Fire Captain 危険対策室

このページでは 「ファイアーキャプテン」 のゲーム中に発生する、
様々な 「危険現象」、および 「二次災害」 について解説しています。
火災の発生によって通常は起こらない様々な現象が起こり、災害はさらに悪化していきます。
しかし、それらは未然に防ぐ事が可能なものがほとんどで、しっかりとした対処を行えば、被害を最小限に食い止める事が可能です。
そのためには、火災によって起こる現象がどういう状況で発生するのか理解しておく事が大切です。
ここでは、その災害の種類と、対処法を解説していきましょう。

 【 放射熱 】
炎から発せられる最も一般的な危険要因は 「」 です!
画面では解りにくいのですが、炎は全て熱を発しており、周りのものを燃やしていきます。
ゲームに登場する物には全て、「発火する温度」 と 「放熱範囲」 が定められています。
例えば、本棚や樹木は非常に燃えやすく、ある程度の温度ですぐに発火してしまいます。
また、燃えた時の 「火の激しさ」 も物によって異なり、大きな木のような背が高くて大きい物体ほど、燃え始めると広い範囲に高熱を発します。
ゲーム中には炎をクリックする事で、右の画像のように高温の範囲が表示されますが、実際にはさらに広い範囲に熱を発していると思ってください。
炎をクリックすると表示される円形の高熱範囲は、その中にいるとダメージを受けてしまう範囲です。
消防士は耐熱服を着ているのである程度のダメージは耐えられますが、この中にいると徐々にライフが削られていきます。
そして炎の熱によって、さらに周囲にある別の物が燃えていきます。
炎との距離が離れていても、放射熱にさらされ続けていれば、やがて燃えてしまいます。
ですので消火する時は、放射熱による火災が広がらないよう、火の海の外側から消していきましょう。

 【 自動車の爆発 】
このゲームで最も頻発する 「二次災害」 が、自動車が炎上する事による爆発です!
車が爆発するとさらに周囲に火災が飛び火して、連鎖的な災害を引き起こしていきます!
このゲームの自動車は見た目は1つの物ですが、実際には
5つのパーツ(発火点)を持っています。

自動車の車体と、4つのタイヤです。
(トレーラーなどの大型車は多くのタイヤを持ちます)
車に火が付く時は、まず発火しやすいタイヤが燃え始め、それから車体に火が付きます。
車体に火が付くと黄色のバーで耐久力が表示され、その耐久力がなくなると・・・ 爆発炎上します!!

しかし、車体は爆発するまでしばらく間がありますから、急いで消火すれば爆発を抑える事も出来ます。
道路に並んで駐車してある車の1つが爆発すると、次々と連鎖して車が爆発していきます!
また、駐車場があるステージでは、1つが爆発すればやはり他の車に引火していきます。
車の爆発は大きな延焼に繋がる一番の要因ですので、十分注意しておきましょう!

 【 導火線 】
「導火線」 という表現は、このサイトで独自に呼んでいるものですが・・・
要するに、火が伝道していく 「道」 の事で、これはゲームを攻略する上で非常に重要な要素です。
例えば、右の画像の左上の火災が広がると、道に止まっているフォークリフトに燃え移ります。
そしてフォークリフトが爆発・炎上すると、爆発の放射熱と飛び火によって、右下に見える木々に炎が燃え移ります。
この場合、フォークリフトが火の通り道、つまり 「導火線」 になる訳です。
そして、このフォークリフトの爆発・炎上を防止する事が出来れば、右下の木々には火災が広がりません。

どれが導火線になり得るのかを把握し、そこで火災の延焼を防止する事が、攻略の重要なポイントとなります!
ベンチや植木が並んでいたり、縦列駐車された車が並んでいる場合、それが火の通り道となって火災が広がっていく可能性があります。
どこで火災を食い止められるのか、その判断が鎮火と高評価に繋がります。

 【 フラッシュオーバー 】
激しい火災が生じると、高温のガスや煙が発生します。
これが室内に溜まっていくと、その煙の熱によって燃えやすいものが発火し、直接火にさらされていなくても新たな火災が発生してしまいます。
これが 「フラッシュオーバー」 と呼ばれる現象です。
フラッシュオーバーは高温の煙が充満する事で引き起こされる現象ですから、防ぐ方法はズバリ 「換気すること」 です!
窓ガラスを割って煙を外に出すのが最も有効な対処法であり、密室を作らない事が大切です。

近くで火災が起こっている部屋では、部屋の中が直接燃えていなくても煙が充満していきます。
どのぐらい煙が充満しているかは見れば解ります。
煙が許容量を超えると部屋の中が発火し、そのまま火災に繋がりますから、建物で火災が起こったらまずやるべき事は、消火・人命救助、そして窓を割って 「換気」 する事です!
建物の中には、「換気扇」 が付いている所もあります。
こうした建物では、換気扇を ON にすることでもフラッシュオーバーを防ぐ事が可能です。
ただ、大きな建物の中には、窓も換気扇もない部屋があるところもあります・・・ こうした場所ではフラッシュオーバーを防ぐのは難しいので、延焼を防ぐのが第一となります。

 【 バックドラフト 】
密閉された室内で激しい火災が起こり続けると、部屋の中の酸素がなくなって、火がくすぶった状態になります。
この部屋に、ドアを開けるなどして急激に酸素を送り込むと、炎が息を吹き返して爆炎が発生!!
これが映画の題名にもなった非常に危険な現象 「バックドラフト」 です!
バックドラフトが発生して消防士が巻き込まれると大ダメージを受けてしまいます!
受けるダメージは難易度により異なりますが、上級だと即死の危険もあります!
死ななかった時でもその場でダウンしてしまう事が多いので、急いで治療するか他の隊員で運び出さなくてはなりません。

ドアの隙間から黄色がかった煙が出ていると、部屋の中が  バックドラフトが発生する状態になっているのですが・・・
ズームしてよーく見ないと解らず、判別はしにくいです。
(ファイアーキャプテン2は、1よりは判別しやすくなりました)
バックドラフトの状態の部屋でも、ドアを 「壊して」 開ければ、少しずつ酸素が送り込まれてバックドラフトを防げるので、危ない部屋のドアは壊して開けるのが基本です。
普通にドアを右クリックすると開けてしまうので、消防士を選んでパネルから 「壊す」 のアイコンを選択し、ドアをクリックしてください。
でも、バックドラフトを防ぐ一番の方法は、密室を作らない事です!
ですので、火災が起こっている建物のドアは早めに開けておき、バックドラフトの発生する要因を予めなくしておきましょう。

 【 燃料火災・化学火災 】
特定のステージでは、ガソリンや可燃物質などの 」 による火災が発生します。
これらの火災は水ではまともに消火できません!
消火泡」 を装備した化学機動隊員などの消防士に消火させる必要があります。
通常の火災と燃料火災は炎の色が違うので判別できます。
普通の火災はややオレンジ色(画像上側)で化学火災は濃い赤色(画像下側)をしています。
燃料火災が起こるステージでは必ず消火泡を装備した隊員と、その消火・補給車両である 「化学車」 が登場しますので、これで手分けして消火活動を行いましょう。

燃料火災は消火泡さえ使えば、通常の火災よりも早く消火する事が可能です。
また、消防士はポンプ車と化学車、それぞれで補給を行う事で、装備している消化剤の入れ替えが可能です。
他に、火災には 「電気火災」 があります。
これは電気を帯びた炎で、水で消そうとすると消防士が感電してしまいますが、電源を切れば普通通りに消火する事が可能です。

 【 建物の倒壊 】
いくつかのステージでは、倒壊する危険のある建物が登場します。
こうした建物には黄色の 「耐久力バー」 が表示されます。
ステージによっては、建物を支える支柱に 「耐久力バー」 が付いている場合もあります。
火災によって建物が燃え続けると、この耐久力バーがどんどん落ちていきます。
そして耐久力が無くなると・・・ 轟音と共に建物が倒壊!
そしてもし中に人がいると、その人はペシャンコになってしまいます!
建物はもちろん、消火して倒壊を防いだ方が高評価に繋がりますが、無理をしてペシャンコになったら最悪です!
ヤバイ建物からは急いで脱出してください!
倒壊する前には警告が表示され、また建物の中には煙(粉塵?)が一斉に充満し始めます。
警告から倒壊まではかなり早いので、急がないと間に合いません! と言うより、耐久力に注意して、警告が出る前に早めの退避を心がけてください。

複数のステージで共通して発生する現象・災害は以上のものです。
しかし他にも、各ステージで固有の災害や思わぬトラブルが発生します。
また、それらに対処するための様々なユニットや隊員も存在します。
とにかく、災害が発生した時には慌てないのが一番です!
トラブルを切り抜けるにはどうすればいいのかを判断し、ユニットを有効活用して乗り切りましょう!