マレー半島(マレーシア&シンガポール)は当時、イギリスの植民地となっており、特にシンガポールはイギリスの東南アジア方面における一大拠点でした。 イギリス軍はすでにマレー半島に防衛線を築いていましたが、日本軍は史上希に見る快進撃でその防衛線を次々と突破、さらにイギリスが頼りにしていた2隻の戦艦も空からの攻撃であっけなく撃沈されます。
当時、インドシナ半島(現在のベトナム・カンボジア・ラオス付近)はフランスの植民地となっていました。 このインドシナのフランス領はアメリカやイギリスが中国に軍事支援を送る輸送ルートになっていたため、フランスがドイツに敗れた後、日本はドイツによって作られたフランスの政権(ヴィシーフランス)と交渉し、この地域に進駐(軍隊を駐留させること)を承認させてここを事実上占領しました。 しかしこれにより、日本軍がアメリカやイギリスの植民地の目の前に進んでくる事になったため、米英は警戒感をさらに強め、日本への石油の輸出禁止や資産の凍結など、強力な経済制裁を行います。 このステージは・・・ あっという間に終わります。 ステージが始まったら戦闘機などを配置して、そのまま前方に飛ばして下さい。 もう少し進むとさらに2部隊の歩兵が見つかります。 史実でも、国境付近のフランス兵が抵抗しただけで、その後の進駐はすんなりと行われました。 フランス軍が登場するステージは数少ないため、フランス兵器の鹵獲を狙ってもいいですが・・・ |
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真珠湾攻撃があったその日、日本軍はマレー半島北部にも上陸を開始! 一方、イギリス軍は密林の中に「ジットラ・ライン」などの要塞線を構築し、さらに戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」と「レパルス」の2隻を擁する東洋艦隊を出撃させて、これを迎え撃ちますが・・・ インドで徴兵された英植民地軍の士気の低さもあり、日本軍は他に類を見ない程の高速で進軍していきました。 このステージは上陸戦です。 輸送機+空挺兵も出しますが、マレー半島は天候が安定しておらず、しかもこのステージは開始時の天候が必ず雨になっています。 ただしこのステージで注意しなければならないのは、最大部隊数。 40部隊しか出せません! また、イギリスには2隻の戦艦がいますので、対艦攻撃が可能な部隊を出す必要があります。 まずは飛んでくるイギリス軍の航空機を撃破し、コタ・バル周辺の上陸地点を偵察、その後に大発動艇で歩兵を揚陸させて空襲で安全を確保しつつ占領しましょう。 同時にバッターニ方面にも大発動艇を派遣し、陸軍基地を占領します。 あとはクアラカンサルの近くの工場と、スリム(緑の根拠地)の上空に零戦の護衛付き輸送機+空挺兵を送り、そのまま占領してしまえばいいのですが・・・ 陸軍を使いたい人はバッターニでは出撃させず、クアラカンサル近くの基地を占領してから出撃させましょう。
問題の2隻のイギリス戦艦ですが・・・ マップ右側の海上を北上してくるはずです。 史実のように陸上攻撃機(九六式陸上攻撃機や一式陸上攻撃機)で魚雷攻撃をしようとすると、このゲームの陸上攻撃機はモロイので、逆に反撃を食らうと思うのでご注意を。 なお、イギリスの戦艦が北上して来ず、軍港に引きこもってしまうこともあるようです。 緑の敵を降伏させたら、後はクアラルンプール(赤の根拠地)に進軍して行くのみです。
「コタ・バル上陸作戦」には分岐があります。 勝利だと「フィリピン攻撃」へ移動しフィリピン方面へ、大勝利だと「ボルネオ攻略戦」へと向かいインドネシアでの戦いが続きます。 このページでは大勝利して、このままインドネシア・マレー半島での戦いを続けたものとして解説します。
マレー半島での戦いが進行している最中・・・ マレー半島の東、インドネシアでも作戦が開始されました。 インドネシアには大規模な油田があり、アメリカによって石油の輸入を閉ざされ、それが日米開戦に繋がった日本としては、この油田を確保する事は戦争の大きな目的の1つでした。 そしてこの作戦は大成功を収め、油田はほぼ無傷で日本軍に占領される事となりました。 「空の神兵」、すなわち空挺兵のためのステージです! このステージは勝利条件が特殊で、マップ内に2ヵ所ある「★」マークの付いた陸軍基地を占領することで勝利となります。 始まったら零戦の護衛を付けて、輸送機を2ヵ所の作戦目標へ飛ばします。 目的地に着いたら周辺の部隊を空襲で撃破して安全を確保し、空挺兵を降下して、あとは占領するだけです。 ボルネオ島方面にはイギリスの航空部隊がいるため、ボルネオの北にある飛行場で戦闘機を出し、経験値稼ぎついでに迎撃しておきましょう。 史実では油田を占領した後も、連合国(イギリス・オランダ・アメリカ)の海軍との戦いが続きました。
圧倒的な快進撃でマレー半島を南下する日本軍は、ついにマレー半島の先端にある島「シンガポール」の要塞の攻略を開始します。 イギリス軍はシンガポールに繋がる橋を爆破し、持久戦に持ち込もうとしますが、日本軍も要塞への砲撃と爆撃を続け、さらにゴムボートでシンガポールに上陸。 いよいよマレー最大の目標、シンガポール要塞の攻略戦です。 まずインターミッションで、歩兵を乗せた輸送トラックを複数用意しておいて下さい。 開始地点はマップの左上。 目の前にイギリスの陸軍基地があるので、速攻で占領してしまいましょう。 また、そのすぐ前に橋が2つ架かっていますが、この橋はムリに渡らずに出口を固め、渡ってくる敵を待ち伏せた方が有利です。 そして重要なのは、マップ左の敵根拠地「バトパハ」の近くにある飛行場を、一刻も早く占領することです! ステージが始まったらすぐに歩兵や騎兵を乗せた輸送トラックを、バトパハ方面に走らせて下さい。
もし進軍が遅いと、ムアルを少し過ぎた辺り(マップの「バクリ」と書いてある付近)で敵の装甲車両の迎撃に遭ってしまいます。 輸送トラックが遅れずに進んでいれば、道を塞がれてしまう前にバトパハに到達できるはずです。 バトパハに無事到達し、敵の航空機の完成前に飛行場を押さえることに成功したら・・・ 航空機を配置し、反撃開始です! 後は空からの攻撃で陸上部隊の進軍を援護しつつ、敵の残りの飛行場を塞ぎに行き、さらに輸送機+空挺兵などで敵根拠地への降下を狙います。 ただ、マレー半島は悪天候になりやすく、なかなか降下できない事も多いです。 ここをクリアしたら、次はニューギニア方面のアメリカとの戦いに移ります。 まあ、シンガポールはクリアしなくても次に進むので、バトパハの飛行場の占領に失敗した場合は、転進してしまうのも手ですけどね。
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