第三帝国興亡記2 編成のアドバイス・応用攻略

このページでは、「第三帝国興亡記2」 の 「軍団編成」 に
関するアドバイスを掲載しています。

第三帝国興亡記2は、何度かプレイしながら、自分なりの攻略法を見つけていくのが楽しさの1つであると思います。
ですから、最初のうちはこのページを見ずにプレイして欲しいとも思うのですが、苦戦が続いていて困っている人や、行き詰まった人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

なお、編成・戦術は一通りではありませんから、このページでの解説が正解という訳でもありません。

自分に合った編成・戦術をみつけて試してみましょう!


首都は 「東ドイツ」 ですが、ドイツ本国領内である 「西ドイツ」 と 「東プロイセン」 でも軍団新設が可能です。
東プロイセンの方は見落としやすいのでご注意を。
軍団長になるには統率が 50 必要ですが、他の能力値はそれほど必要ではありません。
ただ、軍団長の OP や TP が高いと、師団の将軍の OP や TP が低い場合にボーナスが付きます。
ただし軍団長より師団長の方が OP や TP が高い場合は、ボーナスはありません。
OP や TP が高い軍団長は、これらが低い将軍を率いるときに有利になります。
軍団長にもっとも必要な能力は EP です。
EP は装備ポイントであり、これが高い将軍は強力な兵器を直属部隊に加え、それを師団に派遣することで師団の戦力を強化することが出来ます。
この方法だと師団の EP を消費せずに、強力な兵器を追加できます。
軍団長(および軍団長候補)のレベルが上がったときは、EP を優先して上げておきましょう。

EPが高ければ、強力な兵器も使いやすくなる!
軍団長は1師団を率いるのに EP が 10 必要です。
つまり、EP が 30 ない軍団長は師団を3つ率いることが出来ないので、役に立ちません。
軍団の最大数は 15 です。 これ以上は作れないので注意しましょう。
将軍の特技を見ながら、その師団がどういう戦いをするかを考えて編成していきましょう。
特技や兵器の特徴を使いこなせる軍団がこのゲームでは強く、決して主力戦車ばかりを集めた方が強いとは言い切れません。(もちろん兵器は強い方がいいのですが・・・)
以下、各戦術の特徴と編成時の注意を掲載しておきます。

EP TP OP 概要
警戒移動 支援部隊に偵察車が必要
索敵範囲が上がる。 偵察車のいる師団が軍団に1人いると便利だ。
隠蔽 一言で言うと「伏兵」。 都市や森などにいる時しか使えない。
基本的に防御用の技能なので、ノルウェーやノルマンディーなど、敵の進攻が予想される場所に配置する守備軍団に向いている。 侵攻時には使い辛い。
着弾観測 13 支援部隊に偵察車が必要。 やや効果を実感しにくいのが難。
偵察車を配備するなら、一緒に装備させておきたい。
強行軍 13 歩兵部隊のみ使用可能。 移動力が大幅にアップする。
歩兵部隊には必須の技能なので、歩兵師団なら必ず装備させておこう。
電撃戦 10 戦車部隊(突撃砲や駆逐戦車も含む)のみ使用可能
1ターンに何度も行動できるようになるが、EP を 10 も使うので、編成的にはかなり扱い辛い特技。
電撃戦の能力が高い将軍なら装備したい所だが、EP が 10 あれば1ランク上の兵器を配備できる場合も多いので、よく考えて使おう。
限定攻撃 軽い攻撃。 攻撃力は低いが、ダメージもあまり受けない。
これを繰り返して敵の行動力を削ったり、弾を無駄遣いさせて後で総攻撃をかけたりするのに有用。
EP が 2 で、兵器の種類も選ばないので、装備しやすい。
準備砲撃 12 9 野砲や自走砲で砲撃を行い、ダメージを与えると同時に敵を混乱させる。
当然支援部隊に砲兵や自走砲が必要
相手を混乱させるのにかなり有用で、しかも野砲は生産しやすく、配備 EP も低いので編成しやすい。
ただ、準備砲撃の装備には EP 6 必要なので注意。
破壊 10 支援部隊に工兵が必要で、都市や要塞にいないと使えない。
敵を混乱させるが、都市にいないと使えないのが難。
守備用の戦術だが、工兵を部隊に入れるのであれば覚えておいてもいい。
全体攻撃 18 13 主力部隊で前列・後列を攻撃する。 ただし攻撃順位は遅くなる。
装備に EP を 8 も使う上に、デメリットもあるので編成し辛い技能。
攻撃するのが主力部隊なので、全体攻撃を主体にする師団は主力部隊の前列・後列に強力な兵器を配備し、支援は EP の少ない兵器にしよう。
白兵戦 13 13 歩兵部隊のみ使用可能。 敵に突っ込んで敵も味方も大ダメージ。
歩兵部隊の主力攻撃なので、歩兵を使う将軍なら装備するべき。
ただ、敵の動きを封じてからでないと反撃が痛いので、他の戦術と組み合わせて使うべきだ。
蹂躙攻撃 16 戦車(突撃砲・駆逐戦車含む)の部隊が使用可能
攻撃順位は遅くなるが強力な攻撃が出来る。
反撃が痛いので敵の動きを封じてからの使用が基本だが、前列に装甲の高い兵器を並べて突っ込む手もあるだろう。
主力が攻撃する戦術なので、支援は EP の少ない兵器で。
先制攻撃 敵より先に攻撃する。 偵察車が必要
攻撃するのが偵察車のみなので威力に乏しく、強力な偵察車が手に入るまでは使えない技能だ。 装備に必要な EP も 6 と大きめで扱いづらい。
挑発 敵も味方も少ししかダメージを受けない攻撃。
「限定攻撃」 と同じく、敵の行動力を削ったり、弾を無駄遣いさせたり、士気を削るのに使用する。
限定攻撃と比べると編成時のEP消費が大きいが、OP消費は少ない。
火力支援 10 支援部隊で敵を攻撃する。
支援部隊が野砲や自走砲の場合は使えない
支援部隊に攻撃の強力な兵器を入れて使えば、相応の威力を期待できる。
もしくは、防御の強い兵器を入れて、主力部隊のダメージを抑えるのに使用する手もある。
戦車猟兵 10 強力な反撃用の戦術。 戦車と偵察車、対戦車砲のみ使用可能
反撃用の戦術は、自分のターンが終わるときに OP と TP を残しておかないと使えないので扱い辛く、基本的には守備部隊用の技能と言える。
対戦車砲+歩兵で固めた低レベルの師団が、都市や森で敵を待ち伏せて使うのがいいだろうか。 対戦車砲は生産しやすく数が増えやすい利点もある。
支援反撃 支援部隊で反撃する戦術だが、むしろ支援部隊に敵の攻撃を肩代わりして貰う戦術と思った方がいいかもしれない。
使うなら支援部隊に防御の高い兵器を入れておこう。
EP 2 なので編成時に装備しやすいのは利点。

どの戦術を選び、どの兵器を使うのかは、L1/R1 ボタンで能力を見ながら決定しよう。
軍団長の直属部隊の編成は後回しにして、先に師団を3つ作ってしまい、その後で作った師団に合わせた軍団長の直属部隊(派遣部隊)を選ぶというのも有用です。
偵察車を配備している師団は索敵範囲が広がります。 「警戒移動」 を使うとさらに広がります。
移動力(移動時に消費するOP)は、その地形をもっとも苦手とする兵器に合わせられます。
高機動力を発揮したい(移動にかかるOP消費を抑えたい)部隊は、車両のみで編成する必要があります。
また、渡河は 「徒歩」 のみで構成された師団しか出来ません。

赤いほど優れていて、青は苦手です
上記だと道や砂地は得意、森は普通、山は苦手
工兵を配備している師団は、敵の補給基地を破壊するのが早くなります
1撃でサクサク破壊していく事も可能なので、低レベルの将軍の経験稼ぎにも向いています。
また、司令部に工兵を配備して、派遣せずに司令部にとどめておくと、司令部が補給基地を作る際に消費する OP が軽減されます。
補給トラックが支援にいると、ターン開始時の OP/TP の回復量がアップします
けっこう馬鹿に出来ないので、入れる支援部隊に悩んだら、とりあえず補給トラックにするのもお勧めです。
基本的には、攻撃部隊が2つと歩兵部隊が1つの組み合わせがバランスが取れています。
レベルが低い将軍は、歩兵にした方が都市占領でレベルを上げられますし、編成もしやすいです。
歩兵は生産しやすく数がそろうので、レベルアップのために歩兵主体で攻めて占領しながら戦い、ある程度戦ったら撤退して、将軍の経験値稼ぎをする、という方法もあります。
歩兵に野砲を加えて砲兵にして、敵を混乱させる役にするのも有用です。
75mm砲は移動属性が 「徒歩」 なので、そのまま川などを渡ることも出来ます。
105mm砲は移動属性が 「馬匹」 なので、川は渡れなくなりますので注意して下さい。
火炎放射戦車は強力な対人兵器で、装備に必要な EP も低めなので編成しやすい兵器です。
このゲームは都市や森、要塞に入った歩兵はかなり硬いので、それらを倒すのに有用です。
ただし、射程がないので戦車相手に使うと攻撃が遅くて大きなダメージを受けるのが難点。
相手の行動を封じて使うか、「火力支援」 で使うようにするのが有効です。

火炎放射戦車があるゲームは珍しい。
陣地や建物の歩兵をあぶり出すために使われた、
拠点攻略用の兵器です。
支援部隊は、師団全体の攻撃力・防御力をアップさせる効果もあります
よって、支援部隊を使う戦術のない将軍でも、支援部隊が強力な方が攻撃・防御はすこし上がります。
EP が少なく攻撃力のある火炎放射戦車などは、攻撃力の底上げに向いています。
火力支援は主力部隊がピンチの時に、支援部隊にダメージを肩代わりして貰うのにも使えます。
この場合、支援には防御力の高い部隊を配備しておく必要があります
支援反撃を防御に使う場合も同様です。 編成の際に、組み合わせを考えておきましょう。
歩兵の支援に重装甲の兵器を置き、歩兵で占領しつつ、攻撃されたら装甲で守るという手もあります。
88mm高射砲は、対空兵器ではありますが、強力な対装甲攻撃力も持ちます
EP が 7 なので簡単には配備できませんが、EP に余裕が出来たら火力支援に使う事もできます。
エリアの対空力を高めるのにも必要なので、多めに生産しておきましょう。
なお、エリアの対空力を高めておくと、侵攻を受けたときの開始時の空戦(制空権)で有利になります
敵の空軍力が強くなってきたら、支援部隊に対空砲を混ぜておきましょう。
対空砲がある部隊が空から攻撃を受けると、敵の航空機に大きなダメージを与えることが出来ます
ただ敵も対空兵器のない部隊を狙ってくるので、対空兵器のある部隊を前に出して囮にするなどして使用してください。
「制空権」がない戦いは勝てません! 航空機の生産は優先して行って下さい。
軍団長の航空機の配備を、2つとも戦闘機にしてしまう手もあります。
爆撃機が活躍できるのは制空権があってこそなので、基本的には戦闘機を優先しましょう。
表示される兵器の在庫数は 999 が最高ですが、実際にはそれ以上ストックされます
在庫が 999 になっても、ちゃんとそれ以上増えているので安心して下さい。
戦略シーンで侵攻を行うとき、L2/R2 ボタンで制限ターンを選択できます
「長期戦」を選択すれば、30ターンまで戦えますが、石油の消費が多くなります。 短期戦ならその逆です。
状況に合わせて選択しましょう。
軍団に所属している師団を交換する 「師団移動」 のコマンドがあるのを忘れないように。
これを使えば、疲弊している師団を入れ替えたりできます。
師団移動を行った軍団は行動済みになりますが、すでに行動済みの軍団でも師団移動は可能です。
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