このページでは、「スタンダード大戦略・電撃戦」に登場するドイツ軍の航空兵器艦船を表記しています。
陸上兵器についてはこちらのページをご覧下さい。

このページは、その兵器の史実における歴史・概要を簡単に説明し、ゲームの時代背景を知る参考にして頂ければと思い作成したものです。
歴史に詳しくない方でもわかりやすいよう、詳細過ぎる解説は記載していませんのでご了承ください。

数値はスタンダード大戦略における能力で、そのユニットに関連した主要な能力のみを表記しています。
攻撃力の表記は、「威力×装備数×射撃数」です。 ただし、装備と射数が1の場合は省略しています。
また、2つの武器を同時に撃つ場合は「+」を付けています。
威力は兵器攻撃が、地形攻撃がです。

解説には、史実における機体の概要と、ゲームで使用する際のアドバイスを掲載しています。

戦闘機 Bf109E Bf109T Bf109F Fw190A
戦闘爆撃機 Bf110C
急降下爆撃機 Ju87B Ju87C Ju87R
爆撃機 Do17Z He111H Ju88A
攻撃機 Hs123A
輸送機 Ju52/3mg5e
駆逐艦 Z17級
巡洋艦 ケーニヒスベルク級 ヒッパー級
戦艦 ドイチュラント級 シャルンホルスト級 ビスマルク級
空母 グラーフ・ツェッペリン
潜水艦 VIIC型
(ボーナスユニット) 零式艦上戦闘機二一型

= 戦闘機 =

Bf109E 1938.12 Lv1
Bf109E
機銃攻撃(優先7)
2×2×7+4×2×4
移動力
15
燃料
53
対空命中
122 106
対地命中
152 120
耐久力
20
対空回避
100
第二次世界大戦を通してドイツ空軍の中心的な戦闘機となった「Bf」シリーズの初期量産型。
「Bf」とは「バイエリッシュ航空機」という製造メーカーの頭文字で、一般には主任設計士の名前をつけて、「メッサーシュミットBf109」と呼ばれる事が多い。 ドイツでの愛称は「エミール」。
機動性に優れた戦闘機で、まだ複葉機を使っていた初期のソ連やポーランドなどに対しては圧倒的に優勢を誇った。
ただ、航続距離が短すぎるという難点があり、それが後々足を引っ張る事になる。
ゲームでは軍事訓練のラスト頃にデビューする。 ポーランドやフランスの戦闘機に対しては圧倒的に強いので、ゲームの中盤になるまでずっと無敵に近い強さを発揮してくれる!
おまけにこのゲームでは機銃が強いため、対地攻撃力も非常に高く、とにかく攻撃面では強力だ。
だが史実と同じく航続距離が短く、常に燃料不足が付きまとうので、燃料切れで墜落させないよう注意しよう。

Bf109T 1940.7 Lv1
Bf109T
機銃攻撃(優先7)
2×2×7+4×2×4
移動力
15
燃料
49
対空命中
124 111
対地命中
152 140
耐久力
21
対空回避
100
Bf109を元にして作った艦載機(空母搭載機)。 折り畳みできる翼や、着艦フックなどを装備していた。
ドイツは「グラーフ・ツェッペリン」という空母を建造していてそれに搭載する予定だったのだが、ドイツには空母建造のノウハウがなかったため建造は遅れに遅れ、結局そのまま中止になってしまった・・・
なのでこの機体も、結局普通の陸上戦闘機として使われて終わった。ただ、離着陸し易くて重宝されたという。
Bf109Eの「改修」型なので、性能はBf109Eと変わらない・・・ と思ったら、結構違う。
密かに機関砲が改良型になっていて、命中率が高い。 ただ、Bf109Eの最大の欠点である燃料がさらに低下しているため、やはり空母がないと燃料が厳しい。 空母を使ってみるために1つはあってもいいかも?

Bf109F 1941.1 Lv2
Bf109F
機銃攻撃(優先7)
5×5+2×2×7
移動力
16
燃料
56
対空命中
132 128
対地命中
134 144
耐久力
21
対空回避
105
Bf109Eの後継機。 通称「フリードリッヒ」。 エンジンをパワーアップしたものに変更し、さらに機体をより空気抵抗の少ないものに改造、さらなる運動性の向上が計られた機体。
武装はやや縮小されたが、高い運動性能を持つこの機体は多くのエースを生み、大戦中期の主力となった。
パワーアップしたメッサーシュミット。 登場したら、すぐにこちらに昇格しよう! 実は選択の余地はない。
と言うのも、「電撃戦」で最上位のドイツ戦闘機である「Fw190A」にするには、この機体を経由しなければならない。 しかも、この機体が登場するとBf109Eは廃絶できるようになるのだが、廃絶するとBf109Eからの昇格が全く出来なくなる!(電撃戦では廃絶兵器からの昇格は不可能)
なので、Bf109Eを廃絶する前に、全てこのBf109Fに変更するのを忘れないようにしよう。

Fw190A 1941.9 Lv3
Fw190A
機銃攻撃(優先8)
2×2×7+5×2×5+4×2×4
移動力
17
燃料
64
対空命中
135 128 121
対地命中
136 127 126
耐久力
25
対空回避
108
ドイツ空軍(ルフトヴァッフェ)の大戦中期以降の主力戦闘機。「Fw」は開発した「フォッケウルフ社」のこと。
Bf109は性能は高いが操縦が難しかったため、その補助として開発されたものだが、完成したこの機体は非常に高い戦闘能力に加え、操縦もしやすく、整備もラクで、生産もしやすいという素晴らしいものだった。
高空では機動性が落ちる弱点があったが、低空での性能は抜群で、Bf109と共にドイツ空軍を支えていった。
武装が多く、機体性能も高く、とにかく強力な戦闘機。 攻撃の威力も手数の多さも素晴らしく、Bf109より燃料も多く、イギリスの「スピットファイア」を相手にしても先手が取れる優先度を持つ。
戦闘機はすぐこちらに切り替えたいが、登場時期が遅く、出てきた頃にはゲームはもうラスト間近だろう。
でも、これをたくさん作っておけば2週目や続編でかなり有利になるので、出来れば登場させてから終わりたい。


= 
戦闘爆撃機 =

Bf110C 1939.1 Lv1
Bf110C
機銃攻撃(優先6)
2×4×7+4×2×4+(2×5)
移動力
15
燃料
112
対空命中
119 117 135
対地命中
152 140 ---
耐久力
30
対空回避
88
双発(プロペラ2つ)を搭載した大型の戦闘機。 重武装で燃料も多く、主に爆撃機を撃退するのに使用された。
ポーランドやソ連が相手なら戦闘機としても活躍できたが、イギリスの戦闘機が相手だとボコボコにされている。
それでも航続距離が長かった(と言うか、他の戦闘機が短かった)ので、戦争後期まで使用された。
スタンダード大戦略では、とても使える優秀で便利な航空機だ! 燃料112というのが非常に使いやすい。
さらに、機銃の搭載数と対地攻撃の命中率の高さのおかげで、地上の敵に対する攻撃力はバツグン!
機銃の手数が多いので、戦闘機を相手にしてもかなり強い。 ただ、攻撃の優先が6なので、優先7のイギリスの戦闘機「スピットファイア」が相手だと、史実通り大きな被害を受けてしまう。
イギリスの戦闘機が登場し始めたら戦う相手を選んだ方がいいだろう。 それでも最後まで主力にできる。


= 急降下爆撃機 =

Ju87B 1938.10 Lv1
Ju87B
対地兵器攻撃
51(命中187)
移動力
13
燃料
48
対地地形攻撃
150(命中187)
耐久力
25
対地回避
82
ドイツ軍の対地攻撃の主役。通称「スツーカ(シュトゥーカ)」。「Ju」は開発した「ユンカース社」の頭文字。
「急降下爆撃機」とは空から地上の目標に向かって一気に降下していき、そのまま爆弾を切り離して一撃離脱する爆撃機だ。 爆弾の命中率が高く、急降下中のブレーキ音を聞くと連合軍の兵士は震え上がったと言う。
だが、戦争後期になるとドイツは制空権が取れなくなったため、爆撃機の被害はどんどん増えていった。
スタンダード大戦略のJu87Bはいきなり強力な1000kg爆弾を搭載できるので、攻撃力はかなり強い。
おまけに「弾装改良」の改造をすると、なんと1000kg爆弾を2つ搭載できる! なので一撃離脱ではなく二撃離脱が出来る! おかげで、アドバンスド大戦略に比べるとかなりパワーアップしているのだが・・・
ただ、スタンダード大戦略は戦闘機の機銃攻撃が強いので、爆撃機の出番はそのぶん減っている。

Ju87C 1939.9 Lv1
Ju87C
対地兵器攻撃
13(命中187)
移動力
13
燃料
43
対地地形攻撃
69(命中187)
耐久力
24
対地回避
81
Ju87Bを元にして作った艦載機(空母搭載機)。 折り畳みできる翼や、着艦フックなどを装備していた。
だが、ドイツが作っていた空母「グラーフ・ツェッペリン」の建造は遅れたまま結局中止となったため、この艦載機もすべてJu87Bに戻されている。
数少ないドイツの艦載機の1つ。 とは言え、空母を使う必要があまりないこのゲームでは、艦載機も特に必要ではない。 しかもJu87Bが1000kg爆弾を搭載できるのに対し、Ju87Cは250Kg爆弾までしか使えない。
これでは攻撃力不足は著しく、艦載機を使うなら他の爆撃機に「着艦フック装備」の改造をした方がマシだ。

Ju87R 1941.4 Lv2
Ju87R
対地兵器攻撃
51(命中187)
移動力
12
燃料
56
対地地形攻撃
150(命中187)
耐久力
26
対地回避
78
Ju87Bの燃料増加型。 戦いが広範囲になっていくとJu87Bは航続距離が不足する事が多かったので、切り離し可能な燃料タンクを追加したタイプだ。 なので、基本的な構造はJu87Bと変わらない。
スタンダード大戦略のJu87Rは、B型の「改装」型ではなく、上位型(昇格で変更)になっている。
なのでJu87Rにしたら、もうB型には戻せない。 R型の方が燃料はあるが、回避や移動は低い。
落とす爆弾はB型と同じなので、どちらを使う方が良いのかを考えて昇格を決定した方がいいだろう。


= 
爆撃機 =

Do17Z 1937.1 Lv1
Do17Z
爆撃(50kg爆弾)
24×16(命中77)
移動力
(11)
燃料
53
爆撃(50kg爆弾)
69×4(命中77)
耐久力
35
対地回避
64
元々は戦争前に旅客機として開発されていた機体。 細長いので「空飛ぶ鉛筆」とか言われていた。
その機体の前部を大きく拡大し、爆弾の搭載量と武装の強化をした爆撃機である。
だが、やはり古かったので第二次大戦中には旧式化が目立っていき、1940年に生産終了となっている。
ゲーム開始当初から存在する爆撃機。 50Kg爆弾を16発バラバラとばら撒く。
だが命中率はまるでないので、味方が近くにいる場合は味方もすごくデンジャラス。 250kg爆弾も使えるが、投下数も威力も中途半端でイマイチだ。 1940年の10月に廃絶され、Lv2の「He111H」が最初から作れるようになるので、無理して使って経験値を貯める必要はないかもしれない。
機銃もたくさん搭載しているが、爆撃機の機銃は反撃専用なので、それで敵を攻撃する事は出来ない。
(移動しなければ、機銃を攻撃にも使えます)

He111H 1937.1 Lv2
He111H
爆撃(50kg爆弾)
24×32(命中55)
移動力
(10)
燃料
160
爆撃(250kg爆弾)
69×8(命中55)
耐久力
35
対地回避
62
第二次世界大戦初期のドイツ軍の主力爆撃機。 「He」は開発メーカーの「ハインケル社」のこと。
高速かつ大容量の爆撃機として活躍したが、防御力が低くて被害も大きかったため、戦争後期には夜間爆撃機などに転用されている。 
余談だが、スタジオジブリの作品(宮崎駿氏のアニメ)には、コレやJu88Aなど、ドイツの爆撃機がモデルの大型航空機がよく登場している。
なんと50kg爆弾を1度に32発もバラバラとばら撒く! だが、命中率はまるでなし!
おかげで攻撃した周囲一体に爆弾がバラつくので、敵が密集しているところに投下して、複数のユニットにまとめてダメージを与えるといった使い方ができる。 ただし、味方が近くにいるところには絶対落とさないように。
なお、爆撃機は爆弾を投下すると重量が軽くなるので、移動力が増す。

Ju88A 1939.8 Lv3
Ju88A
爆撃(500kg爆弾)
100×4(命中136)
移動力
(11)
燃料
149
爆撃(1400kg爆弾)
94×2(命中136)
耐久力
38
対地回避
71
ユンカース社の作った多目的爆撃機。 第二次大戦の中期に主力となった爆撃機だ。
Ju88はもっとも多く生産された機体で、設計に余裕があり、汎用性にも優れていたため、輸送機・偵察機・戦闘機など様々なタイプが生産され、これをベースにあらゆる軍用機が作成されていった。
ようやくピンポイント爆撃が出来る爆撃機が登場。 1発の威力が高い爆弾を少量投下するタイプで、命中率も高く、これなら味方が近くにいても使用しやすい。 ただ、多数の爆弾をバラまく派手さはなくなっている。
なお、1400kg爆弾(PC1400)は対兵器用の爆弾であり、地形攻撃力は今ひとつ。都市爆撃の際は「SC500」の爆弾で行った方がいい。 やや面倒だが、用途に合わせて武装を変更して出撃させよう。


= 
攻撃機 =

Hs123A 1936.12 Lv1
Hs123A
対地機銃攻撃
2×2×7(命中167)
移動力
12
燃料
69
爆弾攻撃
24×4(命中121)
耐久力
22
対地回避
87
開戦前に開発された複葉機の戦闘機。 「すでに複葉機は時代遅れだろう」と思いながら開発してみたが・・・
やっぱり、おもいっきり時代遅れだった。 だが、操縦しやすく安定して飛べたので、爆弾を搭載して攻撃機として活用された。
でもやっぱり旧式であり、細々と使われただけだった。
軍事訓練で使用する攻撃機。 はっきり言ってヨワヨワで、爆弾の兵器攻撃力は3しかない。 機銃で撃った方がまだマシだ。 まあ、機銃も強い訳ではないのだが・・・
値段は安いが、他にとりえはなく、軍事訓練が終わったらお払い箱だろう。


= 
輸送機 =

Ju 52/3m g5e 1935.12 Lv1
Ju52/3mg5e
機銃攻撃
2×5+2×2×5
移動力
12
燃料
88
対空命中
96 89
対地命中
--- 173
耐久力
46
対空回避
53
第二次大戦の前から民間機として使われており、大戦中はドイツの輸送機として採用され、さらに戦争が終わった後も生産されて各国に輸出され、旅客機や輸送機として使われ続けたという輸送機の大ベストセラー。
速度が遅く、装甲も弱かったので、攻撃されると被害が大きかったが、安定した飛行能力を持ち、狭い場所でも離着陸が可能だった。
ドイツでは「タンテ(おばさん)」と呼ばれて親しまれた。
「スタンダード大戦略・電撃戦」では輸送機はコレしかないので、とにかく重要。
敵の首都や接続拠点が海の向こうとかにある場合には、イヤでも使わなければならないユニットだ。
騎兵は乗れないので、空輸部隊用に徒歩の歩兵も育てておこう。

= 駆逐艦 =

Z17級 1937.8 Lv1
Z17級
主砲攻撃
15×2+15+15×2(命中166)
移動力
11
対地防御
1
爆雷攻撃
16×2+16×2(命中127)
耐久力
47
対地回避
74
「Z」というのはドイツの「駆逐艦」を表す頭文字だ。 つまり「Z17」とは「駆逐艦17番艦」という意味。 ドイツでは1隻目から順番にZ1、Z2、Z3・・・ と型番を付けていたが、17番艦から新しい設計に改装された。
Z17級の駆逐艦は6隻(つまりZ17〜Z22まで)作られたが、ノルウェーの戦いで5隻が撃沈されている。
大戦略における「駆逐艦」というのは、基本的に「対潜水艦用ユニット」である。
なので、このゲームでも敵潜水艦を倒すために活用する感じだ。 普通に戦うなら戦艦の方がいいのだから。
ただ、値段が安いという利点もあるので、もし使い捨てで船を量産する必要がある時は、これを作りまくろう。


= 
巡洋艦 =

ケーニヒスベルク級 1926.4 Lv1
ケーニヒスベルク級
主砲攻撃・射程1〜8
66×3+66×6(命中192)
移動力
9
対地防御
7
魚雷攻撃
201×6+201×6(命中81)
耐久力
60
対地回避
48
第二次世界大戦が始まる10年以上前に建造された軽巡洋艦。 開戦前には練習艦として使われていた。
1番艦「ケーニヒスベルク」はノルウェー進攻の際に沿岸砲台の砲撃&爆撃を受けて沈没したが、改良型を含めて同型の巡洋艦は6隻就航しており、うち4隻は終戦近くまで活動している。
大戦略における「巡洋艦」は、主に長射程の強力な主砲と、対艦攻撃用の魚雷を搭載している水上艦という場合が多いのだが、このゲームでもまさにそんな感じだ。
だが、このゲームの魚雷は優先が低くて敵に先に撃たれる上に、射程が1マスで、しかも命中率が低いので、ハッキリ言ってアテにならない。 安めの戦艦、もしくはヒッパー級への過程として使う感じだろうか・・・

ヒッパー級 1935.7 Lv2
ヒッパー級
主砲攻撃・射程1〜10
96×4+96×4(命中185)
移動力
9
対地防御
21
対空攻撃・射程2〜7
8×6+8×6(命中121)
耐久力
96
対地回避
40
ドイツ軍の重巡洋艦。 小型ビスマルク、というような外観を持ち、遠くから見た時によく間違われた。
他国の重巡洋艦と比べて武装はそれほど強力でもないが、装甲は厚い。 改良型を含め3隻建造された。
1番艦と3番艦は大戦末期まで活躍したが、2番艦はノルウェー戦で座礁し、そこに魚雷を撃たれて沈んだ。 3番艦「プリンツ・オイゲン」は終戦後、原爆実験の標的にされ、現在もそのままの姿を晒していると言う。
対空攻撃力が高く、主砲の命中率も戦艦より高めなので、敵の航空機や駆逐艦を狙うのに向いている。
とは言えしょせんは巡洋艦、攻撃を受けると危険なので、戦艦や航空機に守られている状態で活動させよう。
戦艦と比べると弱いが、それでも十分な強さだ。 でも最初から戦艦を使った方がいいかも・・・?


= 
戦艦 =

ドイチュラント級 1929.2 Lv1
ドイチュラント級
主砲攻撃・射程2〜11
168×3+168×3(命中182)
移動力
7
対地防御
21
対空攻撃・射程2〜7
5×6(命中126)
耐久力
72
対地回避
43
「ポケット戦艦」と呼ばれたドイツの小型戦艦。 ドイツは第一次世界大戦で負けた後、「ベルサイユ条約」という条約で軍艦のサイズを制限されてしまうのだが、その条約内のサイズでめいっぱいの武装をした戦艦。
ドイツはこれを通商破壊作戦(敵の輸送船や商船を狙って経済的ダメージを与える作戦)に使用して、敵の強力な戦艦が出撃してきた時は機動力を生かしてさっさと逃げるという戦法を取り、イギリス軍を大いに悩ませた。
レベル1の戦艦だ。 ビスマルクを作るためのスタート地点、と言いたいが、これですでに十分強力。
戦う上での欠点は特にないのだが、一番の問題はその価格の高さだろう・・・ 耐久値を上げているとお金がみるみる減っていく・・・ それはもう恐ろしいぐらいに。 限られた資金の中でいかに使うかがポイントだ。
なお、1941年の2月に廃絶可能になるが、廃絶すると既存のドイチェラントが昇格不可能になるので要注意。

シャルンホルスト級 1935.5 Lv2
シャルンホルスト級
主砲攻撃・射程2〜11
176×6+176×3(命中178)
移動力
9
対地防御
60
対空攻撃・射程2〜7
8×14(命中121)
耐久力
147
対地回避
25
ドイツ海軍の戦艦。 1番艦「シャルンホルスト」、2番艦「グナイゼナウ」の2隻が建造されている。
ノルウェー侵攻作戦ではイギリス艦隊と海戦して空母などを撃沈し、その後も通商破壊作戦などで活躍した。
しかし1番艦は1943年末の海戦で撃沈され、2番艦も港にいる際に爆撃を受けて大破、破棄された。
ゲームでは使う機会はないかもしれない・・・ と言うのも、ドイチェラントの経験を200貯めれば、これを飛び越して一気にビスマルクに昇格できるからだ。 しかも戦艦は強いので、経験を貯めるのもかなりラクだ。
お金が足りない、などの理由でこれにする場合があるぐらいだろうか・・・? ドイチェラントを廃絶するといきなりこれが作れるようになるが、ゲーム後半に戦艦を新造するのは資金的にも時間的にも辛いだろう。
もし作った時は改造で防御力を高め、駆逐艦から攻撃されないようにしておけば、ビスマルクと同等に戦える。

ビスマルク級 1936.7 Lv3
ビスマルク級
主砲攻撃・射程2〜11
217×4+217×4(命中164)
移動力
8
対地防御
72
対空攻撃・射程2〜7
8×16(命中121)
耐久力
165
対地回避
14
ドイツ海軍の大型戦艦。 「ライン演習作戦」という作戦でヒッパー級3番艦「プリンツ・オイゲン」と共にイギリス艦隊と戦い、イギリス戦艦「フッド」を撃沈、さらに戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」も損傷させた。
だが、怒ったイギリス海軍の40隻以上の軍艦に追い回され、航空機の魚雷を受けて破損、さらにイギリス艦隊の集中攻撃を受けて400発の砲弾と3発の魚雷を食らって行動不能となり、そのまま自沈した。
高難度ステージ「ゼーレーヴェ(イギリス上陸作戦)」をクリアするには絶対必須となる強力戦艦だ!
その理由は非常に高い防御力。 これのおかげて敵の駆逐艦はビスマルクに手が出せないので、大量の駆逐艦が殺到してきても行動する事が出来る。 大量の敵艦が出てくるステージでは絶対必要だ。
問題は昇格と耐久度の上昇にかなり大量の資金が必要になること。 先立つものがなければ作れない。
どうやってビスマルクのための資金をやりくりするかも、高難度シナリオのクリアを目指す場合はポイントだ。


= 
空母 =

グラーフ・ツェペリン 1936.12 Lv1
グラーフ・ツェペリン
主砲攻撃・射程1〜7
62×8+62×8(命中175)
移動力
10
対地防御
8
対空攻撃・射程2〜7
8×6+8×6(命中121)
耐久力
110
対地回避
30
ドイツが建造しようと思っていた空母。 日本の大型空母「赤城」を参考にして設計された。
だが、空母なんて造った事がなかったため建造は遅れまくり、潜水艦の量産を優先するためそのまま中止。
1942年に再開されて船体が9割ほど完成したが、翌年に再び中止になり、鹵獲されるのを恐れて自沈した。
実際には完成しなかった空母。 ゲームでは作りかけでも出航できるので、普通に活躍させる事ができる。
戦艦並みの主砲攻撃を持つため、軍艦としても使えるのが便利な点だ。 搭載できる航空機は2ユニットのみと少ないのだが、「空母としても使える戦艦」という感じなので、使い勝手は悪くない。
なお、陸上ユニットも搭載可能なので、輸送艦としても使える。


= 
潜水艦 =

Uボート 1936.6 Lv1
VIIC型
魚雷攻撃
201×4+201(命中56)
移動力
4
対地防御
0
対空攻撃・射程2〜5
5(命中122)
耐久力
42
対地回避
88
ドイツの潜水艦、俗に言う「Uボート」だ。 Uボートとは「海の下(UnderSea)のボート」という意味。
イギリスやアメリカの輸送船や商船を狙う活動(俗に言う通商破壊作戦)を行って、連合国の物資輸送に大きな被害を与えた。 だが、対潜水艦用のレーダーや武器が新開発されるに従い、Uボートの被害も増えていった。
VIICとは潜水艦VII型のC型という意味で、第二次大戦中に最も多く建造された代表的なUボートだ。
正直言って使えない・・・ 魚雷攻撃は確かに当たれば強力だが、命中率が低くって当たらない。
しかも、潜水艦は駆逐艦に弱いが、このゲームの海戦マップでは敵の駆逐艦が大量に出てくる。
戦艦には強いが、そもそも戦艦を潜水艦で狙うような余裕はない。さらに潜水してる割には普通に索敵される。
他国の潜水艦よりは優秀だが・・・ 使う機会はほとんどないだろう。

= ボーナスユニット =

零式艦上戦闘機 BonusUnit
零式艦上戦闘機二一型
対空機銃攻撃
2×2×4+4×2×4(優先6)
移動力
15
燃料
178
対空命中
118 103
対地命中
148 2
耐久力
18
対空回避
101
日本の魂「ゼロ戦」! 太平洋戦争で活躍した日本の艦載機である。
日本はヨーロッパの国々とは違い、太平洋や東南アジアなど、広大で補給の難しい土地で戦闘を行っていた。 そのため航空機には何より長い後続能力が求められており、ヨーロッパのものとは設計思想が異なる。
武装や装甲は低いが航続距離は長く、あえてドイツ軍機に分類するなら「戦略戦闘機」になるだろう。
おなじみ零戦。 スタンダード大戦略ではボーナスユニットとして入手する事が可能だ。
戦闘力はドイツの戦闘機よりもやや低いが、対空戦闘に関しては普通に戦えるレベルだ。
だが、対地攻撃ははっきり言って苦手。 しかし、なにより燃料の多さが魅力だろう。 なんと178もある!
なので、敵の空港や拠点の封鎖、対空防衛線の構築などで役に立つ。 使いやすい戦闘機だ。

*ボーナスユニットは、特定のステージを早期クリアした時にのみ貰えるユニットです。
 普通には生産できません。

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