電撃戦と失われた勝利の相違点

このページでは、「スタンダード大戦略電撃戦」 と、「スタンダード大戦略失われた勝利」 のルールの違いについて解説しています。

「電撃戦」 と 「失われた勝利」 は 前編・後編 の関係にあるものであり、基本的には同じルールです。
しかし、細かい点で変更になっている部分があり、そのうちのいくつかは戦略面にも影響を及ぼしています。

また、「撤退戦」 の存在など 「失われた勝利」 で新たに追加された仕様もあります。

このページでは、そうした 「電撃戦」 と 「失われた勝利」 の相違点を説明しています。
電撃戦(スタンダード大戦略)の基本ルール解説と合わせて、説明書の補足としてもご覧下さい)


ドイツ敗戦前の状況を再現する 「撤退戦」 の登場!!

まずはこれから説明しなければならないでしょう。 新しい戦い 「撤退戦」 です!
「電撃戦」 の時から存在する 「進攻戦」 では、各マップは最初、全て敵の占領地であり、ステージをクリアする事でその場所が自軍の占領地に変わっていきました。
逆に 「失われた勝利」 で登場する 「撤退戦」 では、最初は全て自軍の占領地であり、ステージをクリアすると逆にその場所が敵に占領されてしまいます!
つまり、敵の進攻によって自軍はどんどん追い詰められていきます!

ステージ内の構成も、敵を撃破したり敵首都を占領したりするのではなく、敗走する味方を援護するとか、包囲された味方を救出するなど、圧倒的な敵軍の前に立ち塞がって味方を救援するステージが多くなります。
これらのステージでは、クリア条件さえ満たせば敵を撃破・占領しなくてもクリアとなります。
撤退戦
勝利条件は、敵を倒すのではなく、味方を逃がす事!?
まったく新しい展開が繰り広げられます。
よって戦い方も、従来の大戦略シリーズとは全く異なる新しいものとなります!

落日の帝国の中、次々と倒れていく味方を前に、必死の防戦を繰り広げる戦い・・・
「失われた勝利」 の名に相応しい戦いと言えますね。 もちろん、展開によっては勝利する事も可能です。


ユニット出撃可能なターン数が変更!

「電撃戦」 と 「失われた勝利」 の最も大きなルールの違いがコレでしょう!
「失われた勝利」 では、ユニットを配置できるようになるターン数が電撃戦とは大きく変わりました!

7ターンも配備不可!
離脱と予備兵力が重要に!
前のステージで出撃させて、次のマップに離脱しなかったユニットは、次のステージで配置出来るようになるのにかなり時間がかかります!

前のステージで 「離脱」 したユニットは、次のステージは 「配備ターン」 から配置できます。
前のステージで使わなかったユニットは、1ターン目から配置できます。 ここまでは 「電撃戦」 と同じです。
しかし、前のステージで使っていて、離脱せずに残っていたユニットは、「前のステージのクリアターン÷5」 ターンが過ぎるまで出撃できません!(端数は繰り上げ)
前のステージを 20 ターンでクリアしていた場合は、4ターン目にならないと出撃できません。
さらに、前のステージで出撃し、その後に 「帰投」 で帰還していたユニットは、「前ステージのクリアターン÷2」 ターンが経過しないと出撃できません!
前のステージを 20 ターンでクリアしていた場合は、次は 10 ターン目からの出撃となります!

この影響で、今作ではユニットを 「離脱」 させておくことがより重要になりました。
また、前作よりユニットが足りなくなりがちになるので、よく使うユニットは多めに保持しておくことも必要になっています。 重要な変更点なので、よく覚えておくようにしましょう!

なお、シナリオ開始時の最初のマップと、引き分けで再戦になった場合は、前作同様、全ての兵器が配備ターンから出撃可能です。


クリア条件を満たしても、ターン終了まで離脱が可能!

前作ではクリア条件を満たしたら、その瞬間にステージが終わってしまいました。
よって、敵の首都を占領する前に、離脱させたいユニットは先に離脱を終わらせておかなければなりませんでした。
しかし 「失われた勝利」 では、勝利条件を満たしても、そのターンを終えないとステージクリアとはならなくなりました。
この変更のおかげで、クリアしたターンに多くのユニットを離脱させる事が可能になっていて、前作よりも離脱しやすくなっています!

最後にまとめて離脱が可能
戦車も離脱させやすくなりました
今作では離脱がより重要になっているので、これは嬉しい変更点ですね。


ユニット回復力が前よりアップ!

「失われた勝利」 では、「電撃戦」 の時よりもユニットの耐久値の回復量が多くなっています。
各ユニットにはマスクデータ(公表されていないデータ)として 「補充値」 が存在し、 ユニットごとに回復する耐久値の量が異なっているのですが、この補充値が全体的に増やされたのか、失われた勝利では前より多めに回復するようになっています!
例えば、生産性の高い 「3号突撃砲」 なんかだと、1ターンに 20 以上も耐久値が
回復する事があります! (バラつきが多いので、1ケタの事もありますが・・・)
他に、歩兵なども回復量がかなり増加しています。

駆逐戦車は作りやすい!
生産・配備が可能な場所なら、
回復量はさらにアップします。

この変化は、喜んでばかりもいられません。 敵も同じだからです。
「失われた勝利」 では生産された敵ユニットが前よりも早いペースで出撃してくるので、敵の生産拠点を押さえる(上にユニットを置いて出撃の邪魔をする)事がより重要になっています。


対空砲が、前よりよく当たる!?

「スタンダード大戦略」 の対空兵器(地上ユニットの対空機銃や高射砲)は、敵の航空機が地上攻撃を行った際に、自動で反撃を行う 「自動迎撃システム」 になっていますが・・・ 命中率が低くて、あまり当たりませんでした。
が、「失われた勝利」 では命中率が全体的に上がっていて、前よりも当たります!
歩兵の機銃さえも結構当たります!
このため、Bf 110C などの回避が低めのユニットは、地上攻撃の際にダメージを受けやすくなりました。
状況によっては、攻撃力よりも回避力を優先して攻撃するユニットを選んだ方がいい ケースもあります。 以前よりも対空砲火には注意しましょう。

でもやっぱり命中は今ひとつ。
自分で使うには、
イマイチ頼りになりません・・・


後半要注意! ユニットの 「重量」!

別にルールが変わった訳ではないのですが・・・ 「電撃戦」 ではあまり気にならなかったけど、「失われた勝利」 ではとにかく注意しなければならないのが 「重量」 です!

「失われた勝利」 では、「ティーガー」 や 「ヤークトパンター」、「エレファント」 などの、強力だけど重い戦車が数多く登場します。
そしてスタンダード大戦略では、橋の 「耐久値」 より重いユニットは、その橋を渡る事が出来ません!
さらに重過ぎるユニットは、雨が降って泥道にハマって動けないとか、荒地を走ることができないという事さえあります!

重過ぎのエレファント君。
重戦車が多い 「失われた勝利」 では
橋の耐久値に要注意!

基本的に、進軍する際に実用的に使える戦車の重量は 50 までです。
耐久値が 50 を超える橋は数が少ないからで、それ以上の重量のユニットは拠点防衛のみに使うか、進軍路を選ばなければなりません。
重戦車が登場した後は、目的地までにどの橋を渡らなければならないのか、その橋の耐久値はいくらか、その橋を渡れるユニットはどれなのか、などを考えてから使うユニットを決めた方がいいでしょう。
工作車を使って橋の耐久値を上げる事も出来ますが・・・ それよりは、軽い戦車を使った方が早いですね。


コンピューターのターンに、全滅部隊の報告が!

これは地味だけど嬉しい変更点。
「失われた勝利」 では、敵のターンの攻撃でプレイヤーの
部隊が全滅した時に 「○○が全滅だ!(ガシャーン)」 と 報告&効果音が出るようになりました!

グデーリアン様からショックな一言。
でも全滅報告はかなりありがたいです。
「電撃戦」 の時は何も報告がなかったので、やられた部隊に気付かなかったりしたのですが、今回は見逃す事はありません。
これでより戦況もチェックしやすくなり、とにかく便利です。


生産可能拠点名前青色表示

「スタンダード大戦略」 では、首都から5マス以内の都市や空港や補給地で、ユニットの生産や配置が可能です。
この生産可能な拠点は、今作では名前が青色で表示されるようになりました。
「進攻戦」 では自軍の生産拠点は常にマップ端の接続地点なので、名前の色はあまり気にする必要はないのですが、失われた勝利で登場した 「撤退戦」 では、必ず自軍の首都とその周辺が生産拠点となるので、都市名の色分けが便利なものとなります。
都市の上にユニットがいる場合は、R2 ボタンを押せば都市名が表示されます。

首都は赤、生産拠点は青、
生産できない首都は黄です

また、「首都から5マス以内の都市や空港や補給地でユニットの生産や配置が可能」 という事は・・・
首都から5マス以内に工作車で空港や補給地を作ると、そこからユニットの出撃が出来るという事でもあります。
これは撤退戦において、重要なポイントとなる場合もあるので覚えておきましょう。


●その他の主な変更点
他にもいくつか変更点があります。 それらをまとめてご紹介しましょう。

■ 「開発表」 のアニメーションを OFF に出来るようになった。

とにかく評判の悪かった 「電撃戦」 の 「開発表」 を表示する際の UFO キャッチャーのようなアニメーション。
今回はオプションで OFF に出来ます。
開発表の表示がサクサク出来るようになるので、すぐ OFF にしておくのがお勧め!
列車軍艦の生産は、シナリオ開始時にしか行えない。

今回、列車と軍艦はシナリオ開始時の 「製造」 コマンドでしか作れなくなりました。
ステージ中には作れませんので、忘れずにシナリオ開始前に作っておきましょう。
他に、ゲーム後半に登場する 「防空戦闘機」 も(普通は)シナリオ開始前にしか作れません。
戦闘前/後のロード画面に戦闘データが表示される。

「電撃戦」 では戦闘シーンを見る際の CD 読み込み時は真っ暗でしたが、「失われた勝利」 では戦闘に関するデータが表示されるようになりました。 多少は待ち時間の気がまぎれる・・・?
■ 一部兵器データが変更。

兵器データの一部が変更になっています。 レーダー装備の軍艦(ドイツだとビスマルク)は、索敵が大幅に増えて9になっています! また、一部の兵器の廃絶可能時期などが変更されました。
他に、兵器データではないのですが、廃絶兵器でも昇格が出来るようになっています。
味方の撤退方法
これは変更点ではなく、前作からそうだったのですが・・・ 知らない人もいるようなので、ここで注記を。
味方の軍団は、オプション画面の 「戦況表を表示する」 を選び、「特別」 のタブを選択して、軍団一覧が表示されている画面で任意の軍団を選んで ○ ボタンを押す事で、「撤収」 させる事が出来ます。
もし味方がどうしても邪魔な場合は、これで消す事が出来るので覚えておきましょう。
制限時間について
「失われた勝利」 の制限日数は、1945年12月31日 です。
これを過ぎると状況に関わらず、作戦遅延の責任を取らされてゲームオーバーとなります!
でも、今回の制限日数はかなり余裕があるので、「電撃戦」 の頃よりも気にする必要はなくなりました。
故意にずっと引き分けを繰り返し続けて、日数を大幅に進めまくったりしない限り大丈夫でしょう。

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