Fire Captain 防災基礎(基本操作方法)

このページでは 「ファイアーキャプテン(1・2)」 の基本的な操作方法と、消火活動および人命救助に関する基本的な要素を説明しています。
操作方法は説明書にも書いてありますが、無料体験版 だと表示が英語であるため、操作について解らない部分もあると思いますので、このページを参考にして下さい。
と言っても、このゲームの操作は簡単なので、特に悩むようなものではないですけどね。

ゲームの基本は左クリックで選択、右クリックで行動です。
ユニット(消防士や消防車)を左クリックするとそのユニットが選択され、右クリックで指定の場所に移動したり、その場所で消火活動を行ったりします。
画面下部にはユニットの一覧表があり、この一覧表のユニットをクリックしても、そのユニットが選択された状態になります。
右クリックした先が地面なら、その場所に移動。
右クリックした場所が炎なら、その炎の消火活動を行います。
ドアならドアを開けますし、一般人なら救助を行います。 つまり右クリックでほとんどの事は OK です。
ユニットには、2つのバーグラフが表示されています。
このうち、上はライフ(耐久力)、下は消火剤(水など)です。
火に巻き込まれたりするとライフが減り、なくなると人は死んでしまい、車両は破壊されてしまいます。
「水」 はなくなると消火活動が出来ません。 なくなったら補給する必要があります。
消防士のライフは救急車に戻る事で治療可能で、水は消防車で補給することが出来ます。
なお、一覧表で 「」 マークが付いているユニットは、行動を終えて待機状態にあります。
要するに何もしてません! サボってます! すぐ命令を与えましょう。^^;
炎がユニットの近くにあれば、次々と自動で消火活動をし続けてくれますが、周辺一体の火が全て消えた場合は待機状態になりますので、次の現場を指示して下さい。
「消防士」 をクリックすると、右のようなコマンドパネルが表示されます。
ここで、やりたい行動を選択する事も出来るのですが・・・
前述したように右クリックでほとんどの作業が出来るので、わざわざパネルを使う必要はあまりありません。(^^;
重要なのはパネルの右側、3つの「行動方針」です。

(自動補給は右クリックで変更、初期は ON です)
英雄的行動」 「行動的」 「防衛的」 の3つがあり、普通は真ん中に設定されています。
「防衛的」 にすると、その場所からほとんど動こうとしません。 移動しながらの消火は行わず、ダメージの回避を優先します。 これは大きなダメージを受けた消防士に取らせるといいでしょう。
逆に 「英雄的行動」 にすると、消防士は業火もなんのその、命令を実行するために炎の中に突っ込んでいきます!
火に包まれた部屋の中で人が倒れている時や、出口が火で塞がれてしまった時などには、この英雄的行動で強行突破する必要もあります!
「行動方針」 は有効に使うことでピンチを脱する事が出来るので、うまく利用しましょう。

ユニットは消防士だけではありません。 消防車や救急車、救急救命士などもいます。
白い服を着ている人は 「救急救命士」 です。
この隊員は 「治療」 を行う事が出来ます。
治療を行うと、相手のライフが全快し、倒れている人は自分で起き上がります。

倒れている人を救助しようとすると担いで運ぶので移動に時間がかかりますが、起きている人に声をかければ後から付いてきてくれるので移動が早くなり、また複数の人を同時に連れて歩く事も出来ます。
ライフの減った消防士の治療もその場で行えます。
倒れている人を右クリックすると担いで運ぼうとするので、先に治療をしたい時はコマンドパネルから 「治療」 のボタンを選択して、対象の人を左クリックしてください。
一部の行動はこのように、コマンドパネルを使う必要があります。
倒れていない消防士などを治療する時は、ただ右クリックするだけでも行えます。
(直接クリックしてもいいし、ユニット一覧表で対象の相手のアイコンを右クリックしても OK です)
なお、救急救命士は消火活動も行えますが、消火力は消防士には劣ります。
また 「破壊」 が出来ないので、窓を割ったり、ドアやシャッターを壊して開けたりはできません。

隊員の行動の中心となるのが、「消防車(ポンプ車)」です!
消防車(ポンプ車)はそれ自体が強力な消火ユニットであると同時に消防士の補給基地にもなります。
消防士は水がなくなったら、この消防車に戻って補給しなければなりません。
この 「補給」 は通常は自動で行われ、消防士は水がなくなると最寄りの消防車に戻り、水を補給して、元いた現場に戻ります。
消防士を選び消防車の車体を右クリックする事で、任意に補給させる事も出来ます。
また、車両の前の方を右クリックすると、乗り込んで移動する事も出来ます。
降車は乗っている車両を選んで、コマンドパネルの矢印のアイコンを押してください。
消防車の水がなくなった時は、マップ内にある 「消火栓」 から水の補給を行う必要があります。
消火栓の場所はステージ開始時のブリーフィング画面で丸い水色のマークで表示されます。

消防車が消火栓に近づくと右の画像のようなラインが引かれ補給状態である事が示されます。
消火栓の近くに消防車を止めていれば、消防車が水切れを起こす心配はありません。
しかし消火栓から離れて消火作業を行っていると、消防車の水はなくなっていき、水が全てなくなると消防士への水の補給も行えません。
その時は、すぐに消火栓の場所に戻って補給して下さい。
ポンプ車は室内や狭い場所には入れませんが、その消火力は消防士の比ではありません!
いわば消防の 「戦車」 です。 強力なその威力をうまく活用しましょう!

消火の移動基地が消防車なら、人命救助の移動基地が 「救急車」 です。
救助された人は、すべてこの救急車に運び込まれます。
よって、救助場所に出来るだけ近いところに救急車は移動させておきましょう。
消火活動は行えないので頻繁に操る事はありませんが、隊員がこの救急車の(後部の)車体を右クリックすれば、「治療」 を受けてライフを回復する事が出来ます。
また、消防車と同じように乗って移動する事も可能です。
なお、立っている一般人は、消防車が近くにあれば自分で中に乗り込んでくれます。

次に、複数のユニットをまとめて選択する方法を説明しましょう。
マウスの左ボタンをドラッグ(左クリックしながら移動)させると、四角い枠が表示されます。
この枠の中に入っているユニットはまとめて選択されます。
また、CTRL キーを押しながら選択しても、複数のユニットを選択状態にする事が出来ます。
この状態で命令を出せば、複数のユニットにまとめて命令を出せます。
一般的な RTS の操作方法と同じですね。
複数のユニットが選択されている状態で CTRL+数字キー を押すと、そのユニットが 「グループ化」 されます。
グループ化されたユニットは、数字キーを押すだけでまとめて選択された状態になります。
さらにグループを選択している状態で CTRL を押しながらユニットを左クリックすると、そのグループへの加入/除外が出来ます。

最後に、システム的な操作を。
マウスのホイールをまわすと、画面を拡大/縮小します。
また、マウスのホイールを押したまま左右にマウスを動かす事で、画面を回転させる事が出来ます。
これは、建物の中や狭い場所に入る事も多いこのゲームでは結構重要です!
周囲を把握したい時はズームアウト、入り組んでいる場所ではズームインなど、うまく使い分けるとプレイしやすくなります。
キーボードで 「P」 キーを押すとポーズ(一時停止)します。
ポーズ中にも指示が出せますし、じっくり考えたい時にも使えますね。
また、「ALT+右クリック」 で、「英雄的行動でコマンドを実行」 します。
入り口が炎に包まれた建物の中に突入する時などに、素早く実行できます。
また、「B+ドアを右クリック」 で、ドアを開けるのではなく、ドアを破壊します。
ドアの破壊は・・・ 「バックドラフト」 という、特定条件で発生する事故を防止するのに使います。

ユニットにはまだまだ多数のものが存在し、各ステージに登場してきますが、全ステージを通じて登場する基本のユニットはここで紹介したものです。
やってみれば大体わかると思います!
うまくユニットを操作して、大火災に立ち向かいましょう!
ちなみに、製品版には訓練学校を模した 「チュートリアル」 があるので、ここをプレイする事で操作を解りやすく学ぶ事が出来ます。
(ファイアーキャプテン2にもチュートリアルは付いています)