盧溝橋事件

盧溝橋事件」とは、第二次世界大戦が始まる前の 1937 年、日本軍と中国軍(中国国民党)が、「盧溝橋」という場所で小規模な軍事衝突を起こした事件です。
当時、中国はいくつもの派閥に分裂していましたが、「中国国民党」はその中で最も有力だった勢力です。

事の発端は、日中双方(と言われている)が銃撃を受け、それがきっかけで戦闘状態に陥ったというものですが、その銃撃の正体がはっきりしなかったため、数日で停戦交渉が行われ、戦闘はすぐに収束しました。
しかし中国での支配力拡大を望んでいた日本の軍部はこれを理由にして大陸での軍事行動の開始を決定、中国側も交戦を決意し、そのまま「日中戦争」へと繋がっていく事になります。


【盧溝橋事件】
作戦開始日時 1937年7月7日 早朝 作戦期限 7月16日 深夜(9日目終了時)
勝利条件 通常(敵全滅か根拠地の占領/破壊) ループマップ(転進で最初から)
大日本帝国 最大資金 3600  初期収入 3000  最大部隊数 20  プレイヤー
中国国民党 最大資金 3000  初期収入 4000  最大部隊数 20  CPU、侵攻重視
*新規参入搭乗員名簿
陸軍 由田口練也(牟田口廉也  中尉  インパール作戦の発案者  賭け・踏破山・踏破木・突貫
陸軍 氏雅信(辻政信  中尉  昭和の妖怪  賭け・踏破山・突貫
陸軍 二木浄直(一木清直  少尉  昭和軍人  踏破山・踏破木・生還・突貫
空軍(海) 平井三良(坂井三郎  下士  零戦の撃墜王  射撃・天性・生還・主翼切り
空軍(海) 石本鉄三(岩本徹三  下士  天下の浪人  射撃・対戦闘機・天性・指揮
海軍 川本磯六(山本五十六  大尉  偉大な凡将  砲撃・対輸送艦・指揮・人徳
海軍 北雲仲一(南雲忠一  中尉  水雷戦の達人  砲撃・対輸送艦

盧溝橋事件マップ
は飛行場です。
このステージはクリアするだけなら、史実同様すぐ終わります。
あらかじめ航空機を生産しておき、最初から配置済みの戦闘機と共に開始と同時に前進。
マップ中央付近で見つかる敵歩兵を2部隊、空からの攻撃で倒せば、敵軍全滅であっという間に勝利です。

逆に速攻で勝負を決められなかった場合・・・
中国軍が部隊を生産してしまうので、最初からいる歩兵を倒しても敵は全滅になりません。
こうなると普通に全面衝突することになりますが、日本兵器は開始直後はヨワヨワなので、苦戦すること請け合いです。

と言う訳で、攻略としては「速攻で敵歩兵を倒しましょう」以外にないのですが・・・

最初のステージですので、このページでは、このゲームの進め方の基本も解説します。



インターミッションまず、ゲーム開始直後は「インターミッション」の画面になります。
ここでは部隊の生産や編成の確認、兵器の開発や搭乗員の乗り換えなどが行えます。
まあ最初は搭乗員の乗り換えや兵器の開発などは出来ません。

まずは戦闘機の生産をしておきましょう。
編成」を選ぶと部隊一覧(最初は部隊は1つもありません)が表示されますので、そこで□ボタンを押すと生産画面になります

九〇式艦上戦闘機 一型」が最初に作れる戦闘機なので、これを選び、「生産機数」のウィンドウが出たら上キーを押して最大数にして購入しましょう
とりあえず2〜3部隊ほど生産しておけば OK です。 生産指示が終わったら×ボタンを押して、確認で「はい」を選べば部隊がリストに加わります。

最初は他にやる事はないので、画面右下の「次へ」を選び、実戦に入りましょう!

実戦に入ると「作戦指令書」の画面が出た後、下のような「マップ設定」の画面が表示されます。

マップ設定

マップ設定と言っても、キャンペーンモードでは BGM ぐらいしか変更出来ません。
しかし、この画面には色々と重要な事が書いてあります!!

特に「部隊」の部分には出撃出来る最大部隊数が書いてあるので必見です。(赤丸の数値です)
他に、作戦期限や最大資金、同盟の有無なども要チェックですね。

最大部隊数を見逃してしまった時や、戦闘により部隊数が変わって現在数を確認したい時などは、生産フェイズで生産可能な拠点で「生産」を選べば、画面に表示されています。
また、スタートボタンを押してメニューから「指令書」を選び、さらに△ボタンを押しても部隊数が書いてある画面が表示されます。


高速移動ステージ開始後、最初は「行動フェイズ」からです。
このステージは最初から部隊が配置されているので、すぐに部隊を動かす事が出来ますが、普通は最初から部隊が配置されている事はないので、最初の行動フェイズはやる事がありません。
とりあえず今は部隊がいるので、航空機をマップ中央に飛ばしましょう。

移動時には白いマスと赤いマスが表示されますが、赤いマスは「高速移動」の範囲です。
ここに移動してしまうと通常の2倍の燃料を消費します。
航空機の場合は燃料が切れると墜落になりますし、元々移動力が高いので、普通は白い範囲で移動を行った方がいいでしょう。
配置されている部隊の移動が終わったら、スタートボタンを押してフェイズ終了を選びます。
その前に歩兵で都市を占領しに行ってもいいですね。

行動フェイズが終わっても、まだ自分のターンは終わりません。 「生産フェイズ」があります。
「生産フェイズ」では部隊は動かせませんが、部隊の配置や生産は行えます。
とりあえず飛行場を選び、先ほど生産した戦闘機を「配置」しておきましょう。
配置が終わったらスタートボタンを押して「ターン終了」です。

盧溝橋戦闘前配置した部隊は次の自分の行動フェイズで出撃させられます。
そうしてどんどん進んでいけば・・・ 中国軍の歩兵を発見出来るはず。
発見時には夜になっているかもしれません。
夜は索敵範囲が狭まり、部隊の攻撃力も大きく落ちます。
しかし、戦闘機の機銃攻撃は攻撃回数が多く、歩兵は耐久力が低いので、夜でも十分に倒せるはずです。
2部隊いる敵歩兵を撃破すれば・・・ ステージクリア、勝利ですね。

と言う訳で、このステージはすぐに終わる訳ですが・・・
実はこの最初のステージ、スタートボタンのメニューで「転進」を選び、負けになっても、また最初からやり直す事が出来ます。
何度もやり直しながら戦闘を繰り返すことで、部隊の経験値をためる事も出来ます

ひたすら同じ作業を繰り返し、延々と経験値を稼ぐというのは辛い作業です。
また、最初から強力な兵器をそろえてしまうと、ゲームバランスも崩れてしまいます・・・
ただ、このゲームの日本軍はぶっちゃけて言うと弱いので、どうしてもうまく進めない人は、ここで転進を繰り返し、部隊を鍛えるのも良いでしょう。

特にここで戦闘機を鍛え続け、「九七式戦闘機 甲型」を作っておくと、ソ連戦がかなりラクになります。
戦車も「九七式中戦車 チハ」が生産出来るようになると、ソ連戦車と互角に撃ち合えます。

ただし、このステージでまともに戦うと、中国軍はハッキリ言って強いです。(と言うかこっちが弱いです
中国軍は強力な輸入兵器を量産してくるので、決して侮らないで下さい。
やばくなったら転進して仕切り直ししてしまいましょう。



このサイトの攻略は一部を除き、基本的に「転進による経験値稼ぎはしないもの」として進めていきます。
経験値稼ぎが前提の攻略では、攻略の意味がありませんからね。
(それに強力な兵器に鍛えてからゲームを進めるというのは、シミュレーションゲームの楽しみ方ではなく、RPG としての楽しみ方だと思いますし)

しかしどうしても苦戦してしまう人は、諦めてしまう前に、転進による経験値稼ぎと、それによる新兵器の開発を試してみましょう。
新兵器さえあれば、苦労してしまうマップでも、だいぶラクに進めるようになるはずです。



【張鼓峰事変】
作戦開始日時 1938年7月30日 深夜 作戦期限 8月16日 朝(開始から約16日目)
勝利条件 通常(敵全滅か根拠地の占領/破壊) ループマップ(転進で最初から)
大日本帝国 最大資金 3600  初期収入 3000  最大部隊数 30  プレイヤー
ソビエト軍 最大資金 3600  初期収入 4000  最大部隊数 10  CPU、侵攻重視

日本とロシアが戦った「日露戦争」以後、日本とソ連は敵対関係であり、共に大陸での勢力を拡大を目指していた事もあって、両国の国境は明確ではなく互いに小競り合いを続けていました。
そんなある日、ソビエト軍は「張鼓峰」という場所に軍勢を集結し、大規模な侵攻を開始します。
この侵攻にどういう意図があったのかは不明ですが、両軍が激戦を続けた末、半月ほどで停戦となりました。


張鼓峰マップこのステージには飛行場がありません。
よって、ソ連軍と地上部隊でガチンコで撃ち合います。
しかしソ連の戦闘車両は優秀で、日本の「八九式中戦車 乙」とかでは一方的にやられかねません。
よって、主力は歩兵の・・・ 火炎瓶になります。

えぇ〜〜? 火炎ビン〜!?」と思うかもしれませんが、実は当時のソ連の戦車はエンジンがすぐ燃えたので、史実でも火炎瓶が非常に有用でした。
え? 手榴弾? そんな贅沢を言ってはいけません。

ステージ開始時のインターミッションで、まずは 戦車・装甲車・歩兵・騎兵・野砲(牽引砲)・作業車・補給車 などを一通りそろえておいて下さい。
先ほど「日本の戦車は弱い」と言いましたが、経験値を貯めて進化するためにもやはり戦車は必要です。
装甲車は索敵範囲が広いので、索敵役として必要になります。
歩兵は占領役ですが・・・ このステージでは火炎瓶攻撃で主力も担います。
初期の歩兵で最も強いのは最初から機関銃を携帯している「初年兵」です。 なのでこれを多めに生産しましょう。
一方、動員兵は火炎瓶がないのであまり役に立ちません。
騎兵は戦車や装甲車には攻撃出来ず、一方的にやられてしまいますが、移動力があるので占領役としては役に立つ部隊です。
野砲(牽引砲)は最も射程が長い「八九式15糎加農砲」を生産しましょう。
ちなみに「15センチ カノン砲」と読みます。
作業車はまだあまり必要ではありませんが、使い方を覚えておくためにも作っておくのをオススメします。
補給車は、陸軍を使うステージでは必須です。
また、戦車など速く経験値を高めたい部隊には、搭乗員を乗せておくといいでしょう。

一通りの軍備を終えたら、セーブしておいて下さい。
ステージ中、どうしても詰まった時に、やり直し出来ますからね。
(と言っても、このステージは盧溝橋事件の時と同じく「転進」しても最初からやり直せるステージなので、やばくなったら転進して仕切り直した方が、経験値が残るのでいいですけどね)


このステージから最初は部隊がいないので、ゲーム開始時の「行動フェイズ」にはやる事がありません。
すぐフェイズを終了して「生産フェイズ」にし、先ほど生産した部隊を配置しましょう。

橋ステージが始まったら、まずはマップ下部の橋を速攻で押さえに行って下さい!
この橋を敵に押さえられると、進攻にかなり時間がかかります。
装甲車を高速移動を使って全速で走らせれば、敵よりも先に橋の上に到達出来るはずです。
後は後続を待ちつつ、橋を渡った辺りでやってくる敵を迎撃しましょう。

マップの上部は川を渡って進攻しなければなりません。
歩兵や騎兵ならそのまま川を渡る事が出来ます。
装甲作業機で橋を作ってもいいですが、どっちみち戦車などは渡れないので注意して下さい。
このゲームの工作車で作る橋は簡易的なもので、戦車が渡れる「鉄橋」とは異なります。

変形図川の向こうにはソ連軍の戦車がいると思うので、野砲(牽引砲)があるなら川の手前に並べておきましょう。
このゲームの野砲は最初はトラックで運んでいる「移動状態」であり、特殊コマンドの「変形」を使う事で、攻撃状態に変わる事が出来ます。
砲撃は攻撃状態でなければ行えません。
ただし、攻撃状態だと移動力は1になるので、状態を使い分けましょう。

また、川を渡っている最中に嵐になると、渡河中の部隊が流されて全滅してしまいます・・・
しかし天気がどう変わるかはランダムですし、このゲームには天気予報もないので、渡河前にはセーブしておくのをオススメします。

渡河したらソ連戦車に遭遇すると思いますが、恐れずに歩兵で火炎瓶をポイポイ投げましょう!
ただ、夜なら索敵外に隠れて奇襲を狙うのも有効です。
森や山に隠れていても、敵の索敵に見つかりにくくなるため奇襲しやすくなります。
奇襲時には強力な「白兵」や「突撃」が有用です。 白兵や突撃は敵よりも後の攻撃になりますが、攻撃されない状況や、攻撃してこない相手には便利です。(ただし戦車・装甲車には無効です)
ただ、これらの攻撃方法は自分で選択しなければ通常選ばれません。
あらかじめ環境設定の「戦闘シーン」→「戦闘時に武器を選択する」を ON にしておきましょう。

敵司令部に近づけたら、陸上部隊を敵根拠地の上に置き、収納中の部隊が出撃してこれないよう塞いで下さい!
敵が出てこれないよう生産拠点の上にユニットを置くのは、大戦略型シミュレーションゲームの基本です。

後は周囲の安全を確保して、根拠地を占領すれば勝利です。
根拠地の中で生産されている部隊は、根拠地を占領すればおいしく鹵獲できます。
有用な装甲車や戦車が鹵獲出来ればラッキーですね。



「張鼓峰事変」をクリアした際の結果が「大勝利」なら、この後で進軍目標が選べます。
結果が勝利か大勝利かはクリアした総ターン数で判断され、規定ターンより早くクリアすれば大勝利となり、クリア後の報奨金も 10 万貰えます。(通常の勝利は 5 万です)

中国ルートへ・・・
こっちに行くと大変な事に・・・
ただし、ここで大勝利だとソ連戦が続く「沙草峰事変」か、中国との戦いとなる「第一次重慶攻撃」を選べますが、初めての方が中国戦の「第一次重慶攻撃」に進むのはオススメできません!!

「第一次重慶攻撃」は進攻が非常に困難なステージで、かつ制限ターン数も短く、ゲームに慣れていない人が初期状態でまともにクリア出来るステージではありません。

よって、一週目は基本的に「沙草峰事変」に進みましょう。
張鼓峰事変が通常勝利だった場合は、ルート選択はなく「沙草峰事変」へとそのまま進みます。

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