戦車砲35/36型 50mm対戦車砲38型 75mm対戦車砲40型
Sdkfz 131 マーダー II Sdkfz 138 マーダー III III/IV号 自走砲 ナースホルン
牽引/自走榴弾砲 105mm軽榴弾砲18型 150mm重榴弾砲18型 170mm加農砲18型
II号自走砲 ヴェスペ III/IV号自走砲 フンメル
支援戦車 突撃榴弾砲G型 IV号突撃戦車 ブルムベーア
自走歩兵砲 Sdkfz 138/1 グリレ
牽引/自走ロケット砲 150mmロケット砲41型 Sdkfz 4/1 42型ロケット砲
自走対空砲/対空戦車 Sdkfz 10/4 I号対空戦車 Sdkfz 7/1 ヴィルベルヴィント
牽引高射砲 88mm高射砲36型
自走対空砲 Sdkfz 10/4 I号対空戦車
輸送車 オペル・ブリッツ Sdkfz 251/1 Sdkfz 7
補給車 給馬馬車 Kfz 385 Sdkfz 4 マウルティーア
列車/装甲列車 列車 装甲列車 280mm K5(E)
歩兵 狙撃兵分隊 1935 狙撃兵分隊 1941 擲弾兵分隊 1943 擲弾兵分隊 1944
狙撃兵分隊 PzB装備 擲弾兵分隊 RPzB装備 騎兵分隊
自動車化狙撃兵分隊 機甲擲弾兵分隊 1943 機甲擲弾兵分隊 1944
機関銃分隊 1939 機関銃分隊 1943
工兵分隊 1939 工兵分隊 1943 国民突撃隊分隊

= 軽戦車 =

1号戦車  1934.7 Lv1
I号戦車
大砲攻撃
なし
移動力
6
対地防御
5
機銃攻撃
2×2×4 (命中165)
耐久力
12
重量
6
ドイツ軍が開戦前に作っていた訓練用の戦車。 戦車を作るための 「生産の訓練」 も兼ねていたようだ。
あくまで訓練用なので装甲車に機銃が付いてるだけの代物で、大砲も付いていない、なんちゃって戦車である。
主力戦車の数が足りないうちに戦争が始まってしまったので、数合わせのために実戦投入されたが、ソ連戦の前にはほとんど退役した。 指揮車や輸送車に改修されたものはしばらく使われたようだ。
「失われた勝利」 では最初から廃絶されているので、生産は出来ない。
新規開始した場合、部隊に2台だけ含まれているが、すでに時代遅れの兵器なので使う価値もない・・・
「1号対空戦車」 に後で改修する事も出来るけど、それでも弱いし、コレクション用だろう。

2号戦車  1936.5 Lv2
II号戦車
大砲攻撃
なし
移動力
6
対地防御
5
機銃攻撃
6×3 + 2×6 (命中156 151)
耐久力
14
重量
9
ドイツが開戦前に作っていた訓練用の戦車、その2。 1号戦車は訓練用としても小さすぎたが、主力の戦車の開発も遅れていたため、1号戦車を大型化してつなぎとして作られた戦車。
あくまで訓練用なのでやっぱり大砲が付いておらず、なんちゃって戦車の域を出ていないが、主力戦車の数が全然そろわなかったので大戦初期には主力として使われた。
戦争の中期以降は、その車体は自走砲や偵察車などに流用されている。
「失われた勝利」 は戦争の中期、ソ連戦の直前からスタートするので・・・ もう2号戦車の出番はない。
新規開始した場合は何台か部隊に含まれているので、歩兵を相手に戦ってもいいが、普通に3号戦車をメインにした方がいいだろう。

38t式戦車  1939.5 Lv3
38(t)式戦車
大砲攻撃
13 (命中150)
移動力
6
対地防御
7
機銃攻撃
2×5 + 2×5 (命中158)
耐久力
14
重量
10
開戦前にドイツは 「チェコスロバキア」 という国を併合したが、そこで作られていた戦車。
「この戦車を手に入れた事は、チェコスロバキアという国を手に入れた事以上の価値があった」 とさえ言われたほどの優秀な戦車だ。 名前の (t) は、「チェコ」 を表している。
兵士からは 「もう1号戦車も2号戦車もいらない!」 という意見まで出たぐらいで、初期のドイツ軍の快進撃を支えた。 戦争中期になると通用しなくなってくるが、その車体は様々な兵器に流用され最後まで使われている。
強力な戦車がどんどん登場してくる 「失われた勝利」 では、もはや軽戦車では通用しない。
新規開始した場合、経験値の高い2号戦車が何台かあるので、その経験を貯めてこの戦車に昇格して使ってもいいが、序盤戦しか主力には出来ないので、以後は偵察車代わりに使う形になるだろう。
一応、「失われた勝利」 では 1943年 から生産兵器にすることも出来る。
「電撃戦」 に登場した 「35(t)戦車」 はすでに廃絶されているので、失われた勝利には登場しない。


= 戦車 =

3号戦車E型  1937.5 Lv1
III号戦車E型
大砲攻撃
11 (命中149)
移動力
6
対地防御
9
機銃攻撃
2×2×6 + 2×6 (命中151)
耐久力
26
重量
20
ドイツの主力となるべく開発されていた戦車。 でも生産体制が整わなくてポーランド戦では数がそろわず、フランス戦では4号戦車が主力になっていたので、結局3号戦車が主力となる事はほとんどなかった。
おまけに、主力戦車の予定だった割には攻撃力や防御力もそんなに高くない。
ただ、ドイツは戦車の 「機動力」 を重視しており、乗員数の拡張や無線の装備など、戦術面での設備は整えられていた。 ドイツの序盤の勝利は、「戦術」 の勝利だった訳だ。
「失われた勝利」 では最初から3号戦車の H型 が採用されているため、E型を使う必要はないのだが・・・
ただ、H型より機銃の装備数が多いため、歩兵や非装甲の相手に機銃攻撃する時は、こっちの方が少し強い。
新規開始した場合は部隊に2台あるので、H型にせずにそのままで使ってもいいだろう。 ただ、戦車相手には まるで通用しないので、戦車戦には使わないように。

3号戦車H型  1940.4 Lv1
III号戦車H型
大砲攻撃
17 (命中137)
移動力
6
対地防御
11
機銃攻撃
2×6 + 2×6 (命中151)
耐久力
28
重量
22
3号戦車の大砲強化型。 E型は 37mm 砲だったが、それを 50mm 砲に変えたもの。
もともと3号戦車は 50mm 砲を載せられるよう設計されていたので、これが本来の型とも言える。
さらに装甲を強化し、足回りなども改善されていて、乗り心地の向上やトラブルの改善なども行われた。
ゲーム序盤の主力戦車。 主力と言うには攻撃力不足だが、「電撃戦」 のデータを引き継いでいない場合や、 他に強い戦車がない場合は、「バルバロッサ作戦」 はこれで乗り切るしかない。
ソ連の 「T-34」 や 「KV-1」 にはまるで歯が立たない(主砲が当たっても跳ね返されるか、ダメージ1)なので、
これらの戦車を相手にする時は、ただの盾として使うようにしよう。

3号戦車J型  1941.12 Lv1
III号戦車J型
大砲攻撃
21 (命中167)
移動力
6
対地防御
12
機銃攻撃
2×6 + 2×6 (命中151)
耐久力
28
重量
22
ドイツの総統 「ヒトラー」 は、3号戦車に長砲身の 50mm 砲を乗せるよう命令を出した。
が、すでに短砲身の 50mm 砲が完成してて生産体制も整っていたので、開発部は命令を無視して短砲身の3号戦車を量産した。(これが H型) でもそれが後でバレてヒトラー激怒! 「俺が言ったのと違うじゃなかっ!」
で、あわてて作られた長砲身の 50mm 砲を搭載した3号戦車がコレである。 長砲身であるため破壊力や弾の初速は高いのだが、作られた経緯がアレなのでなかなか量産体制が進まず、配備は遅れてしまった。
3号戦車の大砲強化型。 実際にはソ連戦の前から生産されていたのだが、なかなか量産体制が整わなかったためか、このゲームでは1941年の12月にならないと登場しない。
だが、「失われた勝利」 を新規開始で始めた場合には、最初の部隊に2台だけ含まれている!
(初期配置に1台、ストックされている兵器に1台あります)
貴重な戦力なので、その戦車は昇格したり改修したりしないようにしよう。
しかし、この戦車でも T-34 が相手だとやはり厳しい。 改造によって攻撃力を上げないと有効なダメージを与える事は出来ない。 また、KV-1 の相手は改造してもムリなので、撃ち合わないように。

4号戦車D型  1937.10 Lv2
IV号戦車D型
大砲攻撃
14 (命中77)
移動力
6
対地防御
8
機銃攻撃
2×6 + 2×6 (命中151)
耐久力
26
重量
20
第二次世界大戦を通してドイツ軍の主力として活躍したのが、この 「4号戦車」 だ。
だが当初は3号戦車の支援用として作られていて、3号戦車の後ろから援護砲撃をするための、短砲身の大型(75mm)の大砲を搭載していた。 この支援用の初期型4号戦車が D型 だ。
大砲が短い(短砲身)だと大きな弾を撃てるので、支援には向いているのだが、弾のスピードが遅く、貫通力が低くて狙いを付けるのも難しいので、敵の戦車と直接撃ちあうような場面には向いていない。
「スタンダード大戦略」 では、ハッキリ言ってダメダメなユニット!
大砲の命中率が低すぎで全然当たらない! 地形攻撃力はそこそこあるが、この程度では威力不足だ。
3号戦車より防御面でも劣っていて、わざわざ経験値を消費して4号戦車D型にする理由は全くない。
作らない方がマシである。 G型 が登場するまで、戦車は3号戦車を主力としよう。

4号戦車G型  1942.3 Lv2
IV号戦車G型
大砲攻撃
32 (命中148)
移動力
6
対地防御
11
機銃攻撃
2×6 + 2×6 (命中151)
耐久力
28
重量
23
ドイツ軍は3号戦車と4号戦車を主力としていたが、この2つはソ連戦で登場した 「T-34」 という戦車には全く敵わなかった。 大砲が当たっても、T-34 の優れた装甲で跳ね返されてしまうのだ!
「これじゃあヤバイ」 とドイツ軍は大ショック! あわてて4号戦車の大砲を威力と弾速の高い 「長砲身砲」 にしたものを開発した。 これが 「IV号戦車G型」 である。
さらに、ソ連戦で直面した寒さ対策も色々と盛り込まれ、厳しいソ連の冬の大地でも戦えるよう改良された。
4号戦車のパワーアップ版! 大砲の攻撃力が大幅に上がっていて、T-34 を相手に撃ち合って撃破することも可能だ。 開発されたら、すぐ4号戦車はこの G型 に改修しよう! これでようやく戦車が頼りになってくる。
なお、余談だが・・・  G型と同じ大砲を搭載した 「F2型」 というのもあって、ドイツの有名な戦車となっている。
でも最近の研究では、F2型 は本当は 「G型の初期型」 だという説の方が有力らしく、そのためか 「スタンダード大戦略」 では F2型 はドイツに登場しない。 (でもなぜか、ハンガリーには F2 や F1 がいたりする・・・)

4号戦車H型  1943.4 Lv2
IV号戦車H型
大砲攻撃
33 (命中150)
移動力
5
対地防御
13
機銃攻撃
2×6 + 2×6 + 2×6 (命中151)
耐久力
30
重量
25
「軍馬」 と呼ばれ、ドイツ軍の中心となった4号戦車の改良型。 もっともたくさん生産された4号戦車だ。
キャタピラや砲塔の付け根を対戦車ライフルで狙われるのを防ぐため、「シュルツェン」 と呼ばれる防弾板が取り付けられている。 他にも、装甲を厚くしたり、足回りを改良したり、機銃を増やしたり、色々と改良された。
さらに後期型の4号戦車も存在するのだが、それらは生産しやすくするために色々なパーツを簡略化したり取り除いたりしているため、4号戦車としてはこの H型 が最強である。
4号戦車の後期型。 この頃にはすでにパンターやティーガーが登場しているため、主力戦車にはならないが、 3号戦車を廃絶する事で初期生産に出来るので、後半に新たに戦車を追加したい場合にはこれを作ることになるだろう。 強くはないが、それなりに戦えるので、経験を稼ぐのはそんなに辛くはない。
対空戦車の 「ヴィルベルヴィント」 は4号戦車からでないと改修出来ないので注意しよう。

ティーガー  1942.7 Lv3
VI号戦車E型
ティーガー I
大砲攻撃
38 (命中157)
移動力
5
対地防御
24
機銃攻撃
2×6 + 2×6 (命中151)
耐久力
60
重量
54
第二次大戦中に 「無敵伝説」 を作ったドイツの強力な重戦車。 ドイツ戦車の代名詞と言える存在。
戦争中に得られた戦車戦のノウハウを元に、対戦車戦闘を重視して作られた大型戦車で、強力な大砲に加えて非常に厚い装甲を持ち、各戦地で圧倒的な活躍を見せて連合国を恐れさせた。
だが、生産性は低く、それほど大量には作れなかったため、物量に勝る連合軍に数で押し切られる事となる。
史実で圧倒的な強さを誇った重戦車! もちろんゲームでの強さも圧倒的で、もはや T-34 なんて目じゃない。
非常に高い防御力のおかげでダメージをまともに食らうことは少なく、耐久力も非常に高い。
さらに大砲攻撃は優先度が 12 と高く、ほぼ先手が取れる上に、命中も威力も高い。 とにかく強力だ。
欠点は、50 を越える重量と、燃料が少ない事と、修理費が高い事。
重量は改造で落とせるので、50 以下にしておこう。 

パンター  1943.1 Lv3
V号戦車 パンター
大砲攻撃
43 (命中185)
移動力
7
対地防御
25
機銃攻撃
2×6 + 2×6 + 2×6 (命中151)
耐久力
52
重量
46
ソビエトの開発した強力な戦車 「T-34」、その性能はドイツ軍に 「T-34 ショック」 と呼ばれる衝撃を与えた。
で、「アレを越える戦車を作らないとヤバイ!」 と思ったドイツ軍は T-34 を研究し、その設計を参考にして(つまりパクって)新型の戦車を開発した。 それがこのパンターだ。
初期型はあわてて作ったためかトラブル続発で、戦場に着く前にほとんど壊れたりしたのだが、改良されたパンターはドイツの戦車とソ連の戦車の長所が融合した傑作戦車となり、大戦後期の主力として活躍した。
1943年に入ったところで開発されるドイツ軍の主力戦車! ティーガーよりもさらに使いやすい戦車だ!
攻撃は強力、防御も高く、移動力も素晴らしく、重量も 50 以下、修理費も手ごろで、文句の付けようがない。
しいて難点を言えば、対空防御が低めなので、空からの攻撃でややダメージを受けやすい事ぐらいだろうか。
基本的に、これがもっとも使いやすい戦車なので、数をそろえて陸の中心戦力として活用しよう。

ティーガー2  1944.1 Lv4
VI号戦車B型
ティーガー II
大砲攻撃
63 (命中200)
移動力
5
対地防御
40
機銃攻撃
2×6 + 2×6 + 2×6 (命中151)
耐久力
76
重量
70
「キングタイガー」 や 「ロイヤルタイガー」、「ケーニヒスティーガー」 とも呼ばれた 「戦車の王」。
ティーガーとパンターから得られた実戦データを元に、さらに強力な戦車を作ろうとして開発された大型の重戦車で、攻撃は超強力、装甲もハンパじゃなく、大きさもかなり巨大で、もはやボスキャラ状態である。
名前は 「ティーガーU」 だが、パンターを大型化した形状をしていて、パンターの後継機とも言える。
もちろん圧倒的な強さを誇ったのだが、これだけの重戦車を簡単に量産できるはずもなく、数は常に不足しており、物量で押してくる連合軍の前に戦局を好転させることは出来なかった。
無敵伝説その2。 ますます無敵になってしまった大型ティーガー。 もちろんゲームでも無敵状態。
ただ、重量が 50 を越えていて、改造してもこれを下回るのは難しいため、渡れる橋が少なすぎて進攻時には使いづらい。 使うなら防御のみに使用するか、橋を渡らなくてもいいマップで使うかになる。
橋を渡る必要がなければ最強の戦車と言えるが、普段は使いやすいパンターの方が主力となるだろう。
なので、パンターから昇格させ過ぎないように注意。

マウス  1945.3 Lv5
マウス
大砲攻撃
57 + 35 (命中 184 90)
移動力
2
対地防御
70
機銃攻撃
2×6 (命中151)
耐久力
194
重量
188
史上最大の戦車! これよりデカい戦車はもう作られないだろう。
ヒトラーが 「世界最強戦車を作れ!」 と命令して開発が行われたコスト度外視の超重戦車で、戦争後期に車体は完成したのだが、あまりに重い戦車は実用外というのが解ってきたので、開発は中止されてしまった。
だが、その後もこっそり開発は続けられ、終戦時に試作車が2台存在しており、ベルリンの防衛に出撃したとも言われている。 そのうちの1台は、ロシアの博物館で展示品になっているらしい。
色々な意味で規格外のユニット。 耐久力や防御力は戦艦並みで、アイコンも枠からはみ出ている。
重量は 188 というワケの解らない世界で、もはや渡れる橋は皆無。 雨が降ったら泥にハマり、道路があっても荒地を走る事は出来ない。 ただ、都市の上で動かなければ、無敵の要塞と化してくれる。
攻撃はダブル大砲なのだが、副砲の優先度が低いため、攻撃がやや遅くなる。 まあ、この防御力だと先に撃たれてもあまり問題はないのだが。 真の意味で 「超兵器」 である・・・


= 駆逐戦車突撃砲) =

3号突撃砲E型  1940.6 Lv1
III号突撃砲E型
大砲攻撃
14 (命中77)
移動力
6
対地防御
12
機銃攻撃
なし
耐久力
27
重量
22
「突撃砲」 とは、車体に直接大砲がくっついてる戦車だ。 砲塔が存在しない。
だから前にしか撃てないのだが、砲塔がないぶん車高を低くでき、大型の大砲を付けられ、防御力も高める事ができ、生産もしやすかった。
元々は歩兵を支援するための大砲だったのだが、使っているうちに戦車相手にも結構強い事がわかり、のちにドイツはこれを 「駆逐戦車」 と命名して、戦車の種類の1つとして生産していった。
大砲の命中率があまりに低く、機銃も付いてないので、名前の割には攻撃役としては役に立たない。
地形の攻撃力がそこそこあるので攻撃するなら地形攻撃だが、たかが知れている。
だが、作った瞬間から大砲が付いていて、値段も戦車より安く、防御力も高いので、ステージ開始時の拠点防衛用の兵器としてはかなり役に立つ。 その場しのぎには持ってこいだ。
そのため使う機会は多いのだが、基本的に使い捨ての兵器であり、大切に育てて使うユニットではない。

3号突撃砲F型  1942.3 Lv1
III号突撃砲F型
大砲攻撃
32 (命中148)
移動力
6
対地防御
12
機銃攻撃
なし
耐久力
28
重量
23
「突撃砲」 は元々は歩兵の支援をするための兵器だったので、短砲身の支援用の大砲を装備していたのだが、戦争が激しくなると戦車相手の戦闘を行うことも多くなった。
だが、ソ連軍に優れた装甲を持つ 「T-34」 が登場すると、旧来の大砲では太刀打ちできなくなってしまった。
そのため、「長砲身」 の強力な大砲を装備した突撃砲が新たに作られた。 それがこの F型 だ。
これにより、本来は支援用だった突撃砲は、正式に戦車を相手に戦うための 「駆逐戦車」 になったと言える。
3号突撃砲のパワーアップバージョン! 命中率と攻撃力が大幅にアップした。
車体に大砲が付いている駆逐戦車は移動後の命中率がかなり低いが、この戦車なら移動後は地形攻撃、止まって撃つなら兵器攻撃と使い分ければ、まともな命中率で戦う事ができ、威力も期待できる。
さらに、「失われた勝利」 では突撃砲の回復力が大幅にアップしているので、作ってすぐに即戦力にできる。
やはり基本的には 「使い捨て兵器」 だが、このゲームでは開始直後に使える防御用兵器は重要だ!

ヘッツァー  1944.6 Lv2
38式駆逐戦車
ヘッツァー
大砲攻撃
33 (命中150)
移動力
6
対地防御
21
機銃攻撃
2×6 (命中151)
耐久力
21
重量
16
「3号突撃砲」 は量産型の駆逐戦車として戦争後期まで活躍していたが、連合軍の爆撃によって、工場が破壊されて作れなくなってしまった。
「こりゃヤバイ! 代わりがいる!」 と言う訳で、38(t)式戦車の車体を流用して作られたのがヘッツァーだ。
軽戦車の車体に大きな大砲を乗せているので、車内はすごーく狭く、大砲も右側に寄っている(真ん中に置くと人が入れない・・・)。 だが、非常に生産性が高く、戦力不足のドイツ軍にとってはとてもありがたい存在だった。
ここから以後の駆逐戦車は全て登場時期がかなり遅く、終盤戦にならないと登場しない。
ヘッツァーは本来、大量生産できたのが最大の利点の兵器だった。 だが、このゲームでは Lv2 の兵器となっていて、Lv1 の III号突撃砲 から昇格しないと作れないので、量産が出来ない。
「自走歩兵砲 グリレ」 を生産し、そこから改修することも出来るが、駆逐戦車をその場しのぎで使うには開始直後から生産が出来ないと意味がない。 強さは大したことないので、正直言って使いどころに乏しい・・・

4号駆逐戦車  1944.1 Lv3
IV号駆逐戦車
大砲攻撃
33 (命中150)
移動力
6
対地防御
18
機銃攻撃
2×2×9 (命中164)
耐久力
29
重量
24
「III号突撃砲」 が成功したので、「もっと強いのを作ろう!」 という話になり開発された駆逐戦車。
車体は 3号戦車 のものから、大きさに余裕のある 4号戦車 に変更され、特に防御面が強化されている。
だが、性能は悪くなかったのだが、後継の 「IV号戦車/70(V)」 が出来たので、短期間で生産は終了した。
ちなみに、これとは別に 「IV号突撃砲」 というのもある。 こちらは 3号戦車 の車体の工場が爆撃で壊されたので、3号突撃砲 の上部を 4号戦車 にくっつけたもので、紛らわしいが 「IV号駆逐戦車」 とは別モノだ。
正直言って、中途半端な存在の兵器だ・・・ と言うのも、同時期に 「ヤークトパンター」 も登場するからだ。
駆逐戦車は経験をため辛いので、この戦車を作るのは少し大変なのだが、ヤークトパンターは 「パンター」 からの改修で作れるので、そっちの方が作りやすいし、おまけに強い。
さらに後継の 「IV号戦車/70(V)」 もすぐ登場するので、作っても使う期間は短い。 影の薄い存在である・・・

4号戦車/70(V)  1944.8 Lv3
IV号戦車/70(V)
大砲攻撃
43 (命中185)
移動力
5
対地防御
20
機銃攻撃
2×9 (命中164)
耐久力
31
重量
26
正式名称 「ラング」。 名前の (V) というのは、製造メーカーの 「フォマーク社」 のこと。
パンター用に開発された強力な 75mm 長砲身砲 を搭載した、IV号駆逐戦車 のパワーアップ版だ。
と言うか、最初からこの大砲を載せられるようになっていたのだが、パンターの生産が優先されていてこの大砲がこっちに回って来ず、暫定的に別の大砲を載せていたのだ。
前方が重すぎて、前のめりになる欠点もあったが、総合能力に優れた駆逐戦車として各地で活躍した。
「IV号駆逐戦車」 同様、いまいち中途半端なポジションの戦車。 強さも作りやすさもヤークトパンターの方が上だし、登場時期もヤークトパンターより遅い。 ヤークトティーガーも近々出ると言うタイミングだ。
総合能力は高く、重量 26 でこの攻撃力と防御力を持つのは頼もしいので、橋の耐久度が低いステージでは便利だが、しょせんは駆逐戦車、移動後の命中率が低すぎるのが大きな欠点。 やはり微妙か・・・
なお、「IV号駆逐戦車」 からは 「改修」 でこちらにする事が可能。

エレファント  1943.4 Lv4
エレファント
大砲攻撃
63 (命中200)
移動力
4
対地防御
38
機銃攻撃
2×6 (命中151)
耐久力
70
重量
65
ドイツは 「ティーガー」 を作る時に、「ヘンシェル社」 と 「ポルシェ社」 という2つの会社に開発を依頼して、いい方を採用しようとした。 そして、結果的にヘンシェル社のものが採用されるのだが・・・
ボツになったポルシェ側は、結果が出る前から採用されるのを見越して、車体を 90 個も作ってた!
で、この車体を捨てるのはもったいないので、これを流用して 「フェルディナント」 という駆逐戦車を作った。
このフェルディナント、重戦車ベースの駆逐戦車であるためか、超強力な大砲&装甲を備えていて、圧倒的に強かったが、ポルシェはなんとこれをハイブリッド車(半分電気自動車)にしたので足回りのトラブルが続発!
さらに機銃もなかったので、歩兵に接近されると手も足も出なかった。 その後、それらの欠点を改良し、機銃も付けたのがこの 「エレファント」 で、ソ連はこの戦車を 「ドイツ最強戦車」 と評していた。
超強い駆逐戦車で、登場も比較的早いのだが・・・ ボツ車体の流用品であるためか、退役も早い!
具体的には、「ウクライナ防衛戦」 のシナリオでしか作れない。 しかも、作るには Lv1 の3号突撃砲の経験値を最大まで貯めて、3ランクアップして作らなければならない。 だが突撃砲の経験を貯めるのはしんどい・・・
と言う訳で、色々な意味で入手の大変な戦車だ。 また、重過ぎるのでほとんど橋も渡れない。
ただ、その強さはホンモノなので、作ってしまえば防御戦では圧倒的に強い。 意外に修理も早い。

ヤークトパンター  1944.1 Lv4
ヤークトパンター
大砲攻撃
63 (命中200)
移動力
7
対地防御
26
機銃攻撃
2×6 (命中151)
耐久力
51
重量
46
パンターをベースに開発された駆逐戦車。 攻・守・走 の全てに優れたパンターに、ドイツが大戦初期から強力な対戦車砲として活用していた 88mm 砲を搭載して、万能の強力戦車を作ろう! として出来た戦車だ。
装甲板を斜めにして、敵の弾が当たっても斜面ですべるようにした 「避弾経始」 と呼ばれる形状に優れていて、非常に高い防御力を持っている。 が、車体の重さが災いして故障が多く、生産性も低くて、活躍は少なかった。
だがイギリス軍はこの戦車を 「最良の陸上兵器」 と評価して、戦後に持って帰って調べまくっている。
かなり強力な駆逐戦車! しかも 「パンター」 からの改修で作れるので、作りやすいのも利点だ。
ただ、パンターは Lv3、ヤークトパンターは Lv4 なので、改修時に1レベル分の経験値が必要。
重量はそれほど重くなく 50 以下なので橋も渡りやすい。 だが、移動後の命中率が低い駆逐戦車は、やっぱりパンターより使い辛いし、防御力もパンターとほぼ変わらないので、防御用の兵器としてもやや中途半端だ。
進攻部隊に混ぜておくと便利な場合もあるが、主力はやはりノーマルのパンターだろう。

ヤークトティーガー  1944.7 Lv5
ヤークトティーガー
大砲攻撃
57 (命中172)
移動力
5
対地防御
44
機銃攻撃
2×6 + 2×9 (命中 151 164)
耐久力
80
重量
75
重戦車 「ティーガーII」 を駆逐戦車にして、さらに巨大な大砲を付け、装甲も大幅に強化した兵器。
どこまで強くすればいいんだという状態だが・・・ さすがにこれはやり過ぎた。
あまりにも重くなり過ぎて、足回りの故障が続発し、機動性は最悪、しかも壊れたら重過ぎて回収できないので、その場で自爆するしかなかった。 そもそも前しか撃てない駆逐戦車は、敵を狙うのに車体全体の向きを変えないといけないので、重すぎると駆動系への負担が大きくて壊れやすかった。 やはり何事にも限度がある・・・
「ティーガーU」 を改修して作れる最高レベルの駆逐戦車。 ただ、改修時に1レベル分の経験値が必要。
防御力・耐久力は ティーガーU を越えるが、兵器攻撃力は ティーガーU や ヤークトパンター に劣る。
それに、あまりにも重過ぎて渡れる橋が少なく、基本的には防御用の兵器だろう。
でも防御に使うとしても ティーガーU の方が便利なので、正直言ってこれにする利点はあまりない・・・


= 装甲車 =

Sdkfz 222  1937.1 Lv1
Sdkfz 222
索敵
移動力
11
対地防御
3
機銃攻撃
6×3 + 2×6 (命中156 151)
耐久力
10
対地回避
76
ドイツ軍が各所で使用した四輪駆動車。 「Sdkfz」 とは 「ゾンダークラフトファールツォイク」 の略で、直訳すると
「特殊用途車両」 となる。 つまり 「特殊車両 222 型」 であり・・・ そのまんまな名前である。
移動・偵察・指揮車など、様々な用途で使用された装甲車で、空にも撃てる機関砲を装備していた。
大戦略における 「装甲車」 は、主に偵察(索敵)のためのユニットであり、それはこのゲームでも変わらない。
このゲームは防御力のないユニットはすごくモロいので、この Sdkfz 222 もすぐやられる。 歩兵にもやられる。
なので、基本的には使い捨てで突っ込ませ、強行偵察するという使い方になるが、非常に高い移動力を利用して開始直後の敵の接続拠点の封鎖などに使う手もある。 タイヤ移動なので、道路以外では遅くなる点に注意。

Sdkfz 250/9  1942.3 Lv2
Sdkfz 250/9
索敵
移動力
9
対地防御
6
機銃攻撃
6×4 + 2×9 (命中166 164)
耐久力
12
対地回避
73
ドイツ軍が開発したハーフトラック(前輪がタイヤ、後輪がキャタピラ)の車両 「Sdkfz 250」 の偵察車タイプ。
名称は 「シュペーア」。 Sdkfz 250 は元は兵員輸送車だったのだが、Sdkfz 251(ハノマーク)よりも小さくて人があまり乗れず、悪路の走行性能も悪かったので、兵員輸送車としては評判は良くなかった。
だが、速度が速かったので、通信車や偵察車、運搬車などに多用された。
「失われた勝利」 の中盤に登場する装甲車。 Sdkfz 222 よりも若干防御力が上がっている。
ただ、肝心の索敵範囲が Sdkfz 222 と変わらないので、これに昇格するメリットはあまりない。
それに、このゲームの装甲車はモロくてすぐやられるので、経験値を貯めるのも難しい・・・

Sdkfz 231  1932.1 Lv3
Sdkfz 231 8輪型
索敵
移動力
13
対地防御
4
機銃攻撃
6×3 + 2×6 (命中156 151)
耐久力
14
対地回避
62
ドイツが初めて開発した本格的な装甲車 「Sdkfz 231」 の大型タイプ。 タイヤが8つも付いている重装甲車だ。
でも、開発されたのは第二次世界大戦が始まる何年も前なので、かなり旧式な兵器である。
機関砲の付いた小型の砲塔が搭載されており、歩兵などの火力支援も行う予定だった。
「電撃戦」 には登場せず、「失われた勝利」 で初登場の装甲車だが、最初から開発済みになっている。
索敵が5もあるので、索敵ユニットとしては優秀な車両だ! 使うなら改造でさらに索敵範囲を伸ばしておこう。
モロいので攻撃を受けるとすぐやられるが、航空機と違って、索敵範囲が天候に左右されにくいのが利点。

Sdkfz 234/1  1944.6 Lv3
Sdkfz 234/1
索敵
移動力
12
対地防御
8
機銃攻撃
6×4 + 2×2×9 (命中166 164)
耐久力
18
対地回避
66
旧式化が目立ち始めた Sdkfz 231 の代わりとして、新技術を用いて開発された新世代の装甲車。
砂漠でも高い走行能力を持てるよう新型のディーゼルエンジンが搭載されており、かなり長距離の移動も可能。
だが、新技術を使っている分、開発は難航し、完成したのは戦争が終盤に入った頃だった。
索敵範囲が5と広く、移動力も高く、燃料も 200 を越えているという、かなり優秀な装甲車だ。
索敵ユニットとしては一番優れているが、登場が終盤戦に入った頃なので、ちょっと遅すぎの感はある。
装甲車は経験を貯めるのが難しいが、もし手に入ったら広い索敵範囲が欲しい時に活用しよう。
ただ、空から撃たれるとモロいので注意。

Sdkfz 234/2 プーマ  1944.6 Lv4
Sdkfz 234/2 プーマ
索敵
移動力
12
対地防御
10
大砲攻撃
21 (命中167)
耐久力
20
対地回避
61
「Sdkfz 234」 の対戦車砲を積んだバージョン。 このバージョンだけ 「プーマ」 という名称が付いている。
戦争が後期に入ると、戦力不足を補うために偵察装甲車を戦闘部隊に含む事が多くなったので、装甲車にも対戦車砲などを装備して、攻撃力を持たせるようになった。
50mm 砲を搭載しているが、他に 75mm 砲を搭載したバージョンも作られている。
偵察車の役割は 「索敵」 である。 その肝心の索敵範囲が Sdkfz 234/1 より減っているため、正直言って偵察ユニットとしては役不足だ。 搭載している 50mm 砲も、この時期にはもう威力不足。
この兵器は Sdkfz 234 の 「砲塔違いバージョン」 と言えるので、自分で砲塔交換が出来るスタンダード大戦略では、Sdkfz 234/1 に自分で別の砲塔を載せた方が、索敵5を維持出来るのでいいだろう。
実は、プーマの砲塔を Sdkfz 234/1 に載せると、移動力を維持したまま索敵と攻撃力を融合できる・・・


= 牽引対戦車砲自走対戦車砲 =

37mm対戦車砲35/36型  1935.1 Lv1
37mm対戦車砲35/36型
大砲攻撃
11 (命中152)
移動力
1
対地防御
1
機銃攻撃
なし
耐久力
6
対地回避
86
「対戦車砲」 とは、歩兵部隊が戦車を攻撃するために使う大砲の事だ。
戦車には戦車や航空機で対抗したい所だが、実戦ではいつもそれらの支援があるとは限らない。
そこで、歩兵が戦車に攻撃できる大砲がたくさん生産され、各部隊に配備されていた。
山や森などに隠れた対戦車砲は発見も攻撃も難しく、戦車にとっては天敵と言える存在でもあった。
ゲームの牽引対戦車砲は 「モロい・弱い・遅い」 の3拍子揃った、攻撃ではまるで使えない兵器である・・・
しかし、とても安くて回避が高いので、ステージ開始直後の使い捨て防御兵器としては便利なユニットだ。
ただ、「失われた勝利」 では敵の数が多い&強いので、対戦車砲では気休めにさえならない場合も多い。
基本的に、開始直後の使い捨て防御兵器は対戦車砲より 「3号突撃砲」 を使う方がいいだろう。
しかし、値段がすごーく安いので、金欠の場合はこちらを使うのもいい。

50mm対戦車砲38型  1941.1 Lv2
50mm対戦車砲38型
大砲攻撃
21 (命中167)
移動力
1
対地防御
2
機銃攻撃
なし
耐久力
7
対地回避
97
37mm の対戦車砲は戦争が始まった当初は活躍したが、フランス戦が始まると攻撃力不足が目立った。
そこで新たに開発されたのがこの 50mm 砲なのだが、戦車の進化によりこれもすぐに威力不足に陥っている。
ちなみに、対戦車砲の大砲は、戦車に乗せる大砲と基本的には一緒である。
「失われた勝利」 では 1942 年の末からこれを初期生産に出来る。
回避が高く、攻撃力もそこそこあるので、使い捨て防御兵器として使えない訳ではないが・・・
空から機銃で撃たれるとあっけなくやられるので、やはり防御兵器としては 「3号突撃砲」 の方がいいだろう。
安いのだけが取り柄だ。

75mm対戦車砲40型  1942.1 Lv3
75mm対戦車砲40型
大砲攻撃
32 (命中150)
移動力
1
対地防御
2
機銃攻撃
なし
耐久力
8
対地回避
78
37mm 砲がすぐ時代遅れになり、50mm 砲でも優秀な装甲を持つソ連の戦車には太刀打ちできなかった。
そのため、さらにデカい 75mm の対戦車砲が作られたのだが、この辺りになるともう重すぎて、歩兵が扱うのはかなり困難になってきた。 そのため対戦車砲はこの後、自走化したものも作られるようになっていく。
初期生産に出来るのはゲーム後半、「オーバーロード」 及び 「バグラチオン」 のシナリオになってから。
この頃には敵の戦車はかなり強力で、航空機もガンガン飛んでくるので、もう対戦車砲なんかでは守れない。
よって、ほとんど出番はないだろう・・・ 経験を貯めようにも、すぐやられるので難しい・・・

Sdkfz 131 マーダー2  1942.7 Lv4
Sdkfz 131 マーダー II
大砲攻撃
32 (命中150)
移動力
6
対地防御
6
機銃攻撃
なし
耐久力
16
対地回避
59
ソ連戦で遭遇した新型戦車 「T-34」 に、それまでのドイツの戦車砲 「50mm 砲」 はほとんど通用しなかった。
そのためドイツはあわてて新型の対戦車砲 「75mm 長砲身砲」 を開発したのだが、戦車に搭載できるようになるまで時間がかかる。
そこで、あまってる 2号戦車 の車体に、とりあえずその対戦車砲を乗っけて、鉄板で囲ってみた。
それがこの 「マーダーU」 で、いかにもやっつけ仕事だが、新型砲は強力で各地で大活躍する事となる。
75mm 砲を搭載した自走対戦車砲。 でも車体はしょせん2号戦車。 防御力がなくモロい。
「自走対戦車砲」 は戦車のように走れて、攻撃力もあるが、装甲はペラペラなので攻撃を食らったらすぐにやられてしまうので、戦車のように活躍させる事は出来ない。
大砲攻撃は早くて強いが、外れたら反撃で消し飛ぶ可能性が大。 コレクション用だろう・・・

Sdkfz 138 マーダー3  1943.9 Lv4
Sdkfz 138 マーダー III
大砲攻撃
32 (命中150)
移動力
7
対地防御
5
機銃攻撃
なし
耐久力
15
対地回避
57
「38(t)式戦車」 の車体に 75mm 長砲身砲 を乗っけて、鉄板で囲ってみたもの。
つまり、使っている車体が違うだけで、コンセプトは マーダーII と全く同じであり、同じように活躍した。
だが、マーダーは屋根がないので雨が降ったらビショビショ。 手榴弾とか放り込まれたら大ピンチだし、 空から機銃を撃たれたり、榴弾砲が飛んできてもやばかった。
つまり、あくまで 「動ける対戦車砲」 なだけの兵器であり、やっぱり戦車ではない。
本当は マーダーII と同時期に開発された兵器なのだが・・・ このゲームでは登場がマーダーII よりかなり遅い。
また、こちらの方が防御力があるはずなのだが、なぜか マーダーII より弱くなっている。
私的には、マーダーU と マーダーV の性能が逆になっている気がするのだが・・・  まあ、大差ないけど。
マーダーは本来、量産しやすいのが利点であったので、昇格しなければ使えないこのゲームでは有効に活用する事はできない。 まあ、これもコレクション用だろうか。

ナスホルン  1943.2 Lv5
III/IV号 自走砲
ナースホルン
大砲攻撃
63 (命中200)
移動力
6
対地防御
8
機銃攻撃
なし
耐久力
29
対地回避
58
急場しのぎに作った 「マーダーII」 「マーダーIII」 は、ソ連の T-34 も撃破できる貴重な戦力として活躍した。
「やったぜ! コレのもっと強いのを作ろうぜ!」 と言う訳で、さらに強力な 「88mm 砲」 を、IV号戦車の車体に乗っけた自走対戦車砲を作ることになった。
だが、88mm 砲はデカ過ぎて、IV号戦車の車体に収まらず、III号戦車のパーツも組み合わせ、さらに装甲も削って、やっと搭載する事が出来た。 これが 「ナスホルン」 である。(当初はホルニッセと呼んだ)
このナスホルン、敵の戦車を相手の射程外から一撃で撃破できるので、使ってみるとすごく強かった。
防御力は皆無なのだが、その攻撃力は重宝され、終戦まで主力の1つとして活躍する事になる。
実はこのゲーム最強の破壊力を持つ陸上兵器だ!
大砲の攻撃力が 63、命中が 200、優先が 14 というのは、一撃の攻撃力としては最強である。
しかし、やはり防御はペラペラ。 反撃されたらすぐボロボロだし、屋根がないから空から機銃でも撃たれようものなら即死しかねない。 結局、使えるかどうかというと、かなり微妙だ・・・
一撃に全てを賭ける男気に溢れた人は使ってみよう。 お勧めしないけど。


= 牽引榴弾砲自走榴弾砲 =

105mm軽榴弾砲18型  1935.7 Lv1
105mm軽榴弾砲18型
対地射程
1〜4
移動力
1
対地防御
1
地形攻撃
56 (命中79)
耐久力
10
弾数
9
ドイツ軍の使用していた 「野砲」 の一種。 野砲とはその名の通り野外で使う大砲のことで、一般的に、ドーンと撃った砲弾が弧を描きながら遠くの目標に向かって飛んでいく、遠距離攻撃用の大砲のことを言う。
「榴弾砲」 とは、着弾した砲弾が破裂して破片が飛び散るタイプのもので、歩兵や非装甲の相手を攻撃するのに適していた。
生産できる野砲だが・・・ 正直言って、射程も威力も命中率も心もとない。
また、移動力が1しかないので、遠くに運ぶときには輸送ユニットも必要となる。
はやく上位のものに昇格させたいところだが、普通にやってもなかなか経験値は貯まらないので大変だ。
地形強度(地形の防御力)が低い 「平地」 を何度も撃って、経験稼ぎをする事も必要かもしれない。
また、「失われた勝利」 では列車砲やロケット砲を早い段階で作れるので、野砲の必要性は 「電撃戦」 の時ほど高くはない。

150mm重榴弾砲18型  1934.1 Lv2
150mm重榴弾砲18型
対地射程
1〜5
移動力
1
対地防御
0
地形攻撃
92 (命中93)
耐久力
17
弾数
8
大型の榴弾砲。 こうした野砲は世界各国で使われていて、どの国にも配備されていた。
ドイツの場合、105mm の軽榴弾砲は輸送や移動に便利なように小型化されたタイプであり、実はそちらの方が新型だ。 でも攻撃力や射程は、やはり大型の 150mm 重榴弾砲の砲が強かった。
射程と威力と命中が伸びて、105mm よりも明らかに使い勝手が良くなった榴弾砲。
でも榴弾砲はやっぱりよくハズれるので、ハズれても味方に当たらないようなところに撃とう。
基本は地形攻撃で撃つものだが、敵が近くて相手の回避が低ければ、兵器攻撃で狙ってもそこそこ当たる。
ゲーム序盤は活躍の場も多いが、後半になると威力不足は否めない。

170mm加農砲18型  1941.8 Lv3
170mm加農砲18型
対地射程
1〜9
移動力
1
対地防御
0
地形攻撃
121 (命中166)
耐久力
41
弾数
6
加農砲 とは 「カノン砲」 のこと。 「カノン砲」 とは砲身が長い大砲の事で、そのぶん弾速が速く、長射程で威力も高い。 しかしそのぶん、大砲自体も大型のサイズになってしまう。
でもやはり強力な野砲は戦力として重宝されたようで、かなりの数が生産されて前線に配備された。
かなり強力な野砲だが、これにしてしまうと自走型に昇格することが出来なくなる。
威力を取るか、自走型に昇格するのを取るか・・・ 選択する必要があるだろう。
また、重量がかなり重いので、普通の輸送車では運べない。(搭載しても移動力が1になってしまう)
Lv3 の輸送車 「Sdkfz 7」 ならば何とか運べるが、それでも移動力は半減してしまうので、輸送を考えるなら重量軽減の改造を行っておいた方がいいだろう。
ただ、これを使うなら、列車砲 「280mm K5E」 を使った方がいい気もする・・・

ヴェスペ  1943.2 Lv2
II号自走砲 ヴェスペ
対地射程
1〜5
移動力
6
対地防御
6
地形攻撃
56 (命中94)
耐久力
16
弾数
3
ドイツは機動力を生かした速攻戦術 「電撃戦」 を多用したが、それに砲兵がついて行けない事が多かった。
そのため、野砲を戦車の車体に乗せて、戦車のスピードに付いて行けるようにする計画が立てられた。
で、最初は 3号戦車 や 4号戦車 の車体に 105mm の榴弾砲を載せようとしたのだが、105mm の榴弾砲なら  2号戦車 の車体にも載ることがわかったので、2号戦車の車体に乗っけて、鉄板で囲った。
これが 「ヴェスペ」 で、使ってみると予想以上に大活躍!
「2号戦車の車体は全部ヴェスペにしろ!」 という命令まで出されたほどだった。
史実では非常に評価の高かった兵器だが、ゲームでの性能はイマイチだ・・・
これが登場する頃はソ連軍にどんどん重戦車が登場している時期で、もはや 105mm 榴弾砲の威力では通用しない。 そのうえ、命中が低く、弾数も少なすぎる。
弾数を改造で補い、平地にいる敵を狙えばそれなりの破壊力はあるが、150mm 重榴弾砲のまま経験を貯めてフンメルにするか、列車砲を使った方がいいだろう。

 1943.2 Lv3
III/IV号自走砲
フンメル
対地射程
1〜5
移動力
6
対地防御
8
地形攻撃
92 (命中93)
耐久力
28
弾数
2
自走対戦車砲 「ナースホルン」 と同じ車体を使った自走榴弾砲で、ナースホルンと同時期に開発された。
3号戦車 と 4号戦車 を組み合わせた車体に 150mm の榴弾砲を載せたもので、戦車のスピードについて行けるだけでなく、榴弾砲を設置する手間が省けるので、素早い砲撃も行うことが出来た。
ただ、この車体に 150mm の榴弾砲を乗せたら車体がいっぱいいっぱいになって、弾薬を置くスペースがなくなってしまったので、フンメル用の弾薬運搬車が常に一緒に付いて回っていた。
ヴェスペのパワーアップ版・・・ と言いたいが、射程や命中が上がってないので、やはり中途半端さが否めない。
そして何より、弾数が少なすぎる。 補給車と一緒に行動させるのは辛いので、弾数増加の改造が必須だ。
命中アップの改造もすればそれなりに使えるが、列車砲やロケット砲と比べると、やはり地味と言える。
なお、兄弟兵器(?)のナスホルンに相互の 「改修」 が可能だ。 ただ、レベル差分の経験値が必要となる。


= 支援戦車 =

突撃榴弾砲G型  1942.10 Lv1
突撃榴弾砲G型
対地射程
1〜2
移動力
6
対地防御
15
地形攻撃
56 (命中94)
耐久力
29
弾数
4
「突撃砲」 は本来、歩兵を支援するための自走砲だった。
だが、「III号突撃砲」 はどんどん対戦車兵器になっていったので、支援用の突撃砲を別に作ることになった。
それがこの 「III号突撃榴弾砲(突撃歩兵砲)」 で、敵の歩兵や非装甲の兵器を攻撃するのに適した炸裂する弾 「榴弾砲」 を、敵陣に間近で撃ち込めるよう開発された。
ドイツ軍の支援戦車は 「失われた勝利」 で初登場となる。 移動後の間接攻撃が可能な戦車だ。
だが、射程が2しかないうえに命中が低く、おまけに 「突撃砲(武器が車体に直接付いている兵器)」 なので、移動後だと命中率はさらに低下し、攻撃してもぜんぜん当たらない。
さらに威力も不足気味で、正直言って使いどころに乏しい。 使い道は・・・ ないかも。

ブルムベア  1943.4 Lv1
IV号突撃戦車
ブルムベーア
対地射程
1〜2
移動力
5
対地防御
20
地形攻撃
85 (命中56)
耐久力
33
弾数
4
3号戦車を使った 「突撃榴弾砲」 は、歩兵部隊には有効な兵器だったが、いまいち威力不足だった。
そこで、4号戦車 の車体に 150mm という大型の 「臼砲」 を搭載した突撃戦車 「ブルムベア」 が作られた。
「臼砲」 とは、弾がすごくデカくて、砲身がすごく短い大砲のことだ。
砲身が短いので弾速は遅く、山なりに弾を撃つ事しか出来ないのだが、さすがにデカい弾は威力が大きく、建物やトーチカなどの破壊力も十分にあり、陣地や市街地を攻撃するのに有用だった。
中盤に登場する支援戦車の強化型。 Lv1 の兵器なので、普通に生産する事が可能だ。
でも、やっぱり命中率が低すぎて、ぜんぜんアテにならない。 当たれば威力は大きいが、どこに落ちるかわからないので戦術の組み立てに使えない。 射程も短すぎる。
防御力はあるが、生産費が高いので、開始直後の使い捨て防御兵器に使うにもコスト的に厳しい。
本来は陣地破壊用の兵器だから、戦闘で使い辛いのは仕方がないか・・・?


= 自走歩兵砲 =

グリレ  1943.12 Lv2
Sdkfz 138/1 グリレ
対地射程
1〜3
移動力
6
対地防御
6
地形攻撃
85 (命中56)
耐久力
17
弾数
2
「歩兵砲」 とは、歩兵が持ち運べる長距離砲のことだ。 
軽く作られているので普通の大砲より射程に劣るが、前線で歩兵部隊が素早く砲撃を行えるようになっている。
だが、大型のものになると威力は高いが、歩兵が持ち運ぶのはかなり辛かった。
そこで、150mm という重歩兵砲を 38(t)式戦車 の車体に乗せたものが作られた。 これが 「グリレ」 だ。
「失われた勝利」 で初登場となる 「自走歩兵砲」 は、支援戦車と同じく移動後の間接攻撃が出来る。
ただ、支援戦車と同じく命中率が低すぎる。 威力は高いがどこに当たるか解らないので使いにくい。
射程は支援戦車より長めだが、装甲がないので攻撃を受けたらすぐやられてしまう。
しかも弾がたったの2発しかない・・・ ただ、生産が可能で値段も安いので、使い捨てで使う手も一応ある。
また、ヘッツァー や マーダーIII などの作り辛い兵器に改修することが可能だ。


= 牽引ロケット砲自走ロケット砲 =

150mmロケット砲41型  1941.8 Lv1
150mmロケット砲41型
対地射程
23
移動力
1
対地防御
0
地形攻撃
80×6 (命中68)
耐久力
7
弾数
5
正式名称 「ネーベルヴェルファー」 と命名された、多連装ロケット砲。 6つの発射装置を円状に並べている。
砲弾自体がロケット推進により飛んで行くロケット砲は、長い砲身がなくても長射程の攻撃を行うことができるのだが、どこに落ちるか解らない代物で、命中率は非常に低かった。
だが携帯に便利で火力も強いので、まとめて撃って周辺一帯を制圧するのには適していた。
強力な遠距離攻撃兵器だ! 命中率が低いが多数の弾を発射するので、複数のマスに弾がバラ撒かれ、密集した敵にまとめてダメージを与える事が出来る。 しかも威力も強い!
強化改造は命中率が悪くなるのをいとわず、射程を延ばす方向で行おう。 弾数が5なので弾切れには注意。
「失われた勝利」 では早期に開発されるので、間接攻撃は榴弾砲より、こちらがメインとなる。

Sdkfz 4/1 42型ロケット砲  1943.4 Lv3
Sdkfz 4/1 42型ロケット砲
対地射程
23
移動力
6
対地防御
3
地形攻撃
80×10 (命中68)
耐久力
12
弾数
9
「パンツァーヴェルファー」 と呼ばれた、車両搭載型のロケット砲。 パンツァーは 「装甲車両」 という意味だ。
「マウルティア」 というハーフトラックに装甲を施して、荷台の上にロケット砲を乗っけたもの。
なので、「装甲型マウルティア」 や 「マウルティア・ロケット砲型」 などと呼ばれる場合もある。
ロケット砲は撃ったら火花&煙で位置がバレバレになるので、すぐに移動できるメリットは大きかった。
連合軍の兵士は 「スクリーミング・ミーミーズ(ミーミーの叫び。飛んでくる音がミューと聞こえるらしい)」 と呼び、このロケット砲の攻撃をかなり恐れていた。
自分で走れるようになったロケット砲! おまけに発射数もアップして、弾数も増えている。
大量の敵が押し寄せてくる 「失われた勝利」 では、広範囲に攻撃できるロケット砲のメリットは大きい。
ただ、これにすると 「車両」 になるので、「砲」 としての改造が出来なくなり、結果として射程は短くなる。
なので、全て自走型にするのではなく、通常型も残しておき使い分けた方がいいだろう。


= 対空自走砲/対空戦車 =

Sdkfz 10/4  1939.7 Lv1
Sdkfz 10/4
対空射程
1〜3
移動力
10
対地防御
0
対空射撃
6×3(命中115)
耐久力
10
弾数
12
通称 「デマーグ D7」。 ドイツ軍が戦争初期から後期にかけて、長い間使用した対空砲。
ハーフトラック(前輪はタイヤ、後輪がキャタピラのトラック)の荷台に対空機銃を積んだだけの簡単なものだが、簡単ゆえに生産がラクなので、多数作られて各地の部隊に配備されていた。
このゲームの対空砲は自動迎撃システムだが・・・ ぜーんぜん当たらない!
それにドイツは戦闘機が優秀なので、対空射撃はあまり必須ではない。 と言う訳で、使い道はあまりないが・・・
トラックなので移動力が高く、値段も安いので、使い捨てで敵の拠点を塞ぐのに使用する手もある。

1号対空戦車  1941.8 Lv1
I号対空戦車
対空射程
1〜3
移動力
5
対地防御
3
対空射撃
6×4(命中116)
耐久力
10
弾数
9
1号戦車に対空機銃を積んだ改修型。 使われなくなった一部の1号戦車に対空機銃を積んでみたもののようだが、対空射撃ではなく歩兵相手の戦闘に使われることが多く、装甲がないので被害も多かったようだ。
1号戦車の車体は他にも輸送車や回収車、火炎放射戦車や工作車など、様々なものに流用された。
Sdkfz 10/4 よりほんのちょびっと強い対空車両。 でも対空車両自体が使えないこのゲームでは、この程度の 強化ではやはり出番はない。 1号戦車の改修型をゲームに登場させたかったんだろうか・・・?

Sdkfz 7/1  1934.- Lv3
Sdkfz 7/1
対空射程
1〜3
移動力
7
対地防御
0
対空射撃
6×4×4(命中142)
耐久力
17
弾数
11
大型の輸送車である Sdkfz 7/1 の荷台に、4連装の対空機銃を搭載したもの。
Sdkfz 7/1 は旧式の輸送車だが、「88mm 高射砲」 などの重い兵器を運搬するために作られたものなので、こうした大型の機銃を搭載する事も出来た。
「失われた勝利」 で初登場となる対空兵器。 最初から開発済みとなっている。
機銃の装備数が4になっているため、攻撃力は I号対空戦車 の4倍だ! さらに命中も上がっている。
とは言え、「スタンダード大戦略」 は対空機銃の命中率が低いので、ぜんぜんアテにならない!
これ1つで敵の空襲を防ぐ事はムリなので、空襲を防ぎたいなら3〜4つぐらい固めて配置しないとダメだろう。
これをたくさん配置して、経験と改造もあれば、襲いかかって来る敵航空機をどんどん落とす事も出来るが・・・
しかし確率が悪ければ撃ちもらすし、防御が 0 なので反撃を受けたら即死だ。
作るなら Sdkfz 10/4 から昇格させるのは厳しいので、輸送車の Sdkfz 7 から改修した方がいいだろう。

ヴィルベルヴィント  1944.7 Lv3
ヴィルベルヴィント
対空射程
1〜3
移動力
5
対地防御
10
対空射撃
6×4×4(命中142)
耐久力
28
弾数
6
戦争中期、ドイツは 4号戦車 の車体に対空機銃を乗せて、防弾板で囲い、撃つ時には防弾板がパカッと開いて射撃するという対空戦車 「メーベルワーゲン」 を作った。
でもこれだと、パカッと開いている時が無防備なので危ない。 なので、パカッてしなくても撃てる対空用の砲塔を作れと言う命令が出された。
そして、作られたその対空用の砲塔を、修理に戻ってきた 4号戦車 に砲塔交換で乗せたのが、この 「ヴィルベルヴィント」 である。 つまり、この兵器で新たに作られているのは砲塔だけであり、車体はお古のままだ。
4号戦車 からの 「改修」 によってのみ作れる対空戦車。 改修時には1レベル分の経験値が必要。
この兵器は上記の説明にある通り、「砲塔交換」 によって作られたものだ。
なので、自分で砲塔交換が出来る 「スタンダード大戦略」 では、1つ改修で作って、その砲塔を他の IV号戦車 の車体に移植していけば、同じような性能の兵器を量産する事が出来る。
でもそれよりは、別の戦車の車体に移植して派生型を作った方が役に立つだろう。
パンターに乗せて 「なんちゃってケーリアン(パンター車体を使って作る予定だった対空戦車)」 を作ったり、対空用ティーガーとかを作る事も出来る。 IV号戦車の車体を使うより、そちらの方が防御があるので活用しやすいだろう。


= 牽引高射砲 =

88mm高射砲36型  1936.1 Lv1
88mm高射砲36型
対空射程
26
移動力
1
対地防御
2
攻撃威力
32 (対空命中 136 対地命中 162)
耐久力
16
対地回避
52
第二次世界大戦の兵器の話をすると、必ず出てくるのがコレ。 有名な 「88mm Flak」 である。
本来は高空を飛ぶ飛行機を狙うための対空砲だったのだが、ドイツ軍はこれで地上の戦車も狙った。
その威力は絶大で、長距離から重装甲の戦車を撃破することが可能であり、空も陸も狙える汎用性の高さもあって非常に重宝された。 特に北アフリカの戦いでは、イギリス軍の戦車を多数撃破している。
史実では大活躍した兵器だが・・・ このゲームではイマイチだ。
実は 「電撃戦」 の時より対空命中が 20 アップしているので、対空砲としてはそこそこ当たるようになっている。
でも、防御や回避が低いので、空からの機銃攻撃を受けるとあっさりやられてしまう。
「高射砲」 なので航空機の機銃攻撃に反撃できないため(地形攻撃にしか反撃できない)、対空ユニットなのに航空機に狙われるとやられてしまうという、悲しいユニットだ。
対地攻撃は確かに強力なのだが、防御が低すぎるため、それを生かすのは難しいだろう。


= 輸送車 =

オペルブリッツ  1936.1 Lv1
オペル・ブリッツ
重量
6
移動力
9
対地防御
0
搭載
積載サイズ2、牽引サイズ4
耐久力
11
対地回避
42
ドイツ軍の輸送車として有名なトラック。 自動車メーカー 「オペル」 の作った 「ブリッツ」 というトラックだ。
元々は民間用トラックだったのだが、性能が優秀だったので軍用車として制式採用され、多数量産されて各地の戦場で様々な輸送任務に就いた。 四輪駆動なので、ある程度の悪路なら走れる。
オペル社はアメリカの自動車会社 GM の子会社だったので、その関係でドイツの戦車は作れなかったようだ。
ふつーの輸送トラックだ。 スタンダード大戦略(およびアドバンスド大戦略)を初めてやる人は、兵器の一覧に 「オペルブリッツ」 と書いているのを見て、「どんな兵器なんだ!?」 と思うのだが、ただのトラックである。
とりあえず名前はカッコいい。 タイヤ走行なので、道路以外では移動力が激減するのに注意。
「失われた勝利」 ではユニットを輸送する機会が減っているため、あまり活用の場はないかも・・・

Sdkfz 251/1  1939.6 Lv2
Sdkfz 251/1
重量
8
移動力
8
対地防御
4
搭載
積載サイズ1、牽引サイズ4
耐久力
13
対地回避
67
通称 「ハノマーク」。 ハノマーク社で作られた兵員輸送車で、兵士たちにひっぱりだこだった。
戦車による素早い機動戦術を実現するために、歩兵もそれに付いていけるよう、輸送車に乗って迅速に移動できる事が求められた。 その要求を叶えるべく作られた装甲輸送車両である。
余談だが、オペルブリッツが型番の kfz 305 ではなく 「オペルブリッツ」 なのだから、コレも Sdkfz 251/1 じゃなくて 「ハノマーク」 でいい気がするのだが、ダメなんだろうか・・・?
オペルブリッツより移動力が1下がっているが、移動が 「半装軌(半分キャタピラ)」 なので、道路以外の場所でも移動力の低下が少ない。 また機銃も搭載していて、降車と同時に援護射撃ができる。
でもしょせん輸送車なので、普段は攻撃に使おうとか思わないように。
「失われた勝利」 では、歩兵の移動力をアップさせられる改造や、自走型の榴弾砲・ロケット砲などが登場するため、輸送車の使用は必須ではなくなった。 配備数にも限りがあるし、出番は少ないだろう。

Sdkfz 7  1934.1 Lv3
Sdkfz 7
重量
12
移動力
7
対地防御
0
搭載
積載サイズ1、牽引サイズ4
耐久力
17
対地回避
48
ドイツ軍の大戦初期の輸送車両。 通称 「8t ハーフトラック」。
「ハーフトラック」 とは前輪がタイヤ、後輪がキャタピラになっているトラックで、悪路でも高い走行力を持った。
元は野砲や高射砲を牽引するために作られた車両だ。 ちなみにハノマークは 「3t ハーフトラック」 の改良型。
はっきり言って、ハノマーク(Sdkfz 251/1)の方がいい。 武装もないし、移動力も少ない。
ではコレにする利点は何なのかと言うと、重い 「170mm 加農砲18型」 も何とか運べるという点だ。
だから、170mmカノン を運ぶ予定がないのなら、これに昇格する必要はない。
ただ 「失われた勝利」 では、ここから対空自走砲 「Sdkfz 7/1」 に改修することが出来る。
なので、Sdkfz 7/1 が欲しいなら、そのために輸送車の経験値を貯める必要があるだろう。


= 補給車 =

補給馬車  1934.1 Lv1
補給馬車
補給物資数
40
移動力
4
対地防御
0
攻撃
なし
耐久力
9
対地回避
60
補給物資を積んだ馬車である。 「この時代に馬ぁ〜〜!?」 と思うかもしれないが、第二次世界大戦の頃は
まだまだ車両の配備が行き届いていなかったので、輸送や移動には馬が多用された。
と言うか、輸送任務に関しては、馬の方がメインだった。 馬は悪路でも結構走ってくれるし。
要するに補給車だ。 大戦略タイプのゲームでは戦術の基本となるユニットの1つである。
だが、スタンダード大戦略やアドバンスド大戦略は、マップ内の都市の数が多いので、補給で困るという事はあまりない。 主に野砲の弾の補給や、市街戦での車両の燃料補給に使うぐらいだろう。
でも、進攻部隊に1つ混ぜておくと、やはり便利に活用できる場面は多い。

Kfz 385  1939.1 Lv2
Kfz 385
補給物資数
60
移動力
9
対地防御
0
攻撃
なし
耐久力
11
対地回避
42
ドイツの自動車メーカー 「オペル社」 の作ったトラックの補給車バージョン。
だが、第二次世界大戦の頃は、こうした自動車の補給車・輸送車は数が足りないのが現状だった。
これらを完全にそろえ、完全な意味での 「自動車化軍団」 を結成できたのは、物量に勝るアメリカのみである。
補給物資が増えた補給車。 おかげで補給車が補給に行く手間が少し減る。
移動力もかなり向上し、戦車の速度に付いていく事が可能だ。 だが、タイヤなので道路以外ではほとんど走れなくなるので注意。

マウルティア  1943.1 Lv3
Sdkfz 4
マウルティーア
補給物資数
50
移動力
5
対地防御
0
攻撃
なし
耐久力
11
対地回避
58
補給や輸送には、「オペルブリッツ」 や 「kfz 385」 などのトラックを使っていたドイツ軍だったが・・・
ソビエト戦が始まると、雪で道が埋もれたり、雪解け水で平地が泥沼と化したりする事が多く、普通のタイヤのトラックでは移動がままならない事が多かった。
このためドイツ軍はトラックのメーカーに、後輪をキャタピラにした 「ハーフトラック」 の輸送車の開発を依頼、こうして出来たのがこの 「マウルティーア」 だ。
以後、ドイツ軍は状況にあわせて、普通のトラックとマウルティーアを使い分ける事になった。
このゲームでは、はっきり言ってマウルティアは使わない方がいい!
悪路での移動力は増しているが、移動力が 5 しかない。 これなら多少悪路でも、普通のトラックの方が速かったりする。 おまけに補給物資の数が kfz 385 より減っているので、ますますダメである。
自走ロケット砲に改修する事も出来るが、ロケット砲は普通に昇格させやすいので、ここから改修する必要もないだろう。


= 軍用列車/走行列車 =

列車  1934.1 Lv1
列車
大砲攻撃
なし
移動力
13
対地防御
0
搭載
積載サイズ9、搭載数4
耐久力
75
対地回避
9
要するに電車だ。 普通の電車だが、第二次世界大戦では軍用の列車は輸送車としてかなり多用された。
特に、重い戦車は燃費が悪かったので、貴重な石油を節約する意味でも列車輸送は重要だった。
ディーガーのような大きな戦車は、わざわざ駅で小型のキャタピラに付け替えて列車に搭載したりした。
「失われた勝利」 には、線路に 「標準軌(ヨーロッパ)」 と 「広軌(ソビエト)」 の2種類がある。
ヨーロッパの列車は標準軌は走れるが、広軌は走れない。 ソ連の列車はその逆だ。
ソ連の領土に進攻していくステージでは線路が広軌になっているため、ヨーロッパの列車を走らせることが出来ない事もあるので注意しよう。

装甲列車  1941.6 Lv1
装甲列車
大砲攻撃
13 + 13 (命中150)
移動力
8
対地防御
5
榴弾砲(地形)攻撃
32×4 (射程5 命中127)
耐久力
75
対地回避
7
列車での軍事輸送が盛んに行われていたヨーロッパでは、その線路を守る必要もあった。
こうして出来たのが装甲列車で、対戦車砲や榴弾砲、対空砲などで武装されており、さらに輸送車や指揮車なども連結されていて、動く司令部のような役割も持っていた。
兵器リストの 「BP 42」 というのはドイツの装甲列車の規格の一つで、後に改良型 「BP 44」 も登場している。
対戦車砲、機銃、榴弾砲に対空砲と、ゲームでも非常に豊富な武装を持っている。
だが、「装甲列車」 と言う割には防御も回避もまるでないので、攻撃を受けるとモロかったりするので注意。
兵器を2部隊輸送可能で、色々と便利なのだが、やはりここは列車砲 「280mm K5E」 に昇格させたい。
ただ、「失われた勝利」 の線路は2種類あり、ソ連の領土の奥地ではヨーロッパの列車は走れないので、経験を稼ぐのが難しくなる。 出来ればヨーロッパの列車が走れるうちに、経験を稼いでしまいたいところだ。
場合によっては、建設工兵で線路を 「改軌」 する必要もあるかもしれない。

280mm K5(E)  1938.1 Lv2
280mm K5(E)
対地射程
315
移動力
10
対地防御
0
地形攻撃
169 (命中199)
耐久力
75
対地回避
18
連合軍を恐れさせた超長射程の強力な列車砲。 その射程距離は 60 キロを誇り、市街地や要塞への砲撃はもちろん、海岸で敵の艦船を砲撃したり、進軍してくる敵軍をトンネルに隠れて狙い撃つなど、様々な形で活躍していた。 後に連合軍に鹵獲された1両がアメリカで展示されていて、「レオポルド」 という通称で呼ばれている。
ドイツでの正式名称は 「シュランクベルタ」 という名前だったようだ。
なんと射程 15! 威力も申し分ない超強力な兵器だ! 列車なので線路の上しか走れないが、非常に役立つので装甲列車が作れるようになったらすぐに昇格させて作成したい。
ただ、昇格には(耐久最大時で)3万の資金も必要となるので、資金不足だとおいそれとは作れない。
しかし、それでもその破壊力は目を見張るものがあるので、早いうちに何台か数を用意しておきたい。
ソ連の奥地では線路の規格が違うので走れないが、都市や拠点の上に置く事は出来るので、そのまま固定砲台として使う事は可能だ。


= 歩兵 =

狙撃兵分隊 1935  1935.3 Lv1
狙撃兵分隊 1935
機銃攻撃
2×6 + 2×8 (命中 151)
移動力
3
対地回避
96
手榴弾攻撃
3×7 (命中 60)
耐久力
20
対空回避
121
対歩兵用の狙撃銃を装備した歩兵部隊で、その 1935 年式装備のもの。
ドイツの歩兵は他国の歩兵よりも戦術面の知識や士気が高く、仕官も優秀で、非常に優れていた。
歩兵は軍隊の中核を成す存在であり、それはいつの世になっても変わらない。
ゲーム開始時の歩兵。 このゲームのドイツの普通の歩兵は 「狙撃兵」 になっている。
「失われた勝利」 ではゲーム開始直後に 「狙撃兵分隊 1941」 が開発されるため、最初に持っている分を使うぐらいしか出番はないだろう。
一度に6発撃つマシンガンと、一発ずつ8回撃つライフル、さらに手榴弾を装備していて、手数は多い。
でもしょせんは歩兵なので、戦闘力は期待できない。 占領役として他の兵器で守ってあげよう。

狙撃兵分隊 1941  1941.1 Lv1
狙撃兵分隊 1941
機銃攻撃
2×6 + 2×7 + 1×4 (命中 151 78)
移動力
3
対地回避
96
手榴弾攻撃
3×7 (命中 60)
耐久力
20
対空回避
121
狙撃兵の 1941 年式装備のもの。 「MP40」 という名前のサブマシンガンを新たに装備した。
サブマシンガンは普通のマシンガンよりも射程が短く威力も低いが、小型で扱いやすいので、市街地や建物の中など狭い場所での戦闘では有効だった。
ゲーム開始と同時に開発される歩兵。 狙撃兵分隊 1935 は、こちらに 「改修」 しておこう。
ライフルの攻撃回数が1回減っているが、代わりに一度に4発撃つサブマシンガンを追加で装備している。
歩兵の攻撃力はそのまま占領力アップになるため、意外に重要だ。

擲弾兵分隊 1943  1943.10 Lv1
擲弾兵分隊 1943
機銃攻撃 (命中 164 151 78)
2×9 + 2×7 + 1×4
移動力
3
対地回避
95
手榴弾
3×7(命中 60)
グレネード
15(命中 20)
耐久力
20
対空回避
120
「擲弾兵」 とはドイツ軍の歩兵の呼び名で、実際には普通の歩兵と変わらない。
元々は手榴弾などを投げる兵を擲弾兵と呼んでいたのだが、第二次世界大戦中に歩兵の士気を鼓舞するため全ての歩兵を 「擲弾兵」 と呼ぶようになった。 この伝統は、現代のドイツでも続いている。
この歩兵は 1943 年装備のもので、「パンツァーファウスト」 という武器を装備している。 これは戦争中盤以降にドイツ兵が使用した携帯用の対戦車砲で、命中させ辛いが、当たれば戦車も撃破できる威力を持っていた。
1943年装備の Lv1 の歩兵。 他の歩兵から 「改修」 で変更できるので、開発され次第こちらに変えておこう。
マシンガンが 1942 年製のものになっていて、命中と射数が上がっている。
対戦車弾 「パンツァーファウスト」 はこのゲームでは反撃専用武器になっていて、優先1、命中も 6 しかない・・・
撃つのは相手に撃たれた後だし、当たることもまずない。 ないものと思っておこう・・・

擲弾兵分隊 1944  1944.6 Lv1
擲弾兵分隊 1944
機銃攻撃 (命中 164 151 149 78)
2×9 + 2×6 + 2×2 + 1×4
移動力
3
対地回避
94
手榴弾
3×6(命中 60)
耐久力
20
対空回避
120
1944 年装備の歩兵。 「Gew43」 という名前の 「半自動小銃」 を新たに装備している。
これは撃った後、次の弾を自動的に装填してくれるもので、撃つのがラクになって便利なのだが、パンパン撃てるため弾を無駄遣いする人が増えるので、どの国もあまり採用したがらなかった。
また、パンツァーファウストも新型を装備している。
このゲームでは 1943 年のシナリオは 「ウクライナ防衛戦」 しかないため、1943 の歩兵を飛び越して、すぐに 1944 の歩兵が登場する人も多いだろう。
装備は変わっているが、強さ的には 擲弾兵分隊 1943 とほとんど同じだ。
パンツァーファウストは、命中 6 から 9 になったけど・・・ やっぱり意味がない・・・

狙撃兵分隊 PzB装備  1935.3 Lv2
狙撃兵分隊 PzB装備
機銃攻撃
2×6 + 2×7 + (命中 151)
1×4 + (命中 78)
8 (命中 228)
移動力
3
対地回避
94
耐久力
26
対空回避
118
「PzB」 とは 「パンツァーブクセ」 という名前の対戦車ライフルのこと。 これで戦車のキャタピラなどを狙って破壊しようと考えていたのだが、戦車の進化は早く、開戦時した時にはすでに威力不足になっていた。
この歩兵は 狙撃兵分隊1941 が装備している MP40 サブマシンガンも持っていて、重装歩兵という感じだ。
Lv2 の歩兵だが・・・ スタンダード大戦略では、経験値を 200 まで貯めれば一気に2段階アップが出来る。
昇格で経験値を消費すると占領力も落ちてしまうので、Lv2 を飛び越して Lv3 の歩兵を作った方が、占領力のロスは少ない。 なお、武装を変更すると 50mm 軽迫撃砲を装備できるのだが、激しく弱い&当たらない。

擲弾兵分隊 RPzB装備  1943.10 Lv2
擲弾兵分隊 RPzB装備
機銃攻撃 (命中 164 151 78)
2×9 + 2×7 + 1×4
移動力
3
対地回避
93
手榴弾
3×7(命中 60)
ロケット弾
55(命中 21)
耐久力
26
対空回避
117
「RPzB」 とは 「ラケーテン・パンツァーブクセ」 の略で、直訳すると 「対戦車ロケット砲」 のこと。
アメリカ兵がバズーカ砲を使っているのを見て、それをマネて作ったもので、パンツァーシュレック(戦車の恐怖)という異名で呼ばれていた。
戦争後期のドイツ軍は慢性的な戦車不足になっていたので、パンツァーファウストやパンツァーシュレックのような歩兵が戦車を攻撃できる対戦車砲がたくさん作られて、配布されていた。
1943年装備の歩兵が、「パンツァーファウスト」 の代わりに 「パンツァーシュレック(RPzB)」 を装備したもの。
でも、このゲームのパンツァーシュレックは優先 2 で、命中も 21 しかない。 やっぱり遅い&当たらない。
まあ、歩兵で戦車を撃破できたりしたら、ゲームバランス壊れるもんなぁ・・・

騎兵分隊  1935.3 Lv3
騎兵分隊
機銃攻撃
2×6 + 2×12 (命中 151)
移動力
5
対地回避
59
手榴弾攻撃
3×12 (命中 60)
耐久力
39
対空回避
66
馬に乗った歩兵。 「カラビナー」 と呼ばれた騎兵銃(ライフル)を装備している。
第二次世界大戦当初、各国では騎兵がまだ軍の主力の1つとして存在していた。 それを一変させたのがドイツの機甲師団による機動戦術な訳だが、まだ車両が行き渡っていない当時、馬も重要な移動手段だった。
馬で移動する歩兵。 もしかすると、このゲームで一番便利なユニットかもしれない。
歩兵なのに移動力が5もあるというのは非常に有用で、耐久力もあり、悪路にも強く、索敵も3ある。
機銃の手数が多いので占領力や攻撃力もわりと高い。
だが問題なのは、「自動車化狙撃兵分隊」 を制式採用した時点で作れなくなってしまうこと。
「失われた勝利」 ではゲーム開始時にすぐ 自動車化狙撃兵分隊 の開発提案が行われるが、騎兵の数がそろうまで、出来るだけ 自動車化狙撃兵分隊 の採用は後回しにするべきだ。
もちろん、騎兵の数を十分そろえた 「電撃戦」 のデータを引き継いでいるのなら、問題はないのだが・・・
「失われた勝利」 から新規開始する人は、まず騎兵を出来るだけ増やすのを目標としよう。

自動車化狙撃兵分隊  1938.10 Lv3
自動車化狙撃兵分隊
機銃攻撃
2×6 + 2×6 + 1×4 (命中 151 78)
移動力
3
対地回避
98
手榴弾攻撃
3×7 (命中 60)
耐久力
20
対空回避
124
徒歩や馬で移動するのではなく、自動車によって移動する歩兵部隊である。
だが、兵員輸送車の生産はなかなか追いつかず、最後まで全ての歩兵部隊に行き渡る事はなかった。
「自動車化」 という名前になっているが、自動車はプレイヤーが別に用意してあげないといけない。
つまり、「自動車化」 になってるのは名前だけだ。 普通の歩兵と変わらない・・・
能力的には 「狙撃兵分隊 1941」 とほとんど違わない。 武装もほぼ同じ。 使い勝手も変わらない。
これを採用すると騎兵が作れなくなるのだが、採用しないと機関銃分隊や工兵分隊が開発されてこない・・・
「失われた勝利」 から新規開始した人は、採用は出来るだけ遅らせるように。

機甲擲弾兵分隊 1943  1943.10 Lv3
機甲擲弾兵分隊 1943
機銃攻撃 (命中 164 151 78)
2×2×9 + 2×6 + 1×4
移動力
3
対地回避
98
手榴弾
3×7(命中 60)
グレネード
15(命中 20)
耐久力
20
対空回避
124
自動車などに乗って移動する歩兵の 1943 年装備のもの。
「機甲擲弾兵師団」 と言うと、戦車などを含んでいる部隊のことで、歩兵だけの部隊とは区別される。
こうした部隊の歩兵は戦闘だけでなく、戦車の整備や補給、通信なども行っていた。
能力的には 「擲弾兵分隊 1943」 と違わない・・・ と思ったら、マシンガンの装備数が1増えている。
これによって攻撃力がアップしているので、それはつまり占領力アップにも繋がっている。
また、なぜかこの歩兵だけ、対地防御力が 1 だけある。(他は全て 0 )

機甲擲弾兵分隊 1944  1944.12 Lv3
機甲擲弾兵分隊 1944
機銃攻撃 (命中 164 137 78)
2×2×9 + 1×6×4 + 1×4
移動力
3
対地回避
97
手榴弾
3×7(命中 60)
グレネード
15(命中 20)
耐久力
20
対空回避
123
「機甲擲弾兵」 の 1944 年式装備のもの。 「StG44」 という 「アサルトライフル」 を新たに装備している。
これは 「サブマシンガン+自動小銃」 といった武器で、小型で使いやすいマシンガンであると同時に、弾も自動で装填してくれるという武器で、射程と威力は低いが、市街地などの狭い場所での戦いでは重宝された。
装備が変更になって、攻撃力が少し増した Lv3 の歩兵だが・・・ 登場が 1944 年の12月なので、名前は 1944 だが、実際には 1945年 に近い。 よって、使うのはラスト間近となる。
占領力は少し上がったが、「機甲擲弾兵分隊 1943」 にあった対地防御 1 はなくなっている。

機関銃分隊 1939  1939.1 Lv4
機関銃分隊 1939
機銃攻撃
2×2×12 + 2×7 (命中 181 151)
移動力
2
対地回避
94
迫撃砲攻撃
18×2×2 (命中 35)
耐久力
22
対空回避
120
連射性能の高い強力な機関銃を装備した歩兵部隊。 さらに迫撃砲も装備可能になっている。
俗に言う重歩兵という感じだろうか。 ドイツの機関銃は非常に高性能で、他国の脅威となっていた。
移動力が 2 というのがダメ過ぎる。 攻撃は確かに強力だが、歩兵の役目は占領。 攻撃役ではない。
輸送車を使うにしても、2マスというのはやはり厳しい。 これには昇格させず、一気に Lv5 を狙おう。
一応、攻撃力が高いので、占領力はある。

機関銃分隊 1943  1943.10 Lv4
機関銃分隊 1943
機銃攻撃
2×2×18 + 2×7
(命中 197 151)
移動力
2
対地回避
94
耐久力
22
対空回避
120
連射性能の高い 1942 年製の機関銃 「sMG42」 を装備した歩兵部隊。
このドイツの機関銃はすごく高性能で、アメリカ軍がコピーを作ろうとしても、どうしても作れなかったと言う。
戦後は西側諸国の正式装備として採用され、現代でも改良して装備している国は多い。
なんと機銃の発射数が 2×18+7! 合計で一度に 43発 も発射する上に命中率も高いと言う歩兵だ。
だが、やはり移動力がネック。 2マスは厳しい・・・。 ただ、「失われた勝利」 ではゲーム後半に移動力アップの改造(戦闘用携帯食)が出来るので、これを使えばなんとかマシになる。
占領力は非常に高く、経験を貯めれば 200 以上の耐久力の都市を一発占領したりするので、使い手はある。

工兵分隊 1939  1939.1 Lv5
工兵分隊 1939
機銃攻撃
2×3×6 + (命中 151)
1×4 + (命中 78)
8×3 (命中 228)
移動力
3
対地回避
95
耐久力
28
対空回避
118
工兵とは通常の部隊よりも先行し、地雷の撤去や鉄条網の除去など、進軍に必要な様々な活動を行う部隊だ。
地図の作成や道路の整備、新兵器のテストなども行う場合があり、もちろん必要なときは戦闘もする。
他の部隊に先駆けて行動するため、ドイツの工兵部隊には 「先鋒」 という意味もあった。
ゲームの工兵分隊は歩兵の最上位になっている。 狙撃ライフルを装備していない代わりにマシンガンと対戦車ライフルの装備数が多く、他の歩兵より戦闘力は高い。 それは同時に、占領力が高い事も意味する。
騎兵にしない歩兵は、これを目指して経験値を貯めよう。

工兵分隊 1943  1943.10 Lv5
工兵分隊 1943
機銃攻撃
2×3×9 + 1×4×4 (命中 164 78)
移動力
3
対地回避
95
手榴弾攻撃
3×4 (命中 60)
耐久力
28
対空回避
118
1943 年装備の工兵。 1943年装備の歩兵は全て、マシンガンが新型の 「MG42」 になっている。
このマシンガンは使いやすくて威力が高く、連射速度も非常に速く、他国のものより明らかに高性能だった。
60年以上が経った今でも、この MG42 の改良型・発展型は世界中で使用されている。
工兵分隊の新装備バージョン。 対戦車ライフルがなくなって、サブマシンガンの装備数が増えた。
使用感はほとんど変わらないのだが、開発されたら一応こちらに 「改修」 しておくといいだろう。
パンツァーファウストも持っているけど、あまり意味はない。

国民突撃隊  1945.3 Lv1
国民突撃隊分隊
機銃攻撃 (命中 165 146 76)
2×4 + 2×3 + 1×3×4
移動力
2
対地回避
92
手榴弾
3×6(命中 60)
対戦車弾
68(命中 12)
耐久力
20
対空回避
118
敗戦間際のドイツが、国民を総動員して作った寄せ集めの兵士。 俗に言う 「動員兵」 である。
その実態は少年や老人など、本来は非戦闘員だった人を集めて作ったもので、簡単な訓練だけで戦場に送り出されていった悲しい兵士だ。
当然、戦闘能力は乏しく、次々と戦場に散っていったのだが・・・ もはや後のないドイツ国民の士気は高く、意外な健闘をみせる部隊もあった。 終戦間際の悲惨さを示すユニットと言える。
1945年の3月に、イヤでも採用されてしまう歩兵部隊。 武装は旧式&間に合わせのものだ。
唯一、パンツァーファウストだけ最新型になっているが、例によって遅い&当たらないので意味がない。
ユニットとしては役に立たないが・・・ でも、このゲームには、ある意味 「必要な」 ユニットであるとも言える。

トップページへ戻る ドイツ軍兵器名鑑・空/海 へ ドイツ以外兵器名鑑 へ