このページでは 「大東亜興亡史 〜トラ・トラ・トラ ワレ奇襲ニ成功セリ〜」 に登場する日本軍の兵器の一覧をリスト表記しています。
このページは、その兵器の史実における歴史・概要を簡単に説明し、ゲームの時代背景を知る参考にして頂ければと思い作成したものです。
歴史に詳しくない方でもわかりやすいよう、初心者向きの解説を行っていますのでご了承下さい。
数値は 大東亜興亡史(PSP版/PS2版/PC版2) における能力で、そのユニットに関連した主要な能力のみを表記しています。
火力の表記は、主要武器の 「火力×射撃数」 です。 ただし射数が 1 の場合は省略しています。
射程は特に表記がない場合は1です。 弾数は主要武器のもののみ表記しています。
命中はゲーム中の表記は「損害力」ですが、ここでは解りやすく「対甲命中」「対軟命中」にしています。
回避もゲーム中の表記は「防御力」ですが、データでは解りやすく「回避」としています。
解説には、上段に史実における機体の概要、下段にゲームで使用する際のアドバイスを掲載しています。
= 装甲車 =
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1932.12 Lv1 |
九二式重装甲車 |
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火力
2 |
対甲命中
16 |
移動力
3-4 |
武器弾数
3 |
耐久/機数
2×10 |
対軟命中
58 |
対地回避
21 |
燃料
40 |
日中戦争の前に起こった、「満州事変」で活躍した装甲車。
騎兵部隊で使われた速度重視の装甲車で、装甲がモロく、歩兵の銃で装甲が貫通したとか、ぶつけただけで装甲が壊れたとかいう話もあるが、速度を生かした機動戦術で大きな戦果を挙げた。
長距離の行軍で馬がヘバった時も、石油さえあれば行動可能なこの車両は非常に重宝され、後に日本陸軍に機甲部隊が導入される大きなきっかけとなった。
だが第二次世界大戦の10年ぐらい前に作られた戦車なので、第二次大戦の頃にはすでに旧式化している。 |
最初に作る装甲車。 索敵が3あるのでゲーム初期の索敵に使う事になる。
歩兵や非装甲の敵との戦いなら火力が2あるので有利だが、装甲車両が相手だとまるでダメ。
戦闘に使うなら歩兵や非装甲車両の掃討に使おう。 初期ユニットの中では移動力が高い。
弾数と燃料に余裕がないので、補給は忘れずに。 |
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1939.1 Lv2 |
改修
九四式軽装甲車
TK |
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火力
1 |
対甲命中
13 |
移動力
3-4 |
武器弾数
5 |
耐久/機数
2×10 |
対軟命中
51 |
対地回避
24 |
燃料
40 |
コレは本当は装甲車じゃない。 荷台を引っ張るための牽引車だ。
しかし機銃が付いていて装甲もあったので、前線の兵士はもっぱら装甲車として使い、名前も「軽装甲車」に変えてしまった。
日中戦争の初期に活躍しており、中国軍は対戦車兵器をまともに持っておらず、装甲車両もなかったので、こんな「なんちゃって装甲車」でも十分な戦力となった。
また、重量が軽く丸太橋でも渡れたため、歩兵と共に行軍しやすい利点もあった。 |
このゲームで軽戦車や装甲車が使えない元凶。 とにかく弱すぎる!!
火力が1しかなく 九二式重装甲車 より大幅に弱体化、歩兵を倒すのも辛く、こんなの経験を貯めてられないが、これを貯めないとこの先の軽戦車が作れない。
よってこのゲームはまともにプレイしていると、軽戦車を活躍させることが出来ない。
史実の日本陸軍の戦車は、軽戦車がメインだったのに・・・
おまけに史実と違って工作車で作った橋を渡れず、もちろん牽引なんかも出来ない。 索敵範囲も減少。
進化するには、同じステージを繰り返して地道な経験値稼ぎをしなければならないだろう・・・ |
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1938.12 Lv3 |
九七式軽装甲車
テケ |
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火力
3 |
対甲命中
45 |
移動力
3-4 |
武器弾数
10 |
耐久/機数
2×10 |
対軟命中
50 |
対地回避
26 |
燃料
50 |
本当は牽引車だった 「九四式軽装甲車」 を日本軍は装甲車として使っていたが、それじゃああんまりなので、 九四式軽装甲車を正式な「装甲車」に作り直した後継車。
燃費と安全性を考慮してエンジンをディーゼルエンジンに変更し、馬力や速度もアップして、機銃も強化、足回りも改善されている。
だが日中戦争から太平洋戦争初期にかけて活躍したものの、「九五式軽戦車」の活躍の影に隠れて、イマイチ目立っていない。
またしょせん装甲車なので、アメリカ軍と本格的に戦うようになるとまるで歯が立たなかった。 |
性能的には九五式軽戦車と大差ない。
しかし九五式軽戦車はさらに先の戦車に進化できるが、こちらは進化の行き止まり。
よってこちらを作る事はまずないが、装甲車は 「隠蔽」 が2なので、森や藪などに隠れると若干見つかりにくく、その点は優れている。 |
= 軽戦車 =
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1946.4 Lv6 |
試製105粍砲戦車
ホリ車 |
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火力
5 |
対甲命中
65 |
移動力
3-4 |
武器弾数
6 |
耐久/機数
3×10 |
対軟命中
64 |
対地回避
58 |
燃料
36 |
「こーゆーのを作りたい」 と思ってた戦車、その2。
「五式中戦車」 のパーツを流用して作る突撃砲になる予定だったようで、2つの計画があり、「ホリT」がドイツのエレファント、「ホリU」がドイツのヤークトティーガーみたいなのを、「つくりたいな〜」と思っていたようだ。
ゲームに登場するホリ車のグラフィックはエレファントに似ているので、「ホリT」だと考えていいだろう。
一応 「超兵器」 の類になるのだろうか・・・ 日本にとっては。 |
日本最強の戦車は、五式中戦車ではなく、実はこちらである。
防御も火力も命中力も五式中戦車を上回っており、かなり強力だ。
耐久が3なのがやや弱いが、他国の一流戦車と撃ち合う事もできる性能と言える。
でも、「幻の兵器」だという事を考えると、性能的にはやや控えめといったところだろうか。 |
= 重戦車 =
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1934.9 Lv2 |
九五式重戦車
ジロ |
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火力
4 |
対甲命中
27 |
移動力
2-3 |
武器弾数
10 |
耐久/機数
3×10 |
対軟命中
50 |
対地回避
36 |
燃料
22 |
第二次世界大戦の前に作られた「多砲塔戦車」。 多砲塔戦車とは、まだ戦車のスタイルが確立されていなかった頃に、各国で作られていた複数の大砲を持つ戦車だ。
結局、たくさん大砲があってもそんなに撃てないし、小さいのをいっぱい付けるよりデカいの1つ付けた方が良いのが解り、重くなりすぎる、車体がデカくなる、金もかかるなどの理由もあって廃れていったのだが、そんな多砲塔戦車の1つが
「九五式重戦車ジロ」 だ。
八九式中戦車を重装甲にして大砲を複数付けたものだが、それでなくてもノロい八九式中戦車をそんなに重武装にしたら、まともに動けるハズがない。 結局、遅い戦車は使えない事が解り、実戦には送られなかった。 |
ゲームでは序盤の拠点防衛用に結構便利な戦車だ。
耐久力が3あるのは序盤ではこの戦車だけだし、弾数も多く、火力もあるので長時間都市などを守れる。
また、火力3の副砲は対甲命中力が 45 と高いため、装甲車両が来ても対抗できる。
量産出来るようになるのも早いし、根拠地や敵の来そうな場所の防衛に使うといいだろう。 |
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1945.9 Lv3 大型 |
超重戦車 オイ |
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火力
5 |
対甲命中
66 |
移動力
1-2 |
武器弾数
5 |
耐久/機数
5×10 |
対軟命中
64 |
対地回避
57 |
燃料
16 |
第二次世界大戦の最中、こんな噂が流れた・・・ 「ソ連が100トン級の超重戦車を作っている!!」
「えぇい! ソ連の戦車はバケモノか!」 という訳で、ドイツは 「超重戦車マウス」 を計画する事になるのだが、それらの噂を聞いた日本が 「俺たちもデカいの作らないとヤバイぜ!」
と試作したのがこの超重戦車オイだ。
でも、あくまで試験的に作ったものなので、まだ日本の方が冷静だったらしい。
105mm のカノン砲を主砲とし、47mm の戦車砲も副砲として備え、大馬力のエンジンを2つ搭載し、装甲もかつてない重装甲で、そして重量は 120
トン!
しかし実際には砲塔は作られておらず、車体だけ試作してテストしてみたが、移動や旋回中に地面にめり込むので 「ムリがあり過ぎる」 と判断され、そのまま中止になったという。 |
史実では完成しなかった、ある意味 「超兵器」 的な戦車だが、このゲームでは2回の進化で作れるので簡単に登場させる事が出来てしまう。
移動力は最低、燃料も極小だが、耐久力と火力が高く、回避や命中も良いので拠点防衛のみに使うなら使い勝手のいい兵器だ。 大型兵器なのに 10 機編成というところも、やられにくさに拍車をかけている。
前線に部隊を配置できるマップなら、この戦車で敵を食い止めるのもいいだろう。
主砲の弾数が少なめなのには注意を。 |
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