シナリオ1 軍事演習・前半



軍事演習」のシナリオは、文字通り本格的な戦いの前の訓練ステージです。
ステージは全部で9、それぞれ段階的にゲームのシステムを解説するものとなっています。
俗に言う「チュートリアル」というやつですね。
基本的なプレイ方法を簡単に説明して貰えます。

とは言え・・・ このゲームは複雑なシステムを持つ軍事シミュレーションゲームですから、このシリーズを始めてプレイする初心者の方にとっては軍事演習といえど難しいものであり、その説明も十分とは言えません。
軍事演習

そこでこのページでは、初心者の方にも理解しやすいようゲームのシステムや概要などを、さらに詳細に解説しながらステージ攻略を進めていきます。

軍事演習・1 占領

ゲームが始まると、すぐに教官役となる「グデーリアン大将」が色々と説明をしてくれます。
説明後、画面下に「□位置確認 △助言実行」とかのボタンの案内が出たら、素直に△ボタンを押して助言を実行してしまいましょう。
説明に従ってユニットが動き、さらに説明の続きをしてくれます。

○ボタンを押して自分で指示を出してもいいのですが、想定されている以外の行動を取らせると、以後の助言をしてくれなくなってしまいます。
なので軍事演習中は、出来るだけ助言に従うようにして下さい。

ユニットの行動が終わったら×ボタンを押して、さらに助言を聞いて下さい。
「このターンは終了だ」とか「このターンは見送ろう」と言っていたらSTARTボタンを押してターンを終了させましょう。

ステージ1はこの助言に従って行動していればすぐに終わります。
これらの教官の助言に関する操作は、「軍事演習」中はずっと同じなので覚えておきましょう。

このステージでは「占領」についての概略を説明してくれるはずです。
占領についてもう少し補則すると・・・ 占領は歩兵ユニットで「都市」や「空港」、「マップ外への接続拠点」などに対して行います。
都市や接続拠点には下の画像のように耐久度があり、歩兵で「占領」したり、後述する「地形攻撃」をする事で低下していきます。

耐久度
ですので、耐久度の高い都市は1度の占領で完全に制圧できるとは限りません。
また、占領には歩兵の武器の「弾」を消費するので、弾がなくなると占領が出来なくなります。
(歩兵は複数の武器を持っています。 よって、一部の武器の弾がなくなった場合は、占領はできますが占領力が落ちてしまいます)

占領した都市ではユニットの補給や修理(耐久力の回復)が行え、収入も増えます。
そして、敵の「首都」をすべて占領することで、その敵軍団を「降伏」させる事が出来ます。
「首都」は都市の名前が赤や黄色で表示されます。


また、ゲームが始まったら、□ボタンで設定画面を開き、プレイしやすいように設定を変更しておいた方がいいでしょう。 お勧めとしては・・・
 ・「全自動」の「占領」「工事」は「しない」に設定しておいた方がいいです。
 ・フェイズ開始時は、「天気予報を聞く」にした方がいいでしょう。
 ・「進入できない地形」は赤く表示する設定にしておきましょう。
 ・「格納している部隊」も「次部隊の候補」にした方がいいです。

まあ、設定はいつでも変えられるので、プレイしながらやりやすい設定に切り替えていきましょう。

軍事演習・2 輸送

前のステージをクリアしたとき、「オペルブリッツ」という輸送トラックを貰えたはずです。
軍事演習では、クリアした時にご褒美(?)として部隊の補充が受けられます。
(軍事演習以外のシナリオでは、規定のターン数以内にクリアしないと補充は受けられません)

このステージでは、輸送トラックである「オペル・ブリッツ」に歩兵を乗せて、素早く遠くに移動させる方法を説明してくれます。
その際、最初にこのオペルブリッツを「配置」する事になりますが、それについて補足説明しておきましょう。

「スタンダード大戦略」では、ユニットを都市や接続拠点に「格納」することが出来ます。
格納できる数は都市や接続拠点の耐久度によって異なります。
生産や配置が可能な拠点を選択すると右のような画面が表示されて、持っている部隊を「配置」したり、生産可能な部隊を「生産」したり出来ます。
右の画面の「保有部隊(画面左側)」の兵器を選択するとその兵器が格納庫に移動して、次のターンから使用できるようになります。
保有部隊の名前の横にある茶色や黄色のマークは経験値を表しています。
「生産可能部隊(画面右側)」を選択すれば、新たに生産(製造)が行われて、その兵器が格納庫に移動します。

ただし、そのマップの「最大配備数」を越えた数のユニットを配置・生産する事は出来ません。
例えば、軍事演習2では最大配備数が10なので、最大でも10ユニットまでしか使うことはできません。
すでに10ユニット配備している状態で、さらに別のユニットを配置および生産したい場合は、すでに配備されているユニットを配置・生産が出来る拠点に戻し、「帰投」を選んでください。
そうするとそのユニットは出撃していない状態に戻されて、別の兵器を配置・生産できます。
(いらないユニットなら、「処分」でなくしてしまっても構いません)

また、このゲームでは「生産」したばかりの兵器は、耐久が1しかありません。
つまり、作りたての状態ではよわよわで、まだ使えない訳ですね。
実際に出撃させられるのは、しばらくそのまま格納し続けて、耐久を増やしてからになりますので注意してください。

「配置」の場合、前に使っていたユニットをそのまま使えるので、経験値も引き継ぐ事が出来ます。
ただし、最初のターンに配置できるのは、前のステージでクリア前に「接続拠点」から「離脱」させておいたユニットのみです。
例えば、前のステージで歩兵を3つ生産していたとしても、そのうち1つしかクリア時に離脱していなければ、次のステージの最初のターン(配備ターン)に配置できるのは離脱した歩兵のみで、残りは次のターンからの配置となります。
これは後々のステージで重要になるルールなので覚えておいてください。


なお、最初から持っている歩兵はすでに経験値がMAXなので、「昇格」をしておきましょう!
「昇格」コマンドは都市にそのユニットが格納されている状態で選択できます。
「昇格」はこのシリーズでは「進化」とも呼ばれます。
これは経験値の貯まったユニットが、その経験値を使って上位の兵器にレベルアップするものです!
例えば歩兵なら、最初は弱い「狙撃兵分隊」ですが、経験値100で「狙撃兵分隊PzB装備」になることができ、さらに経験値200で馬で移動する「騎兵分隊」に昇格することができます!

「昇格」はこのゲームのユニットを成長させるポイントになるものなので、大切に使って経験値を貯めましょう!
ただ、昇格すると経験値を消費するので、ユニットは一時的に少し弱くなります。

この「軍事演習2」のステージも、指示通りにしていれば問題なくクリアできます。。
でも、せっかくなので新たに歩兵部隊を生産して、周辺都市を占領して経験値などを稼いでおくといいでしょう。

なお、もしやり方がよく解らなくてターンオーバー(終了日数オーバー)になってしまうと、このステージをやり直すことになります。
しかし、経験値などはそのまま残っていますので、無駄にはなりません。
作戦日数はそのまま経過してしまいますが、「軍事演習」のシナリオでは作戦日数にかなり余裕があるので、あわてなくても大丈夫です。
例えば、この軍事演習2と、次の軍事演習3が始まるまでには、1年の余裕があります。

軍事演習・3 索敵

このステージは開始時に次々と「新兵器開発の報告」が行われます。
ここでその兵器を○ボタンで「制式化」すると、以後その兵器を使えるようになります。
ここで登場する兵器は必要なものばかりですので、全部制式化してしまいましょう!
間違っても□ボタンで「破棄」してしまわないように。
×ボタンで「審議中」にすると、決定を後回しに出来ます。
なお、この開発報告で戦車の新開発が行われますが、まだこのステージでは戦車は使えません。

このステージは装甲車を使っての索敵が説明されます。
例によって、指示に従ってそれを実行していけば、敵を発見することが出来るでしょう。

なお、敵を発見しても、まだその敵兵器の正体がわからないうちは名前が「?」で表示されます。
これは戦闘を行い、かつ戦闘シーンを「表示する」にする事で、その敵を識別できます。
一度識別した兵器は、以後は名前が表示され、戦闘前には戦闘結果の予測なども表示されるようになります。

ちなみに、ここで登場する戦車はフランスの戦車です。
ハッキリ言って、メチャ強いです! 戦闘したらボコボコにされること請け合いなので、歩兵は迂回して敵の首都を目指しましょう。
このステージでは敵は動かないので、接近しなければOKです。

でも一度戦っておかないと敵の識別が出来ないので、適当なユニットで戦闘しておくのもいいでしょう。
その際は、戦闘前に「戦闘シーンを表示する」の設定にしておいてください。これはSELECTボタンで切り替えが可能です。
かっこいい3Dグラフィックの戦闘シーンが表示されるはずです!

ただ、3Dグラフィックの戦闘シーンは読み込み時間や表示時間が長いため、毎回表示させているとゲームの展開が非常に遅くなり、テンポが悪くなってしまいます・・・
戦闘シーンを表示すると、経験が少し多くなる、クリティカルヒットが出やすくなる&受けにくくなる、という特典も付くのですが、別にこの特典がなくても十分に戦えます。
普段は「表示しない」の設定にしておきましょう。
なお、うっかり「表示する」の設定のままターンを終了してしまった場合は、□ボタンを押しっぱなしにして下さい。
これで敵のターン中でもオプション画面が開き、設定をしなおす事が出来ます。


なお、このステージも、次のステージが始まるまで1年の余裕があります。
そのため、ここで歩兵をたくさん生産しておき、わざとターンオーバー(作戦終了日数オーバー)をしてこのステージを繰り返しながら、歩兵に都市の占領をさせまくって経験値を稼ぐ、という事も可能です。
同じステージ・同じ行動の繰り返しはハッキリ言って疲れますし、そこまでやらなくてもこのゲームは十分クリアできますので、あまり推奨はしませんが、ここで「騎兵分隊」をたくさん作っておけば確かにゲームはラクになります。
自信のない方は、ここで文字通りの「軍事演習」を繰り返しておくのもいいかも・・・?

実はこのゲームで一番使えるやつかも・・・
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